日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

ふつうに暮らせる世間とは?

 

次の連休に、また大きな台風が来る予報である。雨量(1時間あたり)が20~30ミリでは“どしゃ降り”、30~50ミリだと“バケツをひっくり返したように降る”との表現。雨量がどれくらいだと人はどう感じるかを、気象庁が説明している。

ちなみに50~80ミリになると“滝のように降る”で、80ミリ以上は“息苦しくなるような圧迫感で恐怖を感ずる”とのこと。それ以上の大雨は想定外だったらしいが、この9月初旬の台風15号の強風に対し、19号は豪雨もプラスされるらしい。

レジリエンス」という英単語は“弾力性”、“復元力”などの意味だ。弾力のあるものに圧力を加え、形を変えても元通りに戻る性質のこと。人間の力では防げない大災害で、一時的に打撃を受けても再び立ち上がることを人々はしている。それがレジリエンスなのだろう。とはいえ、大きな災害が続くと、被災地はなかなか立ち直れないのが現実。

 

 

<君は僕のことを夢想家と言うかもしれない。でも、僕は独りぼっちじゃない>。『イマジン』(ジョン・レノン)の歌詞の一節にある。ジョンはメンバーの中で一番カリスマ性が強かった。ビートルズ時代を経て、ソロ活動に転じてから発表した名曲。争うことなく、平和に暮らしていける世界をイマジン(想像)してごらん・・・と。

<何でも気が向くまましたいの、一日中>。映画『ローマの休日』のスペイン階段でオードリー・ヘプバーンは語る。街の美容室で髪を大胆なショートにして、階段に腰掛けてジェラートを食べている。

新聞記者役のグレゴリー・ペックは後をつけて、再会を装って声をかける。宮殿を抜け出した王女を特ダネにしようとの魂胆だ。食べかけのジェラートのコーンを彼女は画面の外へ、ポイッと・・・。

今、この名シーンをまねしたら、最大約4万7千円(400ユーロ)の罰金だという。2012年から、スペイン階段での飲食が禁止。それでも、寝そべったりしてゴミを散らかす観光客が後を絶たず、警察による取り締まりが強化された。

 

 

日本でも外国人観光客の急増で、住民とのトラブルが目立つようになっている。国では韓国との関係悪化で外国人観光客の減少が懸念される・・・と。しかし、日本の観光者や現地に暮らす人たちには、よかったのではないか。

暮らしといえば、たった3人の採用枠に全国から1800人を超える応募が殺到したという。兵庫県宝塚市が行った正規の事務職員募集だ。“就職氷河期世代”といわれる30代半ばから40代半ばの人が対象である。

本来、働き盛りと呼ばれる40歳前後だが、その年代だけ給与がダウンするという「アラフォー・クライシス」が問題になっている。また、親の退職と子供の非正規雇用を示す“7040問題”もあり厳しい状況だという。

宝塚市の事務職員募集で倍率が約600倍。この数字にも現実を強く感じる。果たして合格者3人以外の人たちは、どんな職業に就くのだろうか。