日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

追いやられるモノには要因が

AI(人工知能)は1950年代からブームと低迷を繰り返し、今は第3次ブームにあるという。とくに新しい技術ということではないらしい。 それぞれで実用化が始まり、その応用範囲は広いというが、どうもピンとこない。 証券会社のゴールドマン・サックスは…

伝説の「阿鼻叫喚」コンサート

観客は阿鼻叫喚(あびきょうかん)で、音楽がほとんど聴こえないほどだった。舞台も客席も、狂気に満ちていた。音楽評論家・安倍寧さんはその客席にいた。 1958年、伝説となった第1回日劇ウエスタン・カーニバル。舞台上にいたのは「ロカビリー3人男」と呼…

読書は紙とデジタルのどちら

<わたしは“本や”に本を探しにゆくのではない。なんとなく本の顔をみにゆく>のだから。詩人・長田弘さんは書いた。本の数は少ないけれどかまわない。大きな書店ではない“本や”という雰囲気を持った小さな店が好き・・・だと。 夜に、静かな店でまだ知らない…

消えゆく物から宿る文化とは

あの時代、ラジオのディレクターはみんな若くて志があった。コンサートへどんどん足を運び、お気に入りのシンガーをディスクジョッキー(DJ)に登用する。ダイヤルを合わせた若者はお気に入りのDJを見つけ、初めて聴いた曲を輸入レコード店で探し出す。 テ…

自動運転のあとは飛ばされる

“100年に一度”とも言われる大変革の時代を、自動車が迎えようとしているらしい。20世紀に入り普及したガソリンエンジン車が、どんどん追いやられそうだ。 規制を強める動きは世界で広がり、EV(電気自動車)が次世代エコカーの本命候補になりつつある。…

同じ球技のような気がしない

<喜ぶな上司と野球にゃ裏がある>。数年前のサラリーマン川柳である。上司のささやく甘言の裏には思惑があり、野球の裏には逆転が隠れている。 自分はテレビで観る気もないが、毎夏には家でも外でもテレビで流れている。観ないつもりでいても、試合内容がも…

「はっきり」させたい言葉たち

詩人・中桐雅夫さんの『嫌なことば』という作品が大好きだ。気に入らない言葉遣いを並べて罵倒する。<何という嫌なことばだ、「生きざま」とは>。理由として、「生きざま」というのは本来「死にざま」から出たものだから・・・と。 <「やっぱし」とか「ぴったし」と…

「俺たちシリーズ」をご存知か

松田優作さんと中村雅俊さんは刑事ドラマ『俺たちの勲章』(1975年4月~1975年9月)で共演している。この作品は、出目昌信さん、降旗康男さん、斎藤光正さんらの錚々たる監督たちが各話を担当し、鎌田敏夫さんが脚本を書いた。 雅俊さんによれば、優…

薄幸系とラブコメの軍配は?

かつて、恋愛ドラマの“王道”といえば、薄幸系であった。不治の病にかかったヒロインとそれを支える恋人などの図式は、映画でもよく使われた。 『赤い疑惑』や『赤い運命』などの“赤シリーズ”は、1974~80年にかけて放送されたTBS系作品で、山口百恵…

身をさらすか隠すかのゲーム

NHKの朝ドラや数々のドラマの主題歌を作り歌い、自身もドラマ・映画に出演。あの『逃げ恥』ではドラマと主題歌『恋』が大ヒットを記録した。“自由な遊び心”を持つ星野源さんは、コメディアンとしての一面ものぞかせる。 テレビの草創期にも、音楽・演技・…

断られた時から始まるはずが

1964年に初版の『販売は断られた時から始まる』(E.G.レターマンさん)という書籍は、営業マンのバイブルといわれベスト&ロングセラーになった。私も熟読している。 飛び込み営業の経験がある。何度も何度も声をかけても断られる。その度に話しかけるタイ…

ネット漬けにアナログ癒やし

ポケットの中で熱くなったり、使わなくても電池が勝手に減っていく。私のスマートフォンのことである。スマホとの付き合いは、(iPhone発売後の)アンドロイド初代機からなのであるが、いまだに馴染めないでいる。 できればスマホよりタブレット、それよ…

短夜の如く移りゆくモノたち

明けやすい夏の夜を「短夜(みじかよ)」という。今も、夏はひえひえの麦酒が一番なのか。<昨日は今日の古(いにし)へ 今日は明日の昔>。室町時代の歌謡集『閑吟集』の一編だ。時の歩みは速い。 <もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のこと…

やることはバンカラなNHK

下駄を鳴らして奴がくる 腰に手ぬぐいぶら下げて・・・♪ 43年前にかまやつひろしさんが歌ったヒット曲『我が良き友よ』である。作詞・作曲は吉田拓郎さん。歌詞の中にもあるが、往年のバンカラ学生を描いている。ただし、歌われた時代には、そういう学生を…

面白いのは人間のエピソード

知らない人たちがそばにいると、人間の本能は彼らに対して“友好的か、それとも敵対的に”振る舞うべきかを決めるため、その人たちを調べにかかるという。 そのように、人が人を見出すのも人類の歴史であるようだ。 噺(はなし)家の仲間どうしでは「きんちゃん」…