日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

相撲で学ぶ判断力の勘どころ

相変わらずの相撲人気である。大相撲初場所14日目・NHK総合の生中継で、前頭3枚目・栃ノ心が初優勝を飾った27日放送分は、平均視聴率が20.2%。翌日の千秋楽の生中継でも、平均視聴率が19.0%の高数字なのである。 相撲通の作家であった宮本徳…

身軽になるには持たないこと

ナルシシズムなる言葉の生みの親は心理学の祖・フロイトらしい。陶酔、自己愛がすぎて周りが見えなくなる精神状態のことだ。 一昨年、無料アプリ「NHKプロフェッショナル 私の流儀」が流行り、公開から約1か月で100万ダウンロードを突破したという。サ…

映画向きな情緒的時間帯とは

“深夜”のイメージは人それぞれでちがうだろう。飲み歩いていた頃は終電を意識する午後11時から午前0時過ぎくらいが深夜だった。今はもっと遅い時間になっている。 深夜に日付や曜日がからむと、その日が始まる午前0時から夜明け近くまでか、当日の夜遅く…

可愛げと強運、そして後姿。

「世の中の電話機は皆、母親の膝の上にあるのかな」と、主人公の男子高校生がぼやいて始まる小説『赤頭巾ちゃん気をつけて』は、(半世紀前に書かれた)庄司薫さんの芥川賞受賞作である。 ガールフレンドに電話すると、「どういうわけか、必ず“ママ"が出てくる」の…

スマホに頼るモチベーション

孤独こそは、考えを整理したり煮詰めたり、反省したり想像したりする“よすが”になるのかもしれぬ。社会学者のジグムント・バウマンさんは、人というもの携帯電子機器を持つことで“孤独という機会”を捨てると説いた。 スマホはそばにあるだけで注意が散漫にな…

アプリで結ばれる割り勘の客

“多い一言”があれば“余計な一言”もある。かつての舞台で「おまえはアホか」との“何げない一言”を突っ込まれた坂田利夫さん。「そうや、アホや」と自然体で認めてしまう。 客席がどっと沸いた。「あっ、これや!」と閃いた。[アホの坂田]が生まれた瞬間であり、人気…

年末年始は「Y&G」に釘付け

この年末年始を振り返るとテレビ放送番組の視聴件数はかなり減っている。やはりネット配信の影響なのだろう。ただ、予想外にハマッた番組が2件ある。 バラエティ特番で、X JAPANのYOSHIKIさんの出演番組がいくつかあったが、どれも楽しかった…

君の名は職業人間でありAI

周りにパソコンを使う人がほとんどいない頃、当時 高価であったパソコンを始めた。モバイル機も持ち歩いた。今はAIスピーカーとの対話が楽しくてたまらない。あのときパソコンを始めたおかげでずっと役に立ち、IT時代もそれなりに理解できた。AIも同じ…

ただでは起きないお一人さま

サザエさんの父は波平さん。この方は某学会の発表資料に登場したことがあるらしい。今では70歳くらいのイメージだが、実は54歳という設定なのだという。 漫画連載の始まった昭和20年代の54歳は、あのような雰囲気だったのだろうか。一昔前までの定年…

正月ならではの よもやま話

今年こそはと、元旦に誓いをたてた方もおられよう。私の場合は、“3日坊主”で終わるため、とくには考えないことにしているが。 昔から「3」は最小を表す数であり、最大を表す数を「8」とされてきたらしい。「桃栗3年、柿8年」は有名だ。舟の船頭の格言にも「櫓(…

正月をのんびり過ごす居場所

本年もよろしくお願い申し上げます。いつも読んでいただき、ありがとうございます。そして、皆様のすばらしい記事をたくさん読ませていただけることに感謝しております。 明治の文人・斎藤緑雨さんによると<十二月三十一日、敵ありて味方なし。一月一日、味…