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日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

人の中にある曖昧さが面白い

ラーメンを食べたくて入った店で、迷わずカレーを注文して、カレーを食べながらあきれ返っていることがよくある。思うこととやっていることの“矛盾さ”がふしぎなのだ。 外来語を重ねた日常会話もかなりの矛盾含みだ。 <車でドライブ中に不慮のアクシデント…

継がれゆく人情というDNA

<煮凝の とけたる湯気や 飯の上>という句がある。 明治生まれの俳人・鈴鹿野風呂(のぶろ)さんの作品だという。 “にこごり”は、「煮凝り」や「煮凍り」とも書くそうな。 前の晩にこしらえた煮ものの煮汁が寒い台所で凍り、その中に魚の身がとじこめられている。…

脳における男女のちがいとは

早いもので、2月の1週間目がもう過ぎゆく。 <梅二月 ひかりは風と ともにあり>。俳人・西島麦南(ばくなん)さんの句である。 いつも光が、(気温にさきがけて)次の季節の到来を告げる。日脚も伸び、東京では冬至の頃より日の出が10分ほど早く、日の入り…

「泰然自若」を実践できる人達

勝負の世界と商品開発は別物だが、記録や形を残す人たちには共通するモノがある。「“なにか”を成した人」の話は、ジャンルの違いを超えてとても興味深い 昨年、アップルは13年ぶりの減収減益で、「成長に陰りか」と話題になった。iPod、iPhone、iPa…

言葉を獲得する以前のコミュ

「人工知能」や「ロボット」という単語が氾濫する昨今、(すでにある)身の周りのものを見ても、私にはロボットのように感じてならない。 たとえば全自動洗濯機。スイッチひとつでなんですべてができてしまうのだろうか?使う度に感心する。二槽式洗濯機に比べたら…

人生に句読点を打ちやすい国

本年もよろしくお願い申し上げます。 いつも読んでいただき、ありがとうございます。そして、皆様のすばらしい記事をたくさん読ませていただけることに感謝しております。 <7・2・3(なにさ)から 7・2・4(なによ)に変わる デジタルの 時計見ながら 快…

幸せホルモンは心の持ちよう

<亭主元気で留守がいい>。このフレーズがテレビのCMで世間に広まったのが1986年(昭和61年)のことである。“格差社会”や“自分で自分をほめたい”などと並び、当時の流行語になっていた。 今よりはるかに景気のいい時代にマッチした、新鮮なフレーズだ…

飄々とした一面に心惹かれ

長年、居酒屋とは縁があり、人並み以上に呑みすぎるわが身としては、店のトイレにもお世話になっている。 年を経て店のスタイルも変貌しているが、いつのまにかトイレの貼り紙が礼を言うようになってきた。 昔の常套句は、“一歩前へ”や“○○こぼすな”であった…

物怖じと人見知りをしない人

若かりし頃、人生の先達者たちからたくさんの刺激をもらった。この方からの影響も少なくはない。竹村健一さんである。 テレビのトーク番組『竹村健一の世相講談』(1978年4月~1985年3月)では、小渕恵三さん、大平正芳さん、石原慎太郎さん、(大統…

“人生の終わり”の後悔とは

都会の夜に慣れた目には、山あいの満天の星が明るすぎる。あまりの密度に驚嘆しつつ、星同士が衝突しないのか心配にもなる。 ところが、星と星の混雑度は「太平洋にスイカが3個程度」なのだという。宇宙は気が遠くなるほど広い。それだけに謎解きをあきらめな…

よくある噴飯モノのできごと

その昔、小学校で先生から「ひとの嫌がることを進んでしなさい」と児童が教わった。日本語はむずかしい。ある男の子は、女の子の嫌がることをしながら歩いたという。 数年前の文化庁「国語に関する世論調査」では、“噴飯モノ”を「腹立たしくて仕方ないこと」と誤解…

