日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

テレビの本質はハプニングなり

英文学者、文明批評家・マーシャル・マクルーハンさんのメディア理論によると、テレビはクールメディアだという。映画は、1枚の画を元に動画表現されるのに対し、テレビは細かい粒子のつながりで元の画を作る。 ホットメディアの映画に比べ、不安定さで成り…

なじみ言葉におけるアラカルト

電子レンジで加熱する意味の“チンする”という言葉は、90%以上の人に使われているという。“サボる”も同様によく使われるが、その昔はサボるときにも“チンする”が使われていたらしい。体育系の合宿所から学校に通う学生が、授業をサボり合宿所でダラダラ過…

単機能を集めて楽しめるモノ

Windows10は私にとって快適である。たまに不思議な動きもあるが、今までと同じく再起動で元に戻る。前のOSで重宝していた3つのランチャー(メニューソフト)も健在で、スタートメニューのタイルに登録して、作業中にお気に入りのソフトがすべて自…

スローニュースが必要な理由

情報の垂れ流し。それは今さらのことではないが、この頃はとくにそれが激しく感じる。 各メディアのメインニュースはどこも同じで、さんざん騒いでいたと思えば、新たな事件やできごとでコロリと変わる。それは、この2、3ヶ月だけでもすごかった。 新しい…

一生懸命の中にあるユーモア

義務教育を終え、最初に得た仕事は牛乳配達であった。その後、イギリス海軍に従軍するが健康上の理由で除隊し、トラック運転手、労働者などいくつもの仕事をしながらボディビルジムに通う。 1953年、ミスター・ユニバース・コンテストの重量上げ部門で3…

アプレ新人類オタクへの中継

アプレゲールとは、第一次世界大戦後のフランスにて、既成の道徳や規範に囚われない文学・芸術運動が勃興したことをさした。 第二次世界大戦後、日本ではその省略形で“アプレ”という言葉が流行した。戦前の価値観と権威が完全に崩壊し、既存の道徳観を欠いた…

面倒くさいにおける質の違い

<大事なことはたいてい面倒くさい>。これは宮﨑駿さんの名言である。 “創りながらテーマを見つける”、“台本がない”、“少しずつ創っていく”などと、独特な創作法も訊いていておもしろい。 そして、創作中は頻繁に出てくる言葉が「面倒くさい」なのである。テ…

秋といえば味・本・眠・球・空の話

<干物では秋刀魚(さんま)は鰺(あじ)にかなわない>。古今亭志ん生さんの川柳だという。味の好みは人それぞれで異なるだろうが、なるほどと納得。 干物はアジであっても、塩焼きではサンマが魚の王様といえそうだ。長雨が秋を早く運び、日の暮れが日に日に早…

Windows10に歴史観

私の持つスマホ、iPad、Androidタブレット(Nexus7)では、まったくと言っていいほどカスタマイズをしないが、パソコンになると自分が使いやすいようにと、徹底的にカスタマイズしてしまう。 単機能で軽いフリーやシェアウエアソフトをいくつ…

わずか2年での体たらくぶり

首都高速道路が建設され、東京駅~新大阪駅間へ東海道新幹線が開業したのは1964年の10月1日。開会式のわずか9日前のことであった。 この年の東京五輪が残した遺産は、数知れない。大きく変貌を遂げた東京の街並み。メイン会場となった国立競技場は、遺…