日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

季語にならぬは「人の恋」である

おもしろい話を訊いた。「猫の恋」は春の季語なのだが、「人の恋」には特定の季節はないという。 そのわりには、恋愛を軸としたテレビドラマが減っているような気がしてならない。4月から始まった各連続ドラマも、終焉に向かいつつある。視聴率についても先が見…

境界のないダンディズムとは

「躾(しつけ)」という字は日本で生まれたのだという。どなたの創案なのかは不明であるが、“美しい身”と書く以上<しつけはおしゃれにも通ずる>ものなのかもしれない。男のおしゃれや伊達(だて)に徹する態度のことを、「ダンディズム(dandyism)」といわ…

網目のようについた溝の深さ

気温25度を上回る日が続いている。しかし、真夏の25度の暑さとはなにかちがう。湿度のちがいなのか蒸し暑さはなく、夜も更けると気温よりもひんやり感がある。 もうすぐ梅雨であるが、この4月が梅雨以上に雨が多かったため、どうもピントこない。 日本…

ウェアラブル端末で温故知新

かつて、一億総白痴化と言ったのは、評論家・大宅壮一さんである。「テレビというメディアは低俗であり、テレビばかり見ていると、想像力や思考力を低下させてしまう」との意味合いである。 また、「かぶりつきの女の子は馬鹿づらばかり・・・」とロカビリー音…

老いも若きも赤ん坊も共生中

「スマホに子守をさせないで!」というポスターがある。日本小児科医会がそれを配り、注意を促しているとか。スマホがロボットのように子守でもするのか、と思ったがそうではないようだ。 今スマートフォンが子育てに使われるという。パズル、ゲーム、絵本など…

ずっと読みたい松本清張さん

推理小説を読むスタートは江戸川乱歩さんである。夢中で読み漁った。すでに他界されていたので、作品には限りがあった。何作も読み進むうち、作品が尽きてしまうことが心配になった。古本屋や図書館にも通い、乱歩さんの世界を長く楽しみたかった。しかし、…

便利機器にはロボット機能を

『ウルトラマン』がテレビ放映されて来年で半世紀になる。本放送の平均視聴率が36.8%、最高視聴率は42.8%なのだ。登場した「ガヴァドン」という怪獣は今でも憶えている。 塀に落書きした子どもの絵が、宇宙線の異常で3次元に変化して誕生した怪獣であ…

ものは考えようという思考法

職場の建物にある巣にツバメの姿を発見。寒い時期は空き家だったが、はるか彼方から自力でピタリとその場にたどり着く。あの正確さは人工衛星を利用するナビを上回るかもしれない。 愛鳥週間は5月10日から16日まで。野生鳥類の保護を国民に訴えるために…

ラジオとはホットなメディア

『壊れかけのRADIO』は徳永英明さんの楽曲で、忌野清志郎さんは『トランジスタ・ラジオ』を歌っていた。もしも、タイトルや歌詞で“ラジオ”の部分が“テレビ”に置換えられていたら、楽曲のイメージがガラッと変わってしまうことであろう。 物想いに耽るに…

「よけい」を排除ということは

ふだんの物忘れはよくある。冷蔵庫へ向かい扉をあける。はてさて、私はいったいなんでここに立っているのか。わからないので、リビングの元位置へ座りなおして気がつく。<缶ビールを取りに行ったのであった>と。 周囲の人が驚くほどだったのが、詩人・西…