日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

年とればスピードの増すものは

 

毎年、月日がたつのを早く感じる。同年代の知人と話しても同じ感覚のようだ。それは、どうやら“体内時計”というものが影響しているらしい。

加齢に伴い、体内の新陳代謝の速度が遅くなっていくのを自分では気がつかない。それで、体内時計では半年たったと思い込むのだが、実際は1年が過ぎ去っているのだ。

つまり、自分の生命の回転速度が本当の時間経過についていけていない仕組みなのだとか。


一昨年、コロナ禍に無観客で行われたプロ野球。そこには妙に懐かしいミットの乾いた音や打球音の響きがあった。際立つあの音で、かつて息子たちの少年野球の試合を見たのを思い出した。

全力投球の姿や振り抜いたバットのあとのうめき声。新鮮なあのときの臨場感が蘇る。

今では大人になった息子と酒を呑んだりしているが、子どもが子どもだったあの期間はあっという間に過ぎ去ったような気がしてならない。

 

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日本プロレス界の父」と呼ばれた力道山。得意の空手チョップで国民を熱狂させたあの勇姿をリアルタイムのテレビで見た人はかなりのご年配の方々だと思う。あのときには幼かった自分だが、(今現在に至る)実際の年月ほどの時間差には感じられない。自分の中の時間感覚は湾曲しているようにも感じてしまう。

リングの内外で多くのエピソードのある力道山は、1955年の会津若松市興行後にある肉店に浴衣姿で大勢の弟子を連れて現れたという。

そこで生の馬肉を注文した力道山は、自ら持参のつぼのタレを付け食べ始めたとのこと。会津地方ではそれまで生で馬肉を食べる習慣はなかったが、それがきっかけで「馬刺し」が広まったのだという。

なにかのコラム記事で知ったこのエピソードもいかにもあの力道山らしいと感じた。力道山は亡くなられて60年近くになるが、それほどの時間差も今は感じられない。

 

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ラソンの42.195キロはどうやって測るか。これは子どもの頃からの疑問だったが、とくに調べることもなかった。知ったのは数年前でとりあえずメモを残していた。

その答えは、自転車に計測器を取り付けてコースを走るということらしい。とくに国際大会などでは、コースが短い場合にレースの記録が非公認となるため、1001メートルを1キロと計算して十分な距離を確保しているとのことだ。

さて、地球の円周を最初に測ったのは古代ギリシャのエラトステネスだという。太陽の位置が、場所により同じ時間でも異なることを利用して算出した距離は、現在の単位にして約4万4千キロ。

現代は人工衛星による測定で約4万キロだというからかなりの正確率だったようだ。どれだけの時を経ても、人間の探究心は同じなのかもしれない。

流行り言葉も廃れない。約40年前に流行ったビートたけしさん&きよしさんの漫才ネタ「赤信号、みんなで渡れば怖くない」。

一昨年の広島県の政治家たちを見て、マスコミ内で復帰したネタだったとか。逮捕された河井克行さんと案里さんから現金を受け取った政治家の告白が広がった。

最近、案里さんは睡眠薬を服用し救急車で運ばれたという。思えば案里さんも被害者である。夫の克行さんは真相を語ればいいのに。一番悪いのは、あの元首相だと・・・。