日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

人工知能の転移学習は短時間

賢い人工知能(AI)の知恵を別のAIに転用するという「転移学習」の研究が進んでいる。『黒柳徹子さんを再現』との記事が3日前の日経新聞にあった。 AIの進化を加速する技術は、わずかな知識を後から追加するだけで、専門分野に強いAIを作れるのだ。転移学習…

だれにでもある残された時間

<最後の真夏日(30度以上)から気温が一桁になった間>が、秋の期間の断定基準だという。12月までに一週間を切った今、すでに冬を迎えた地域もあれば、まだ秋の所もあるようだ。 余白ならぬ“要白(ようはく)”という言葉の意味は、絵画やデザイン、写真の世…

ほぼ必勝と言える精度の答え

「ドラえもん」で予言された道具が現実になり、使われているものは多いという。“糸なし糸電話”は(大ヒットの)携帯電話になり、スマホになると使い道がどんどん広がった。その機能には、“動画撮影アプリ”や“イージー特撮ビデオ”なども組み込まれた。 「正しい道…

寒中にして温かな“あの文化”

漢字テストの出題者が期待したのは“弱肉強食”だが、「◯肉◯食」の問いに“焼肉定食”との答えがあった。有名な話である。 「用意◯◯」だとどうだろう。その空欄へ迷わず“ドン”と解答した生徒がいたという。 漢字とは厄介なものなのか。 「侃々諤々(かんかんがくがく)」…

今の一日よりずっと長い日は

誰もが、<幼きころの一日は今の一日よりずっと長かった>気がするのではないか。古き説では、心理的な時間の長さが、年齢に反比例して短くなるという。仮に10歳児は40歳の4倍、50歳の5倍・・・との具合で時の流れを長く感じるそうだ。 「人は、あて…

クスっと笑えるような余白が

毒舌タレントが芸能界を席巻してかなりになる。 有吉弘行さん、マツコ・デラックスさん、坂上忍さんらが、ご意見番やコメンテーターとして、他の芸能人への言動のみならず、時事問題にいたるまで批評・批判することは、今や珍しくない。 “歯に衣着せぬ言動”は痛…

隠れたる偉人伝と某国の逸話

<無用之用(むようのよう)>とは、老子や荘子でよく使われる逆接的な理論だ。意味は、「一目見たとき役に立たないと思っていたものが、重要な働きをすること」。 喩えば、人が地面に立つとき、足の裏が収まるだけの面積があれば足りる。しかし、立っている場所…

志の糸を継ぐ心持つロボット

かつて、テレビ・映画で大活躍した二代目桂小金治さんが前座のとき、毎日稽古に通ったのが柳家小三治(のちの五代目小さん)さんの自宅であった。終戦まもなく、食糧難のころだ。 小三治さんは、弟子でもない若者に噺(はなし)を教え、終わると白いご飯を食べさ…

プロの手によるコラムが秀逸

“幼稚”の意味は「考え方・やり方などが未熟。技術・構造などが単純である」らしい。 “理性”だと「善悪・真偽などを正当に判断し、道徳や義務の意識を自分に与える能力」。昨今、幼稚性の勝る人が増えてきているような気がしてならない。 『優秀なセールスマン?…

脇役の輝きから磨かれる主役

音楽と映画・ドラマは同じ時間芸術。だが、受ける感覚はちがう。好きな楽曲なら繰り返し聴くが、映画・ドラマはほとんど一度きり。観返したとしても、音楽よりはるかに少ない。 音楽作品は映画・ドラマより短時間であるが、受け手の脳は異質なメディアと捉え…

心情に 人それぞれの個性あり

<読書をするとき(作者と)“心情”を分かち合う>と言ったのは、カズオ・イシグロさんだ。 米国の大富豪であるジョン・P・モルガンさんに語り継がれる逸話がある。 古い友人が金を借りに来たが、モルガンさんは断った。そして、「かわりに、君と一緒に道を渡っ…