日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

過去2年で生成された90%

酔ったときの会話で、私もよく使う「すべる」という言葉。元々は芸人らの業界用語で、笑いをとろうとしたギャグがまるでうけず、気まずい空気が流れることだという。20年ほど前の若者たちが使い始めたらしいが、今の若者に使ったらすべってしまうかもしれな…

編集者・作家・詩人の説得力は

昭和の時代に置き忘れてきたのだろうか。“骨のある人物”という言葉を近年はとくに聞かれないような気がする。 <自分の読みたい雑誌を作れ>が最初の指示だったという。新潮社の“怪物”といわれた伝説的編集者の斎藤十一(じゅういち)さんである。その斎藤伝説…

熱心な共感力で我が身を試す

<何十年かたった後に、時代を思い出す最初の扉が歌であればいい>。作詞家・阿久悠さんの(自らの)作品に対する、思いであった。世の中にとっての歌は? との問いかけにて、それが答えのひとつだったようだ。 相手の側に立って考えられる能力のことを“共感力…

立体的ではなく平面的な記憶

10歳代の頃、江戸川乱歩さんの小説をよく読んだ。登場人物としての若者の年齢としては、25歳との設定が多かったような気がする。当時の私はなんで? と思った。10代の若者の頭には25歳が大人だったからである。 歳を重ねるごとに、テレビや実際に目…

秋の夜も悪くないと想う時期

<迎えの拍手はきのうまでの人気、降りる時の拍手は今の人気>。五代目 古今亭今輔さんの名言だという。人の一生に置き換えても当てはまりそうである。 芸道と同じく、人生にも良いことと悪いことがある。また、人には食分(じきぶん)と命分(みょうぶん)があ…

あこがれは人生の先輩なのか

ワープロやパソコンが一般化する前、ひらがなタイプライターを使ったことがある。今のパソコンキーボードと配列は同じく、アルファベットとひらがなを併用したものだ。打ち込みが新鮮で、ひとり悦に入った。 そのうちワープロが流行り、日本語入力は「ローマ…

右脳の勉強はノートに記して

将棋の羽生善治九段の言葉だという。<現代はAI時代ですが、私は勉強するにもノートに記します>。 たとえ画面を見なくても、スマートフォンが目に入れば記憶力や思考力が落ちるという。情報を得たり知人との連絡などと、スマホに頼る場面は多い。 私の場合…

なにごとにも理由はあるはず

発声の達人は息をすべて声に変え、ロウソクの前で歌っても炎は微動もしないという。息をしっかり声にする能力に長けているためで、とてもわかりやすい表現である。 その昔、小さな演芸場で出演者の芸に客席が退屈しているとき、係員はある細工をしたらしい。…

1年のうちにある「ないまぜ」

すでに立秋は過ぎても、子どもの頃の習性か。淋しさと明日への緊張が、ないまぜになる一日がある。たとえば12月31日、3月31日、8月31日・・・と。 うちの近くの小学校は8月26日で夏休みも終わったが、私にとって8月31日と9月1日のちがいは…