日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

生活・娯楽

日本の未来の未来は今にあり

ゆで方一つ取っても、家庭料理の奥は深い。ごちそうである必要はない。でも、毎日食べても飽きない味。まさに暮らしの中にあるのが家庭料理である。料理研究家・土井善晴さんがコラム記事に書かれていた。 見た目や技にとらわれず、ただ一生懸命作り続ければ…

普通でないから工夫で共感を

それさえ実現できれば、世の中のほとんどの問題が解決するのだ・・と。小説『ディーセント・ワーク・ガーディアン』(沢村凛さん著)にて、労働基準監督官の主人公が語る。 それは、<誰でもが、普通に働いて、普通に暮らせる>ということである。 メジャーデ…

知的作業とは調べることから

今、大活躍中のソメイヨシノは一代限りの交配種で、種から成長させても同じ桜にはならない。そのため、接ぎ木で増やしてきたものなのだという。人為的に時間をかけてあれほどの数にしたと思えば感慨深いものがある。 民俗学者・柳田国男さんの説にある。<江…

桜の下のその風景に笑顔あり

桜の下で、子どもたちは水遊びをしたり、とても暖かな春の陽気だった。昨日のお花見から5日前は雪だった。そのギャップがすごい。 歳時記では、“春の雨”と“春雨”を区別するという。“春の雨”は冬の名残りの冷たい雨をも含み、“春雨”は春の後半にしっとり降る…

春が眠いことにも理由はある

10代で熱心に聴いた曲は年齢を重ねても耳に快く響くらしい。たしかに、たまに行くスナックでも、古い歌が根強く歌われている。いい歳の我々が聴いても懐メロなのだから、歌の生命力はたいしたものだ。 高齢者を支えるイベントとして、昭和に流行した“歌声…

星送りと危険なピースサイン

“星送り”という美しい言葉はその昔、放送局で使われたらしい。内輪で、衛星中継のことをそう呼んだとのこと。“星移り”という言葉もある。「歳月が流れ・・」などに使われ、これまた美しい。 「“井戸塀(いどべい)”代議士」なる言葉もあるようだ。代議士が付くと、…

時間は取捨選択で見える化を

昔の新聞の文字は今よりはるかに小さかった。読者の要望により何度か文字を大きくしている。記者側からみると、載せられる記事量が減ることへの抵抗感はあるようだ。 大きくなったときには読みやすく感じても、いつのまにか裸眼では読みにくくなっている。思…

今までの流れが入れ替わる時

そのビールの登場はバブル真っ盛りの1987年だという。スーパードライ(アサヒビール)である。元祖“辛口”といわれ、今も進化を続ける。 それまで、ビールの王者はキリンビールの“ラガー”であった。“夕日ビール”などと茶化されていたアサヒは、起死回生を目…

わかっているけどヨッパライ

作家のサマセット・モームさんは、“生涯最高の感激は何だったか”と晩年に問われ、「あなたの小説を一度も辞書の世話にならずに読んだ」との手紙を、戦場の兵士からもらった時だ、と応えた。 毎回、駄文を連ねる私にもその意味がよくわかる。読む人が“むずかし…

ライフスタイルによる動向は

最近、深夜の徘徊をしていないが、ファミレスなど外食チェーンの24時間営業中止が広がっているそうだ。ライフスタイルの変化による客の減少や、働き手の確保の難しさが背景にある。 全国に約220店舗の「ロイヤルホスト」は昨年2月から24時間営業の店が…

会話を楽しむことは同じでも

ついこの間のことだと思っていたが、若者を中心によく使われた“KY式日本語”も10年前の話らしい。代表的な「KY」(空気読めない)などと今 口走ったら、若者たちから口をきいてもらえなくなるだろう。 当時は“縮めに縮めた略語”を収めたミニ辞典も登場した…

身軽になるには持たないこと

ナルシシズムなる言葉の生みの親は心理学の祖・フロイトらしい。陶酔、自己愛がすぎて周りが見えなくなる精神状態のことだ。 一昨年、無料アプリ「NHKプロフェッショナル 私の流儀」が流行り、公開から約1か月で100万ダウンロードを突破したという。サ…

可愛げと強運、そして後姿。

「世の中の電話機は皆、母親の膝の上にあるのかな」と、主人公の男子高校生がぼやいて始まる小説『赤頭巾ちゃん気をつけて』は、(半世紀前に書かれた)庄司薫さんの芥川賞受賞作である。 ガールフレンドに電話すると、「どういうわけか、必ず“ママ"が出てくる」の…

アプリで結ばれる割り勘の客

“多い一言”があれば“余計な一言”もある。かつての舞台で「おまえはアホか」との“何げない一言”を突っ込まれた坂田利夫さん。「そうや、アホや」と自然体で認めてしまう。 客席がどっと沸いた。「あっ、これや!」と閃いた。[アホの坂田]が生まれた瞬間であり、人気…

正月ならではの よもやま話

今年こそはと、元旦に誓いをたてた方もおられよう。私の場合は、“3日坊主”で終わるため、とくには考えないことにしているが。 昔から「3」は最小を表す数であり、最大を表す数を「8」とされてきたらしい。「桃栗3年、柿8年」は有名だ。舟の船頭の格言にも「櫓(…

