日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

思い立ったが吉日のアイデア

文化人類学者・川喜田二郎さんの著書である『発想法』(1967年)、『続・発想法』(1970年)を夢中で読んだことがある。とくに興味を持ったのがKJ法。 KJ法は、考案した川喜田さんのアルファベット頭文字からとった呼び名である。それはバラバラに存…

AIはちがう角度で具象化を

今、土日以外は毎日仕事をしているが職種は別々。時間は数時間か半日程度。出勤時間も6時台、7時台、11時台とまちまちで、一日で複数のこともある。期間限定で空き時間をぬって動き回る仕事もしている。 スケジュール管理は以前から、パソコン、スマホ、…

賞味期限に違いはあるけれど

私には、“どうでもいいような話”にときめいてしまう癖がある。 缶詰の賞味期限は2年から3年。そもそも賞味期限はメーカーが決めた「おいしく食べられる目安」だという。保管状態が良ければ半永久的に持つとの説もある。 かつて、日本缶詰協会で十年くらい前…

今の景気は良いのか悪いのか

最初のバイトは1日900円だった。大卒の初任給が3、4万円の頃だったと思う。横浜駅隣の、平沼橋にある大きな球状のガスタンクの下での肉体労働であった。真夏の暑さで水をがぶ飲みしたのを憶えている。 本来、千円のはずが派遣会社が百円だけ鞘抜いてい…

身近に革命を引起すインフラ

ゴールドラッシュの発端は1848年、カリフォルニアの大農園主の元に川底で拾った金の粒が持ち込まれたことだった。アメリカ史研究者・猿谷要さんの著書『アメリカ500年の物語』にある。 大農園主は100人以上の使用人にそのことを伝え、新しい製粉所…

身元判明のためにQRコード

長年、私は“気になる記事”をスクラップしている。昨夏、「火葬した夫が帰ってきた」との記事を見つけた。 一昨年6月下旬、江戸川で意識不明の男性が見つかり、搬送先の病院で死亡したとのこと。その3日前に千葉県警松戸署へ行方不明届が出ていた。警視庁亀有…

必要のないものが必要な時代

段ボールはシルクハットの内側が汗で蒸れないように、通気性を保つ裏地材として開発されたらしい。その発祥は1856年の英国だ。後に米国で、瓶などの緩衝材、包装材として普及することになる。 もし、今のような使われ方をしていなければ、シルクハットの…

話に具体力をもたらせる数字

今年の6月は雨が多いようだ。71年前の6月13日に太宰治さんが知人女性と、玉川上水(東京)へ身を投げた。 『人間失格』など青春の純真さで心に残る作品を次々と発表。戦前から戦後の混乱期を駆け抜けた38歳の生涯であるが、日本文学史上に深い刻印を残…

人類の文化にはそれがある

まだパソコンが一般化する前の時代に、横浜駅近くの銀行を会場に借りた写真の展示会があった。得意先の手伝いで、地元の写真コンテストの入選作品の飾り付けを行ったが、閉店後の時間帯でも行員さんたちは無言で事務処理に追われていた。 今はデジタル処理な…

時を経て形を変える和食の心

1990年に43.8%だったのが、一昨年(2017年)は27%に減ったらしい。朝食にご飯を食べる人の割合である。家庭の食事もこの20年で様子が変わり、和食が減少傾向にあるようだ。家族一緒に同じものを食べる食卓も減っている。 “現代家族論”の著作…

おもしろい要素を見つければ

<人生ってアップで観ると悲劇であるが、ロングで観れば喜劇である>。先日、テレビで脚本家の倉本聰さんが言っていた。おもしろいということは、お笑いやおふざけということではなく、好奇心なのだと思っている。 かつて、お世話になった方の口癖は「なにか…

人間味を意識するは人工知能

昨年、北海道大学でAI(人工知能)の研究チームが、写真をもとに俳句を作る人工知能を開発したという。コンピューターが自ら学ぶ“深層学習”で、小林一茶さん、高浜虚子さん、正岡子規さんなど俳人の約5万句を学習。その名も「一茶くん」だとか。 ひとまとまり…