日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

未来と過去のどちらがお好み

「適当」という言葉は文脈により意味が変わる。「今は過ごすのに適当な気温だ」と使えば、状態や性質が求める条件に合うことになる。かたや「適当に相づちをうつ人」となれば、軽々しいイメージである。 「さばを読む」は数をごまかすことに使われる。青黒く輝く魚体…

格言やジョークが当てはまる

<健康のためなら、死んでもかまわない>。<私は同じことを二度言わない。もう一度言っておく。私は同じことを二度言わない>。こういうジョークが好きだ。そして、<絶対になんてことは絶対にないんだ>と。 フランスの劇作家アルマン・サラクルーの格言だ…

簡易さの裏側には人手いらず

地方へ行くと人の数が少なく、廃業店舗が目立つ。“東京一極集中”の言葉がどうしても頭に浮かぶ。しかし、そればかりではないらしい。 東京都への流入超過は1957年の24万4010人をピークに一度下降し、1967年から1996年までの30年間のうち…

ロスジェネ世代が中心なのに

“バブル景気”と呼ばれた好景気の急激な後退は1980年代後半に起きた。高騰し続けていた株価や地価も下落に転じた。 バブル崩壊後から約10年間の期間に就職活動をした人たちが、“ロスジェネ世代”と呼ばれるらしい。1970年~1982年頃に生まれた世…

声の個性に魅了されることが

彼女の歌声が会場に響く。ミュージカル『レ・ミゼラブル』の挿入歌『夢やぶれて』の一節である。審査員は目を丸くし、観客は一瞬息を呑んでから総立ちになった。そして、割れるような喝采が贈られた。 天使の歌声。スーザン・ボイルさんの代名詞となった。その…

なんでもできるスマホの弱点

そよ風といえば春のイメージだが、そよ吹くとはかぎらない。つい先日も風の強い日があった。“鉄砲西”や“西風(にし)落とし”など、風向きの急変に準備する言葉はこの季節に多い。侮るな・・との戒めとして、気象用語の本にあった。 本といえば、“本屋ゼロ”の市…

安物で銭失い ただは高くつく

“故事ことわざ”では、今も通ずるものが多い。<安物買いの銭失い>。安いものは品質が落ち、買って得をしたように感じるが、すぐに壊れて使い物にならなくなるから、高い買い物をすることになる。『江戸いろはかるた』の一つだという。 <ただより高いものは…

メッキの下に隠れているもの

サッカーのアーセン・ベンゲル監督は名古屋グランパス監督も務め、1996年10月から2018年5月という長期で英プレミアリーグのアーセナルを率いた監督である。 <監督業をしていれば、何の苦労もなく日々を過ごすのは不可能。喜びに舞い上がることも…

なくてはならぬこの名コンビ

いろいろな分野で使われているQRコード。それは生産技術として、1994年にトヨタグループの「日本電装(当時)」が開発したものだという。つまり日本製だったのである。 “かんばん方式”で(在庫を持たない)生産管理をするトヨタは、書類の代わりにQRコード…

目借時には野球観戦心地よし

春の陽気についうとうとする眠気を目借時(めかりどき)という。この時期の季語で、カエルが人の目を借りにくるから・・・との俗説もあるそうな。私もこの春は仕事の時間が切り替わるため、夕方あたりにうとうとすることがある。 眠りの貸借といえば、“睡眠負…

便利さの呼び込む低いレベル

90億光年離れたところにある星の観測に成功。東京大などの国際研究チームが発表したのは1年前であった。 2015年、研究チームはハッブル宇宙望遠鏡で、90億光年離れた銀河に輝く天体を見つけたが、一つの星として観測できたものでは最も遠いとのこと…

短所の修正より長所を活かす

「令和」を初めて聞いたとき、私は“いいな”と感じた。「平成」のときはなにかピンとこなくて、“自分は「昭和」の人間だから”という意識が強かった。それは今も変わらない。“好き嫌い”は人それぞれであるが。 昭和の戦後に誕生した(初の名人として)将棋史に名を残す…