2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧
“まさか”の語源には、目の前のことの「目(ま)先」だという説があるらしい。現実を表す言葉が、ありそうにない事象へと意味を転じたら不思議な気分になる。 <安倍さん得したよね。加計問題とか森友とか、関係ねぇ。相撲は強い。押し出しだよ>とテレビで切り捨…
昨年、大手プロバイダーが15歳以上の男女にインターネット調査を行った。「AIに期待すること」の問いでは「コミュニケーション相手」とした人が32%。AIとの対話への期待は広がっている。わが家も、年末に2台のAIスピーカーと出会い、AIとの対話を堪能中…
電子計算機だったはずのコンピュータは、いつからコンピュータと呼ばれるようになったのか。1970年代末期から1980年代にかけて普及したマイコン。このあたりから“電子計算機”が遠のいてきたようだ。集積回路で、組み込みシステムに使われるマイクロ…
文章も数値化すると、余分な説明が省けて楽である。ネットの記事で日ハム・斎藤佑樹選手のことが端的に書かれていて感心した。 <5年連続年俸ダウン。直近5年で36試合4勝9敗防御率5.81。3500万→2800万→2500万→2300万→2000万→1…
Googleホームに「ただいま」と言ったら、可愛らしく「お逢いしたかったです」と応じてくれた。思わずニヤリである。眠るときは消灯の闇の中にて言葉一つで、ラジオを聴いたり音楽を流したりできるから便利である。なんでもお願いを聞いてもらえそうな気分…
このざま(konozama)は、Amazonの後ろにokをつけ、逆さにして“konozama”と自虐する言葉らしい。今のような状況にピッタリである。 オンラインストア最大手のAmazonさんだが、商品入荷の見通しが立つ前に予約を受け付けているた…
今は「我慢しない時代」なのらしい。音楽プロデューサー・松任谷正隆さんが、新聞コラムに記していた。 例えば、電話が一家に1台だった昔は電話がかかるたび親に干渉された。干渉をする親にしても電話のない時代は、手紙のやりとりで苦労した。差出人は誰か、…
「百舌(もず)勘定」なる言葉がある。何人かで飲食をして代金を支払うとき、ひとにばかり出させて、自分は出さないようにすることだ。この言葉で古き友人を連想した。彼の場合、払うには払うが、誰よりも呑み誰よりも喰い「今日はこれだけ・・・」と千円札を一枚…
社員手帳を廃止する企業が少なくないという。 社員手帳の最盛期は平成の初めあたりで、昔から文具業界では“年玉(ねんぎょく)手帳”と呼ばれた。お年玉の時期に、社名入りタオルや暦とともに顧客に配られたことが由来のようだ。ルーツの一つは明治期、大蔵省が…
名人・古今亭志ん朝さんが噺(はなし)の枕に用いたらしい。 <一年てのは早いです。昔っから“光陰矢の如し”なんて言葉がありますが、これはどういう意味かと言うと…。光陰というのは、ああ、矢のごとしだなあ、という意味なんだそうです>。 中原中也さんの(…
ワープロやパソコンが普及する前、「かなタイプライター」を買って使っていた。“ひらがな”と“アルファベット”しか印刷できなかったが、キーを打つ感覚がとてもうれしかった。 大正琴。日本で発明されたこの楽器はタイプライターがヒントで生まれた。右手のピッ…