日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ネットの情報量に対抗する質

何十年も気がつかないことがある。<空をこえて ラララ 星のかなた・・・♪>。『鉄腕アトム』の歌詞を書いたのは、(なんと!)詩人・谷川俊太郎さんであった。恥ずかしながら、そのことを知ったのは本日の数分前。 谷川さんは85歳で創作生活67年。詩だけ…

どこで観ても映画は映画なり

数字で表す“視聴率”とは別に、どれだけ熱心に番組が観られ、視聴者の心に深く残ったかを示す指標を「視聴質」というそうだ。 多くの人がどれほどテレビ番組を観たか、という視聴率に代わるのが視聴質である。 どのように番組がおもしろがられているかを評価す…

演出の巨匠たちは素顔がいい

<大事なことはたいてい面倒くさい>。宮﨑駿さんの名言だという。 「創りながらテーマを見つける」、「台本がない」、「少しずつ創っていく」などと、宮崎監督独特の創作法もあるらしい。 そして創作中、宮崎監督から頻繁に出てくる言葉が「面倒くさい」。途方もな…

イマジネーションを自由操作

人類の祖先が芸術創造の才能を開花させたのは、(約4万~1万4500年前の)後期旧石器時代で、場所は欧州の洞窟らしい。ランプの薄明かりを頼りに、石器や絵の具にて壁面へ動物や人を描いた。 その洞窟壁画が初めて発見されたのは、1879年のスペイン北…

からだの仕組みは誰もが同じ

交際中の異性がいない日本の男性が7割で、女性は6割なのだという。 国立社会保障・人口問題研究所によると、1987年の調査以来で過去最高とのこと。調査は5年に1回の実施で、このデータは一昨年6月のものである。 全国の独身者約8700人から回答…

脳には脳の選ぶ道があるのか

“モノ”をインターネットでつなげるIoT(Internet of Things)。 アシストスーツを着て重い荷物を軽々と運ぶ人。農地では無人の耕作機械が動き、建設現場にドローンが飛び交う。そして、自動運転の車。 この先、人工知能の活用で“仕事や暮ら…

魚屋のネコの如く盗らぬこと

正面に北の富士勝昭さん、向正面は舞の海秀平さん。お二人は、NHK大相撲中継で大人気の幕内解説コンビである。とくに北の富士さんのお話は、わかりやすくておもしろい。 2015年夏場所10日目、横綱・日馬富士戦で初金星を手にした平幕の臥牙丸は、イ…

無駄が粋でも若者言葉は省略

毒蝮三太夫さんは、永六輔さんがラジオの魅力を教えてくれた大恩人、と敬う。 1933年(昭和8年)東京生まれの永さんは、タレントや放送作家として活躍する一方、『上を向いて歩こう』などのヒット曲の作詞や、60年代後半からラジオで主に活動した。 音…

“為す人”達の好奇心と探究心

珍しいこと、未知のことなどに興味をもつ心が“好奇心”であるのなら、物事に深い知識を得たり原因を解明しよう、という気持ちのことを“探究心”という。 このふたつのこころは連係が深く、貫く人の意志は強い。 司馬遼太郎さんは中学1年の思い出を『随想集風…

生真面目なるサラリーマンは

昭和の時代を思い浮かべると、あくせく働くサラリーマンがいる。その家庭風景は、家にモノが増えるよろこびに満ちていた。 電化製品、家具、すしの出前や車。どれも新しいモノばかりで新鮮だ。高価で手が届かないはずの車や、カラーテレビ、パソコンも、いつの…