日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

平凡な手を続ける技術が大切

 

昨年のイギリスでは、移動通信システムが新型コロナウイルスの流行に関係があるのでは? とのうわさが広まったそうな。

また“5Gの電波を通じてウイルスが拡散”などのデマや、携帯電話の電波塔で不審火も相次いだという。

その頃、アメリカではひよこの売れ行きが異様に伸びた。社会が大きく動く時にはこれまでも売れたというが、外出禁止令が出る中にて自宅で飼って癒やしを得ようとするパニック買いだったらしい。

「当事者にとっての問題の重要性×証拠の曖昧さ=うわさの量」という学説もあるとのこと。うわさとは、(誰でも)ウイルスが心配なのによく分からない部分があるからこそ、出回ってしまうものなのか。

人をだましたり、ウソをつくと罰が当たりひどい目にあう。『猿蟹合戦』や『カチカチ山』など、おとぎ話にも教訓は多い。

 

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ただ、少し難解なのは『浦島太郎』か。亀を助けて良いことをしたのに、おじいさんにされてしまう。きっと、竜宮城でもてなされた感謝を忘れ、もっともっといい品がないものか・・・と玉手箱を開けたからなのか。

元来 人というもの、良いことをしたと思ったときほど良い人間でいることは難しいものなのだろう。

さて、「受け」の達人と言われたのは将棋の大山康晴15世名人である。広く局面をとらえ、相手の狙いを予知して防ぐ。

大山名人は不利になっても辛抱強く持ちこたえる。将棋以外でもすべてに用心深く、それでいて決断が速い。酒もたばこもその気になれば即座にやめる。自制心の強さなのだろう。
目的は勝つことのみであり、それを貫徹すれば非凡になる。

「普段の生活がしっかりしている人が強い。最高の技術というものは平凡な手を続けること」と、名人は愚直な努力を生涯怠ることがなかった。

 

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昨年のコロナ禍の日本で、「あなたはルイ16世か」とこき下ろされた御仁もいる。星野源さんの歌をバックに、自宅のソファで愛犬をなで お茶を楽しんでいる。当時の首相・安倍晋三さんが投稿した動画である。「いいね」の反面、厳しい声が多数投稿された。

「家でくつろいでいたら食べていけない」。「休業で仕事を失った」人たちもいる。とてもではないが、あの笑顔で納得できるはずがない。

「店がつぶれそう」、「早く感染確認の検査を受けさせて」・・・と、苦境にあえぎ支援を求める人々からも、その“無神経ぶり”への反発が次々と届くのは当然のこと。

権力を盾に国会では笑いながら118回ものウソを並べ、今もなお新首相を操ろうとしている。嘘に嘘を積み重ね、そのまた嘘もバレないようにと必死なのがとてもよくわかる。
操られる岸田さんも問題であるが、名人とはまったく無縁の“安倍&麻生の最悪コンビ”で濁りきったこの長期政権。

真にクリアできる日のくることを、国民のひとりとして心より待ち続けている。