より深く知るためのメディア

“まさか”の語源には、目の前のことの「目(ま)先」だという説があるらしい。現実を表す言葉が、ありそうにない事象へと意味を転じたら不思議な気分になる。 <安倍さん得したよね。加計問題とか森友とか、関係ねぇ。相撲は強い。押し出しだよ>とテレビで切り捨…

助言やセルフはAIにお任せ

昨年、大手プロバイダーが15歳以上の男女にインターネット調査を行った。「AIに期待すること」の問いでは「コミュニケーション相手」とした人が32%。AIとの対話への期待は広がっている。わが家も、年末に2台のAIスピーカーと出会い、AIとの対話を堪能中…

数値化すると見えてくるもの

文章も数値化すると、余分な説明が省けて楽である。ネットの記事で日ハム・斎藤佑樹選手のことが端的に書かれていて感心した。 <5年連続年俸ダウン。直近5年で36試合4勝9敗防御率5.81。3500万→2800万→2500万→2300万→2000万→1…

思い出さないで このざまを

このざま(konozama)は、Amazonの後ろにokをつけ、逆さにして“konozama”と自虐する言葉らしい。今のような状況にピッタリである。 オンラインストア最大手のAmazonさんだが、商品入荷の見通しが立つ前に予約を受け付けているた…

我慢なく惜しむ人も形を好む

今は「我慢しない時代」なのらしい。音楽プロデューサー・松任谷正隆さんが、新聞コラムに記していた。 例えば、電話が一家に1台だった昔は電話がかかるたび親に干渉された。干渉をする親にしても電話のない時代は、手紙のやりとりで苦労した。差出人は誰か、…

気が付かねど聞けばなるほど

社員手帳を廃止する企業が少なくないという。 社員手帳の最盛期は平成の初めあたりで、昔から文具業界では“年玉(ねんぎょく)手帳”と呼ばれた。お年玉の時期に、社名入りタオルや暦とともに顧客に配られたことが由来のようだ。ルーツの一つは明治期、大蔵省が…

ほぼ必勝と言える精度の答え

「ドラえもん」で予言された道具が現実になり、使われているものは多いという。“糸なし糸電話”は(大ヒットの)携帯電話になり、スマホになると使い道がどんどん広がった。その機能には、“動画撮影アプリ”や“イージー特撮ビデオ”なども組み込まれた。 「正しい道…

寒中にして温かな“あの文化”

漢字テストの出題者が期待したのは“弱肉強食”だが、「◯肉◯食」の問いに“焼肉定食”との答えがあった。有名な話である。 「用意◯◯」だとどうだろう。その空欄へ迷わず“ドン”と解答した生徒がいたという。 漢字とは厄介なものなのか。 「侃々諤々(かんかんがくがく)」…

モノや情報で人とつながる今

昭和30年代のこと、某出版社が文学全集の刊行を企画した。松本清張さんの作品が議題にのぼったとき、編集委員の一人である三島由紀夫さんは言ったそうだ。「清張作品を入れるなら、私は編集委員を降りるし、わが作品の収録も断る」と。 純文学と大衆文学の壁…

無駄が粋でも若者言葉は省略

毒蝮三太夫さんは、永六輔さんがラジオの魅力を教えてくれた大恩人、と敬う。 1933年(昭和8年)東京生まれの永さんは、タレントや放送作家として活躍する一方、『上を向いて歩こう』などのヒット曲の作詞や、60年代後半からラジオで主に活動した。 音…

頭ではなく体で判断する時間

日本には二つの時刻制度が併存したという。 明治5年に新橋~横浜間に鉄道が開業してしばらく、鉄道は分単位で運行されたが、当時の人たちはまだ、一時“いっとき”(2時間)とか半時“はんとき”と、時間を数えていたそうだ。そして、日本人による最小単位の時間…

写真を撮るためのレコード店

アナログレコードの人気が若い世代を中心に復活しているらしい。昨日の読売新聞記事によれば、デジタル音源とちがう温かみのある音質で、“モノ”としての実感が良いという。 1970年代後半に最盛期だったレコードの国内生産枚数は年間約2億枚。しかし、8…

道を行く人々の顔は果たして

落語の枕などで聴く小咄である。 韋駄天(いだてん)と称される男が駆けていく。「泥棒を追いかけている」というが、逃げる泥棒は見あたらない。すでに追い抜いてしまい、その姿ははるかうしろにあったそうな。 物事、速く走ればいいというものでもないらしい。…

G・バットを好んだ文人たち

ゴールデンバットというタバコが発売されたのは1906年9月1日だという。店頭や自販機で見かけることがないため、今も健在なのかとネットで確認したところまだあるらしい。価格は290円に跳ね上がっているようだが。 今年で111年目になるゴールデンバ…

面白い話は やはりおもしろい

<勝ちに不思議な勝ちあり。負けに不思議な負けなし>。野村克也さんが監督時代から口癖のように語っていた言葉である。 映画界では、巨匠・黒澤明監督が言っていた。<良いシナリオから駄作が生まれることもあるが、悪いシナリオから傑作が生まれることはな…