日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

哀れ ねずみ男と子泣きじじい

 

コロナ禍で、猫も杓子も政治家もよく使うエビデンスという言葉。ネットで検索すると、科学的根拠、臨床的な裏づけということらしい。

といっても、このふたりの話からはエビデンスがさっぱり感じられない。現首相の菅氏と政府の分科会の尾身氏である。

デルタ株やラムダ株と、どんどん進化する新種のコロナは空気感染で、“濃厚接触”という枠組みで括れる次元ではなくなっている。ワクチン接種でも感染するし、ワクチンも半年くらいで期限切れだとか。

ネットでは、菅氏が子泣きじじい、尾身氏はねずみ男と呼ばれていた。たしかに、 風貌は似ているが中身は大違いである。私は『ゲゲゲの鬼太郎』で、ねずみ男の大ファンであり、子泣きじじいの優しい目がたまらなく好きだ。

 

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マンガの中のふたりには人情や感情もたくさん感じられる。尾身氏はただの御用学者で、保身には気を遣うが新しい勉強をまったくしていない。

菅氏とくれば腐った魚のような目で、国民への説明もなしに裏でコソコソと腹黒い。学術会議の任命拒否を追求された菅氏は、「説明できることと、できないことがある」と言い放った。説明できないことを権力で勝手に行う首相って・・・国民にとって危険極まりない。

東京のコロナ感染で、自宅の療養者は一ヶ月で14倍だという。あんなに飲食店を締め付けて今のこの結果。感染経路のグラフでも自宅感染が60%に対して、会食での感染は5%だ。それなのに緊急事態宣言ではバカの一つ覚えで変えようという頭がまったくない。

おまけに今度は自宅療養を増やして防ごうという魂胆である。トイレや風呂場が複数あるなどと、完全隔離できる家がいったいどれだけあるのか。家族全員が感染してどんどん増えるということを考えられないのだろうか。

ひとり暮らしならなおさらだ。自治体で食事を配布するところもあるかもしれないが、かろうじて歩ける状態なら必要なモノを求めてコンビニへも行くこともある。

「説明できることとできないことがある」という発想で、なにも学ばないまま国を動かせられたらたまらない。

 

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私はこの数年、自治体のパートタイムをかけ持ちしていて、自民党ファンが多いのはよくわかっている。それにしても、今の政府の顔ぶれを見ると本当にひどすぎる。

政党支持率の推移で時事通信が実施した7月の世論調査では、自民党が21.4%、立憲民主党は4.5%、公明党が2.5%など・・・であったが、「支持政党なし」は63.9%だ。

この秋の衆議院選挙は国民の声を届けるなによりのチャンスのはず。自民党が好きで好きでたまらない人はそのままでいいだろうが、居酒屋と客の不満を票にしてみたり、いやな人の票を減らすための努力で与党以外の人への投票をしたら、きっとなにかが変わる。

野党が弱いからわざわざ投票に行かない・・・という人も、気に入った人に票を入れてみる。結局は人間であり、「支持政党なし」の底力は大きいはず。

野党一党への集中などは無理でも、与党が100議席落ちたらおもしろくなる。今まで投票をしなかった人の票も集まればすごいだろう。

そして、この秋が絶好のチャンスであり、最後かもしれない・・・が。