日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

旅・名所

長い花見の時代もあったとか

明治33年(1900年)、ソメイヨシノが(学術的に)桜の新種として認められたらしい。 それまでの花見ではどのように桜を鑑賞していたのだろうか。作家・藤井青銅さんによれば、昔の桜の名所は、“群桜(むれざくら)”だったという。 エドヒガン、ヤマザクラ、…

見慣れた風景にある別の一面

<丘の上の一本木を買わない>とは、舟大工の言葉である。丘の上にそびえ立つ一本の木は、日光を独り占めして、気の赴くままにむくむく育つ。さぞかし良材になるかと思えば、そうでもないらしい。 たった一本で風に立ち向かう幹は、“風に負けないように”と力…

すてきな懐石料理のあとに神話を堪能

懐石料理のおいしいお店があると訊き、大山(神奈川県伊勢原市)の麓に行ってきた。そこでは宿泊もできるとのこと。せっかくの懐石料理にお酒がないというのも淋しいため、車の運転もあるので泊まるしかない、との選択肢であった。 豪勢な夕食と朝食付きの宿泊…

“女房元気で留守がいい”と投稿した翌朝に女房が救急車で入院した

早朝、リビングで寝たまま起き上がれない女房を発見。いつも時間差の生活をしていて、女房の出勤前の慌ただしい時間帯は、ジャマしたくないとの配慮から、私が起きていても顔を出すことがめずらしい。その日に限って、顔を見に行ったら異変が・・・。 思えば…

梅と桜で心なごむ旅の最後にガチャピン女将が登場

遠くはもちろんのこと、近くでも旅はいいものである。旅をしている人はいい顔をしている。その顔を見るのが私は好きだ。 熱海に来るといろいろなことがよく起きる。伊豆や箱根より熱海に立ち寄ることは少ない。熱海は通過地点で、ここに泊まったことは十回に…

大雪の中に熱海駅で乗ったタクシーの運転手さんは反骨精神あふれる勇者であった

大雪の土曜日、私は熱海にいた。車で来るつもりだったが、朝から雪が降り積もり始め、車をあきらめた。電車はまだ動いていたので、とにかく熱海へ向かった。小田急とJRを(小田原経由で)乗り継ぎ、熱海まで少しの遅れだけで無事に着いた。昼前だったので、…

有耶無耶(うやむや)と曖昧模糊(あいまいもこ)が手を組めばツケがこちらに回ってくる

昨秋に大阪の某ホテルに宿泊した。そこは食材偽装が発覚して、大騒ぎになった渦中のホテルであった。ちょうど事件の一ヶ月後であろうか。そのときは何事もなく、平静に通常の営業が行われていた。今は、食材偽装のことなど遠い昔のように忘れ去られているが…

江ノ島より富士山を眺む

快晴の江ノ島であった。なによりも富士山が見えてご機嫌。 江ノ島に昨年は8度、今年は5度ほど訪れているが、ずっと見ることができなかった。仕事など車の通りすがりで見ることはあり、スマホで写真を撮った記憶はあったが、やっとここからの富士山が撮れた…

口は目ほどにモノを見る

人間が嘘をつく確率は10%であるとか。なにかの本で読んだ憶えがある。 そうなると、人の話を10人から聞いたら、1人は嘘をついていると思う必要があるかもしれない。振り込ませ詐欺も相変わらず横行しているようなので、すべて鵜呑みにすると、判断を…

箱書きを活用してみる

小説やシナリオに使われる箱書きについて書いてみたい。私の場合、A4のコピー用紙(使用済みの裏紙でも可)をよく使っていた。まず、用紙の長辺を半分に折る。これを3回繰り返すと、折り目で8つの箱ができている。その箱を順番に「起承承承承承転結」と名…

神様を越えたカリスマ

カリスマ性とは、人の心を引きつける強い魅力があることや、多くの人から支持されることとか。私なりに付け加えると、型破りでお茶目な部分もそこに含まれるように思う。カリスマ性を感じるということは、人の好みによる要素が大きいので、人それぞれでバラ…

一番若い日は今日であり、残りの人生の最初の一日でもある。

「今日」の持つ意味をいろいろ考えてみるとおもしろい。はたして、今日という日は軽いのか重いのか。まず「今日」について興味のある言葉は「今日がいちばん若い日」である。これは重兼芳子さんが書かれた本のタイトルなのだそうである。私は2年前に、作家…

定番のクリスマスソング

ラジオのFEN(エフイーエヌ、Far East Network - 極東放送網)が、今はAFN(エイエフエヌ、American Forces Network-米軍放送網)に変わっているのであろうか。 名前が変わったのをなんとなく聞いていたように思うが、自分の中ではずっとFENのままであ…

ひがし・きょうと

かつて、アンノン族というのが大ブームになった。 その名の由来は、若い女性向きの雑誌『アンアン』と『ノンノ』で、これらのファッション雑誌やガイドブックを持った、多数の若い女性が特定の観光地に押しかけたのである。シンプルだけどファッショナブル。…