異端者だから成し遂げられる

作詞家の創意や意図に、前から興味が強い。自然に生まれたようなフレーズにも、隠されている秘密があるように思うからだ。 童謡の『ゆりかごのうた』(詞・北原白秋さん)に“黄色”を感じるという説がある。 <ゆりかごのうたを カナリヤが歌うよ・・・>。 そ…

鑑賞よりも感賞の確率に興味

作家の感性はおもしろい。 <あくびを するとき ネコのかおは花のようになります>。まど・みちおさんの詩『ネコ』の一節である。 小さな口を開け、目鼻がグシャッとなるネコのあくびは、ダリアやバラに見えなくもない。 凛として美しいキキョウ(桔梗)のなか…

見も知らぬ恩人と運の貯金

フーテンの寅こと車寅次郎は実に惚れっぽい。そして最後はフラれるのだ。映画『男はつらいよ』の目玉は、毎回登場のマドンナである。 数々の恋愛の中では、何度か受けいられるも自ら身を引く始末。もっとも寅さんの恋が成就したら、名作が48本も続くことは…

粋にもてなす日本人のお家芸

歳を重ねる度に知らないことが増えていく。 「少し刺し身を切りますか?」、「握りがいい。つけてくれ」。すると職人はおもむろに鮨を握り始める。 作家・早川光さんのコラムにあった。30数年前、早川さんが入った東京下町の鮨(すし)屋での会話である。 職人と…

名前に宿るふしぎな魂と心

江戸から明治に移ると、人々は以前ほど泣かなくなった。柳田国男さんの説である。 教育の普及で、人々は感情を言葉で伝える技術を磨き、涙という“身体言語”の出番が減ったそうだ。とはいえ、“身体言語”のDNAはかんたんに消せず、なにかの拍子に現れること…

いつの世もヘンな人が蔓延る

詩人・吉野弘さんには、漢字を題材にした作品があるという。<脳も胸も、その図(はか)らいも 凶器の隠し場所>(『同類』)。 脳や胸という漢字には“凶”が隠れており、誰しもが聖人にはなれず、つい凶器のように野蛮な言葉が脳裏に浮かぶ。 脳や胸にとどめてい…

「宝物の時」こそが美味の瞬間

『年齢の本』(デズモンド・モリスさん著)によれば、<59歳は中年としての最後の喝采を受ける年齢>であり、<31歳はもはや若者に信用されなくなる年齢>なのだという。 1歳ごとの年齢の持つ意味を、0歳から100余歳まで、有名人にからめて記されてい…

ときめく時間の部分活用方法

昨年の箱根駅伝で青山学院大は、初優勝を果たした。その采配は“ワクワク大作戦”だという。観客も選手も“ドキドキワクワク”するレースをしよう、との掛け声である。結果、選手たちの力が予想以上に引き出された。 また、過去の栄光や成功が枷で、持てる力を発…

セコさには反骨のセンスが大事

ケチにも上には上がいる。五代目志ん生さんの『落語黄金餅』のまくらがおもしろい。 釘を打とうと、近所に金づちを借りに行ったら断られた。その理由は、鉄(かね)の釘を打たれたら金づちが減るから、なのだと。そこでいわく、しみったれな野郎だ、それなら自…

負けず嫌いは日本人のDNA

志賀直哉さんの随筆『自転車』によると、10代の頃は自転車マニアだったという。ブレーキもない当時の米国製を乗り回し、東京中の急坂を登り下りしたり、江の島や千葉へと遠乗りをしたそうだ。 鉄道馬車や人力車が主な移動手段だった時代だというので、自転…

言葉は武器にも凶器にもなる

長年の営業職で、言葉一つが売上げに直結したり、顧客を怒らせた体験もある。使い方により、言葉は意味や音感が微妙に変わる。 「愛する」の“愛”は“心”が真ん中に配されているが、「恋」の場合“心”が下になる。<恋は下心で愛は真心>なのだろうか。おもしろい。…

