日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

デジタルクローンに託す想い

コンパニオン(companion)の意味は派遣接客業とはちがい、(ある行動を共にして、親密な関係にある)仲間や友のことのようだ。 その語源は中世ヨーロッパで、ラテン語のクム(共に)とパニス(パン)を合わせ、“パンを分かち合う仲間”となったのが始まり…

馬の足がいてこその温故知新

下積み時代の森繁久弥さんは、“馬の足”を舞台で演じた経験があるらしい。馬上の役者にいい芝居をしてもらうためにと、馬の胴に香水を振りかけたという。 歌舞伎俳優の二代目尾上松緑さんが、ある週刊誌の読者にあてて“名馬を求む”と書き、馬の足を演じる役者…

言葉におけるセンスと温度差

シンガポールのリー・クアンユー元首相は<20世紀最大の発明は“エアコン”である>といったそうだ。なによりの暑さというハンデを乗り越え、世界屈指の国民所得を実現した国としては、仕事への能率と意欲を高めるために、空調が絶大な恩恵だったといえる。 …

モノのインターネットとAI

IoT(Internet of Things)”は、「モノのインターネット」の意味だとか。スマホで温度調整をするエアコンなど、様々な機器をネットへつないで便利に使う仕組みらしい。米調査会社によると、2020年の世界の市場規模が200兆円に拡大するといわれている。…

仏に入れる魂は挨拶で始まる

立春後の寒さを余寒というらしいが、寒が明けてもなお残る寒さだ。2月という月は暦の上で春ながら、冬がきわまる時期なのか。それでも寒さの底から、何かが兆し始めるときでもある。 政治家志望だった武者小路実篤さんが文学に目を向けたのは、10代のとき…

なぜか腑に落ちない減少傾向

ひねくれた視点の面白い話が好きである。童話作家・アンデルセンさんは、母親に職人の道へ進めといわれ、<ぼくは有名になりたいのです>と言い放った。そして才能は開花したが『醜いアヒルの子』を書き、イジメられっ子を励ますことは、人生の第一目標では…

ヒマな時間をどうつくるのか

自分が自由に使える時間のことを“可処分時間”というらしい。任天堂の社長であった岩田聡さんは8年以上も前から、“可処分時間”という発想で経営を語っていたという。 デートや旅行、家族と過ごす時間・・・。手ごわい競争相手がいるからこそ、魅力的な商品を…

人工知能は味方になりうるか

人工知能(AI)の進歩がめざましい。ロボットの頭脳となるこの分野への投資は、世界的なブームだという。車の自動運転や介護ロボット、ロボトラクター・・・。10~20年後には国内の労働人口の49%の仕事が、AIやロボットに置き換えられるとの推計も…

真の一流が大衆に寄り添う時

昨日テレビに、指揮者・小澤征爾さんが出演されていて、懐かしい方のお名前を挙げられていた。山本直純さんである。 日本の作曲家で指揮者・山本直純さん(1932年12月16日~2002年6月18日)の、愛嬌たっぷりのヒゲ面が私の頭の中に浮かんでき…

レジェンドは北極星のようだ

1月は往(い)ぬ、2月は逃げる、3月は去る。古くからこのように月の名へ頭韻を踏み、冬から春へと流れる<時間の速さ>を表現してきたようだ。 まだ寒い日は続くが、立春が近づくと厳しい冬も、暦のうえでは残りわずか。<時のすぎるのが早いか遅いか、それ…