日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

知的作業とは調べることから

今、大活躍中のソメイヨシノは一代限りの交配種で、種から成長させても同じ桜にはならない。そのため、接ぎ木で増やしてきたものなのだという。人為的に時間をかけてあれほどの数にしたと思えば感慨深いものがある。 民俗学者・柳田国男さんの説にある。<江…

桜の下のその風景に笑顔あり

桜の下で、子どもたちは水遊びをしたり、とても暖かな春の陽気だった。昨日のお花見から5日前は雪だった。そのギャップがすごい。 歳時記では、“春の雨”と“春雨”を区別するという。“春の雨”は冬の名残りの冷たい雨をも含み、“春雨”は春の後半にしっとり降る…

放火ほど容易ではない「消化」

ブログネタに窮すると、一年前で同時期のスクラップ記事を読み返すことがある。一年前にこんなことがあったのか、と忘れかけているものは多い。しかし今は、一年前のニュースがピッタリと重なり、逆に驚いている。もちろん、森友学園騒動のことである。 19…

春が眠いことにも理由はある

10代で熱心に聴いた曲は年齢を重ねても耳に快く響くらしい。たしかに、たまに行くスナックでも、古い歌が根強く歌われている。いい歳の我々が聴いても懐メロなのだから、歌の生命力はたいしたものだ。 高齢者を支えるイベントとして、昭和に流行した“歌声…

見慣れた風景にある別の一面

<丘の上の一本木を買わない>とは、舟大工の言葉である。丘の上にそびえ立つ一本の木は、日光を独り占めして、気の赴くままにむくむく育つ。さぞかし良材になるかと思えば、そうでもないらしい。 たった一本で風に立ち向かう幹は、“風に負けないように”と力…

星送りと危険なピースサイン

“星送り”という美しい言葉はその昔、放送局で使われたらしい。内輪で、衛星中継のことをそう呼んだとのこと。“星移り”という言葉もある。「歳月が流れ・・」などに使われ、これまた美しい。 「“井戸塀(いどべい)”代議士」なる言葉もあるようだ。代議士が付くと、…

金銭と道連れの長い旅なのか

1956年、鉄腕の稲尾和久さんは高校球界から西鉄ライオンズに入団した。生まれて初めて(契約の席で)千円札を見た。五千円札や一万円札が登場する前の時代であった。 自宅の畳の上に50万円の契約金を積んだとき、横にいた母親が消えた。引っ繰り返り、気…

宇宙エレベーターと日本衰勢

2012年、大林組は宇宙エレベーターという構想を発表した。高度約3万6000キロ・メートルの静止軌道上に宇宙ホテルを備えた「静止軌道ステーション」を建設。地上との間をケーブルで結び、エレベーターで人や荷物を宇宙に送る。 時速約200キロでエレベーターを…

時間は取捨選択で見える化を

昔の新聞の文字は今よりはるかに小さかった。読者の要望により何度か文字を大きくしている。記者側からみると、載せられる記事量が減ることへの抵抗感はあるようだ。 大きくなったときには読みやすく感じても、いつのまにか裸眼では読みにくくなっている。思…

人生の時間の流れとは案の定

<冬来たりなば春遠からじ>。この時期に合う英詩の一節である。厳寒の2月から3月へのかわり目には安らげる“なにか”がある。天気予報での“春の気温”は、日本中どこでも3~5月をさすらしい。 毎日、必ず日没と日の出があり、例外なく1年で四季は一巡する…

忘れるためにメモをとるクセ

なにかが浮かんだり、テレビでおもしろい話が聞けたら、自然にメモをとってしまう。手元には道具がある。ボイスレコーダで思いつくまま断片的に録音したり、百均のホワイトボードに手書きをする。 やることを減らしてシンプルにすることをフォーカスというら…

今までの流れが入れ替わる時

そのビールの登場はバブル真っ盛りの1987年だという。スーパードライ(アサヒビール)である。元祖“辛口”といわれ、今も進化を続ける。 それまで、ビールの王者はキリンビールの“ラガー”であった。“夕日ビール”などと茶化されていたアサヒは、起死回生を目…