昔の名前で出ている彼

京都にいるときゃ~~♪ で始まる『昔の名前で出ています』という曲がある。カラオケの初期で、8トラ(8トラック・カートリッジテープ)の時代によく歌われていた。歌に出てくる主人公は可憐な女性であるが、私の(ネットで知り合った古くからの)友人で、こ…

京都の歌における女と男の情景

インターネットで、京都を歌った流行り歌を検索してみたら、たくさん出てきた。知っている曲も多いが、まったく知らない曲もある。楽曲でも京都のロケーションの良さで、歌詞からの情景が浮かびやすい。ただ、いくら京都だからといって、ここまで依存されて…

京都で秋を堪能

久しぶりの京都で、一杯ではなくいっぱいお酒を飲みながら、秋を楽しんできた。京都へは一昨年に訪れて、鴨川のほとりで、ほろ酔いの散歩を少しだけ楽しんだのであるが、こうしてゆっくりと景色を楽しんだのは十数年ぶりであろうか。 私の住む神奈川でも、港…

言うものは知らず 知るものは言わず

私の好きな言葉のひとつに『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』というのがある。早川義夫さんというシンガーソングライターの方が、ジャックスというバンドを解散後に出した、ソロアルバム『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』からの言葉…

継続されている不透明

今日の朝刊(讀賣新聞)の一面記事にて、「テレビなどで放送される音楽の著作権使用料をめぐり、日本音楽著作権協会(JASRAC)の使用料徴収の方式が独占禁止法違反に当たるかどうかが争われた訴訟の判決で、東京高裁は、『JASRACは新規業者の参入…

いたわりたいわが身

人間のからだは固体でも、液体でも、気体でもない。(成人で)60兆の細胞から成り立つ細胞体。脳の細胞が、25歳を頂点として毎日10万ずつ減るのに対して、からだの細胞は新陳代謝を繰り返す。 自律神経系とは、「自律して働く」神経で、自動(オート)で勝…

尾花の簪

浴衣のきみは 尾花(すすき)の簪(かんざし)~♪ 吉田拓郎さん若かりし頃のヒット作『旅の宿』(1972年発売)の出だしである。熱燗徳利の首をつまんで~♪ と続く。そして、もういっぱいいかがなんて みょうに色っぽいね ♪ となる。 さて当時の時代検証として…

好きであれ、器用であれ、そして続けろ。

千利休が茶道の精神を説いた言葉で「上手にはすきと器用と功積むと この三つそろふ日とぞ能くしる」というのがある。私は、数十年前から勝手に要約して、「好きであること。器用であること。続けること。の3大要素」として納得している。仕事でも、勉強でも…

それぞれの表情

無意識の中でなにかを感じているということがよくある。右脳で反応をしているが、左脳での言語化が追いつかないようなものなのであろうか。なにげなくカメラを向けてシャッターを押す時、それが顕著に現れる。意図的なものはあるとしても、なぜこれを撮りた…

縁のない所

サンリオピューロランド。口に出して言うと、舌を噛みそうな名前だ。期限切れ間近の割引券をいただいたのであるが、自分たちには必要のないものである。ちょうど、行きたいという人がいたので差し上げようとしたら、場所がわかりにくそうであった。 私はここ…

みんながハマショー

「広島出身のミュージシャン」をネット検索してみた。吉田拓郎さん、浜田省吾さん、原田真二さん、矢沢永吉さん、世良公則さん、吉川晃司さん、もんたよしのり さん、奥田民生さん、デーモン小暮閣下・・。まだまだ、いらっしゃいますが、私の独断で抜粋して…

また買ったの?

また買ってしまったのである。一昨日、Amazonから「悪魔の囁きメール」が入り、唆(そそのか)されるようにして買ったコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)が昨日届いた。うちの奥さんは今日から3泊4日のお出かけなので、気付かれないようにしていたの…

読み返してみると

最近、さぼり気味であるが、気が向くと電子書籍を読むようにしている。青空文庫の蔵書?だけでも、一生かけても読み切れないだろう。どちらかというと、数十年前に読んだものや、当時読み損ねたものをよく読んでいる。 私の好きな戦後の無頼派たち。太宰治さ…

そして初秋の海

ポートレイト(人物写真)の大家といわれる写真家の坂田栄一郎さんは、90年代後半より16年間江ノ島海岸に通い、夏の「江ノ島」を撮り続けたそうである。たしかに、この海やこの島には何度も訪れたくなる魅力がある。子どもの頃から、真夏の海といえば真っ…

楽しむ人たちと抜け目のない鳥たち

先月までの人口密度が薄れた江ノ島では、各々に散歩や海を楽しんでいた。海の間に現れた砂浜から見る風景もなかなか新鮮である。 真夏ではゆっくりと味わえない水遊びは、今だけのはしゃぎ時。眺めているだけでも和めてくる。 人たちはおだやかで微笑ましい…

ロマフェチと竜宮城

自分はもしかして、ロマンスカーのフェチではないかと思い始めている。普通に(小田急線の)電車へ乗ればいいのに、ロマンスカーを見るとそちらに乗りたくてたまらなくなる。平日の江ノ島線では、午前中に1本しかないのにその時間に合わせて乗る。各駅停車や…