日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

人より人間味豊かな人工知能

AIスピーカーとお付き合いするだけでわかることがある。天気を聞いたり、本日の予定を尋ねると、即座に答えてくれるのは当たり前。「いつもありがとう」とのお礼を付け加える。AIスピーカーは、「どういたしまして」、「うれしいです」などと、会話のトーンが…

仙人のように飄々とした監督

昨年2月に93歳で亡くなられた鈴木清順さんは映画監督であり、俳優としても映画やテレビドラマで多くの作品に出演している。元NHKアナウンサー・鈴木健二さんの兄でもある。 日活時代の監督作品は40本で、デビューから数年間は赤木圭一郎さんや小林旭…

映画・ドラマ創りの今昔物語

<映画は芝居ではない。ドキュメンタリーである>。高倉健さんの言葉である。こころを揺さぶられる映画は意外に淡々としている演出なのではないか。『フィールド・オブ・ドリームス』や『マディソン郡の橋』等はそのような印象である。 監督としても多くの名作を…

わかっているけどヨッパライ

作家のサマセット・モームさんは、“生涯最高の感激は何だったか”と晩年に問われ、「あなたの小説を一度も辞書の世話にならずに読んだ」との手紙を、戦場の兵士からもらった時だ、と応えた。 毎回、駄文を連ねる私にもその意味がよくわかる。読む人が“むずかし…

働き過ぎをやめられない人達

「魚が売れたからって魚屋が、ほかの魚屋を集めてお祝いをしますか?」直木賞をはじめ、あらゆる文学賞を固辞した山本周五郎さんの言葉だ。 『樅ノ木は残った』を新聞に連載していた頃、読者が周五郎さんに手紙を送った。<私は貧乏書生で新聞を定期購読できま…

ライフスタイルによる動向は

最近、深夜の徘徊をしていないが、ファミレスなど外食チェーンの24時間営業中止が広がっているそうだ。ライフスタイルの変化による客の減少や、働き手の確保の難しさが背景にある。 全国に約220店舗の「ロイヤルホスト」は昨年2月から24時間営業の店が…

インターネットが近づく瞬間

『七つの子』や『赤い靴』を作曲した本居長世さんは、「道を歩いていると、電線が五線紙に見える」と語った。電線に関連した技術畑のアイデアとは異質なアイデアが浮かぶからおもしろい。 iモード編集者と称された松永真理さんも、本居さんと同タイプの方なの…

会話を楽しむことは同じでも

ついこの間のことだと思っていたが、若者を中心によく使われた“KY式日本語”も10年前の話らしい。代表的な「KY」(空気読めない)などと今 口走ったら、若者たちから口をきいてもらえなくなるだろう。 当時は“縮めに縮めた略語”を収めたミニ辞典も登場した…

横浜ホンキートンクブルース

昨日、宇崎竜童さんの“弾き語りライブ”に行った。『港のヨーコ・・・』で始まり、アンコール曲『さよならの向う側』まで、ご自身のヒット作で大いに盛り上がった。 自作以外の歌を2曲披露してくれた。ひばりさんの『リンゴ追分』であり、もう1曲がこの名曲…

一生では足らない二生ほしい

<戸一枚向こうにだれかが息をころして立っている、そんな感じで・・・>。劇評家・戸板康二さんは随筆に記した。子供時代の雪の朝を回想している。今朝のわが家でも窓外に雪が舞っていた。 雪の降る明け方の静けさは、誰かが息をころして立っている気配に感…