日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

人格を持たせてのリアリティ

昔の人はよく擬人名を使っていた。スリムな人は骨皮筋右衛門(ほねかわすじえもん)、怒りん坊な人は小言幸兵衛という感じに・・である。 人の特徴や性質を人の名前のように表現する方法であった。今、ほとんど使われていないのは、“なんとかハラスメント”にな…

語呂合わせの中にも隔たりが

大衆性を押さえた小説作品に与えられる直木賞は創設87年になるという。その文学賞に名を残す作家・直木三十五さんはもちろん筆名で、31歳の時には直木三十一を名乗り、年ごとに変えたとか。 三十五で打ち止めにしたのは、文壇での地歩を固めたのが35歳…

タイムマシンで行きたい映画館

映画の人気が強かった頃は、邦画の新作を“封切り”といい2本立て上映だった。洋画はロードショーといって1本のみの上映だった記憶がある。 「封切り」の語源は、新しい映画のフィルムが封の付いた箱に入っていたからだという。そのフィルムのお下がりは、数週…

まだまだ眠っている可能性が

作家・沢木耕太郎さんは、大学卒業後に富士銀行(当時)へ入行したが初出社の日に退社したという。退社を決めたのはその出社途中で信号待ちをしているときだったそうな。 その沢木さんは高校1年の春休みに東北一周の旅へ出た。北上駅の待合室で夜を明かそうと…

年とればスピードの増すものは

毎年、月日がたつのを早く感じる。同年代の知人と話しても同じ感覚のようだ。それは、どうやら“体内時計”というものが影響しているらしい。 加齢に伴い、体内の新陳代謝の速度が遅くなっていくのを自分では気がつかない。それで、体内時計では半年たったと思…