日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

思い浮かぶ夏の風景と風物詩

白い雨脚から涼しげな名がついたらしい。夕立の別名に「白雨(はくう)」がある。急な雨で遊びが中断され、走る子どもたちの“はしゃぎ声”が聞こえてきそうだ。 そういえば、井上陽水さんの曲の中にも『夕立』があった。青空がかき曇り、水煙を立てて降り注ぐ雨。…

自分の思考や言葉にツッコミ

“楽しむことに忙しそうな人”がいる。うちの奥さんは「暇が大嫌い」と言いながらよくお出かけをしている。 引き寄せ術の達人は、<すべての出来事が一番いい事のために起こる>との認識のようだ。意味のない平行線の会話でも、「幸福とは実はこういう時間の中に…

袖すり合うも他生の縁となる

もう過ぎたが、7月25日は“かき氷の日”だという。7・2・5で「夏氷」との単なる語呂合わせだけかと思ったが、1933年7月25日、山形県で当時最高気温となる40.8度を記録したことでこの日になったとのこと。なにごとも理由がわかれば頭に入りやすい…

当たる素材を嗅ぎ分ける嗅覚

1943年に『姿三四郎』でデビューした黒澤明監督は33歳だった。当時、戦争で他の監督が出征していたという状況下である。 60年当時、映画界は名監督が多くいて、助監督を長く経験してから監督デビューするのが普通だった。やっと映画監督になれた時に…

存在を楽しく許すは あの映画

落語のいいところは、損得と関係なしに“その存在を楽しく許している”ということらしい。そこには、演者とお客さんで共感が持てる“笑い”が介在している。 ヒットシリーズ映画『男はつらいよ』には、「落語のエッセンスをふんだんに感じる」と称されることがよく…

反則技の影には記録的ドラマ

自分で食べるものは自分で作る。簡単な料理に凝った時期がある。そのとき、食材を床に落とした。捨てようかと思ったがもったいないので拾って調理した。恥ずかしいことであると思ったが、奥さんに言った。 <大丈夫よ、それは「3秒ルール」といって、みんなや…

耳に優しきグローバル経済?

この時期にお決まりの記事が出る。総務省が今年1月1日現在の日本の人口を発表。日本人は1億2477万6364人となり、10年連続の減少だという。 その減少幅は1968年の調査開始以降で最大。1億2500万人を下回ったのは、1996年以来で23…

風や雲と語るのが一番なのか

こういう話が好きである。<どういう局面で長考するのか>との問いで、昭和の名人・大山康晴さんは即座に答えたという。「うまくいきすぎている時だ。落とし穴はないのか、と」。棋士はときに手番の一手を指さず、深い瞑想に沈む。 ノートに書いたことは消しゴ…

席取り合戦の予約札みたいに

<御殿も、薔薇も、おひめさまも、手の届くところすべてのものが金になった>。金子みすゞさんの詩『金のお好きな王さま』にあった。その王さまは金が好きなようだ。 校長や教頭が自分の子どもたちを教員採用試験に合格させるべく、県教委の幹部に現金を渡し…

意識や表現もアレンジしだい

物陰から“ぬっと”現れる。物陰から“ぬうっと”現れる。その「ぬっ」と「ぬうっ」には違いがあるという。以前に読んだ新聞のコラムにあった。 不意に現れ出るさまを「ぬっ」といい、のろい動作で薄気味悪く、不意に現れるさまが「ぬうっ」なのらしい。たった一文字で動…

子どものときからあのまんま

位置商標というのがあるらしい。特定の場所に配置された図形や色で商品が識別できる場合に認められるものだという。 特許庁によると、国内での位置商標は約50件が登録されている。その中に日清食品ホールディングスの主力商品である「カップヌードル」も含ま…

たんたんとすぎる毎日がいい

この梅雨は例年になく雨が続く。たった一年前のことも記憶から遠ざかるが、昨年の今頃に東京あたりでは早々に梅雨明けをしていて、盛夏のような天気が続いていたようだ。 海の誕生は3月1日だという。地球の歴史(46億年)を1年のカレンダーに換算した場合…