日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

四角四面にならない視覚情報

よくあることであるが、人と話していておたがいに、頭の中で描いている人物像は、完全に一致しているのに、名前がまったく出てこない。なにかのきっかけで思い出せるのであるが、それを待つ時間がもったいないので、名前抜きで話がどんどん進行していく。 あ…

GWを前にGSを想起すれば

物心ついてから、GW(ゴールデンウィーク)のスタートは4月29日と相場が決まっていた。昭和の「天皇誕生日」という祝日なのである。平成元年(1989年)から「みどりの日」に改まり、この祝日は継続された。そこまでは記憶もハッキリしているが、いつのまに…

此の際と知らずに漏れる情報

今もふつうに使われる「此(こ)の際」という言葉は、(水上瀧太郎さん著『遺産』によると)大正12年の関東大震災の直後に流行ったものだという。「何しろ此の際の事ですから……」という具合に、特別な状況だから、みんなで足並みそろえて行動しようという空気が醸…

堅実な中にも新語とパロディ

黒澤明監督の『生きる』で、乳飲み子や幼児を連れた母親たちが、空き地に公園を作ってほしいと何度も役所へ足を運ぶ。しかし、住民たちの陳情は市役所や市議会の中でたらい回しにされる。 映画やドラマで、時間経過を表現する技法として使われるワイプやフェ…

いい加減を良い加減と解釈し

明治の時代、背広を“窮屈袋(きゅうくつぶくろ)”と呼んだことがあったとか。といっても、洋服の仕立屋仲間による隠語らしいが。どうやら、江戸時代に武士の袴(はかま)をそう表現したのが語源のようだ。 “窮屈袋”の初代は袴で、二代目が背広ということになる。…

寿命より先に逝って困るモノ

単身赴任の長い長男とは、たまにLINEのやりとりのみで6年も会っていない。先日電話があり、赴任先が名古屋に変わるとのこと。転居先の書類提出で、私の印鑑証明が必要なのだという。 なんだか声がちがうように感じた。二男とはよく会っているが、もし…

未来の未来は今にあるはずが

ジャンルを問わず、海外ロケのテレビ番組を観るのは楽しい。ロケの際、スタッフは仮払金をもらい出かけるという。そして、帰国後のアシスタント・ディレクター(AD)には、精算という大仕事が待っている。 かつて、ツワ者ADさんは、何百枚もの領収書が必要…

世間のルールは肌で感じよう

<歯を食いしばれ! グーがいいか? パーがいいか? それともチョキがいいか?> うっわぁ~!! これって軍隊じゃん、と思いきや、今は日常に交わされる家庭内の会話らしい。腕白小僧を持つママたちが、いたずらした子どもを直立不動にさせて、こう叫ぶとか…

ネット情報の肥満&ダイエット

昨年の今頃、15年半も続けてきたメーリングリスト(ML)を閉鎖した。多くの人と出会い、ネット以外にも飲んで騒いで遊んだ。 メンバーが長い付き合いになれば書くことも減りがちで、今は携帯メールやLINEで連絡をとり、一緒に飲んだ方が話は早い。 サ…