“言葉少な”の嫌われ方好かれ方

以前、<身近な人の嫌いな口癖は?>という内容のアンケートをしていた。約2万の回答の中から、2位は「お金ない」で1934票。そして、4540票という大差で1位に輝いたのはたった一語の「は?」であった。4~5人に1人の割合である。 納得できない、ま…

操れないモノに迷うが人の常

日本の芸能界をサラリーマン式とすれば、ハリウッドは自営業式だといわれる。それぞれのタレントが、自分のキャリアを自分でコントロールして、責任も自分で持つ。 アメリカで人気のテレビドキュメンタリー『アクターズ・スタジオ・インタビュー』では、クリ…

こころの伴わぬ資格保持者達

世界の肥満や体重超過の人は約21億人とのことである。肥満率の高いメキシコ市では、<スクワットを10回やれば地下鉄やバスが無料>との奇策。いつか読んだ記事だが、今でも続いているのか。 そのカウントは、専用機械の上でひざの屈伸運動をする。その光…

受け取り方・憶測の違いとは

中国の留学生が日本の食堂に入り“力うどん”を頼んだという。運ばれた料理をじっと見ながら<蚊は?>。 小話である。片仮名の“カ”と漢字の“力”はよく似ている。四川、広東には“蚊の目玉のスープ”なる料理があるらしい。本当に蚊の目玉かどうか定かではないが…

幸福な偶然とそれ以外の偶然

理学博士・鈴木章さんがノーベル化学賞を受賞したとき、“セレンディピティ”という英語を記者会見で使った。“幸せな偶然”のことだという。 どこに隠れているか分からない幸運を見逃さずに新たな発見につなげよ、との趣旨であろう。それでも人は“不幸な偶然”に…

3月から4月への教訓とは?

今は死語なのかどうか。<月月火水木金金>という言葉がある。休み返上で働くことを、こんなふうに呼んでいた。 1週間やりすごして、やっと土日が・・・と思った矢先、また仕事が入り休みなしの週が連続する。景気の良い時代であったが、人手不足のツケがよ…

屁理屈と違うモノの考えよう

ドイツ語の単位を落とし、3年生になれなかったノーベル化学賞の田中耕一さんは、それから後輩に交じり猛勉強したそうだ。 夏目漱石さんは落第が薬になったと『落第』に記している。<ごまかしてばかり通って来たら、今頃はどんな者になっていたか知れない>…

言葉におけるセンスと温度差

シンガポールのリー・クアンユー元首相は<20世紀最大の発明は“エアコン”である>といったそうだ。なによりの暑さというハンデを乗り越え、世界屈指の国民所得を実現した国としては、仕事への能率と意欲を高めるために、空調が絶大な恩恵だったといえる。 …

その人の名は 立川談志さん

立川談志さんが落語協会から脱退し、立川流を創立したのは、2人の弟子が真打ち昇進試験に落ちたことが発端だったという。 昨秋、学術や研究、芸術、スポーツなどの分野で活躍した人に贈られる紫綬褒章を受章された立川志の輔さんは、2011年に亡くなった…

脳内に関する読み物が面白い

とくに意識しているわけではないが、脳に関する本はよく読んでいる。それも、医学的見地からではなく、読み物として楽しんでいるのだ。 年明けに、興味深い新聞記事を読んだ。頭で思い浮かべた言葉の一部を、脳波の変化から解読することに成功したという。障…

時の移ろいにはエピソードが

“タレント多くしてスターが稀な”この時代、永遠の大スター女優・原節子さんが亡くなった。42歳で女優を引退後、半世紀以上も表舞台から姿を消していたが、テレビや新聞で哀悼報道が多いのにおどろいた。 小津安二郎監督、黒澤明監督の作品では馴染み深いが…

苦肉の策があればこその流行

世の中、自分の意志とは別の力で、思わぬ方向の仕事で花開くこともある。 あの越路吹雪さんがスターになる前、所属する東宝からの経費は潤沢とはいかなかった。ラジオ番組で歌う外国曲の訳詞も、プロの作家に頼むとお金がかかる。 「あんた、やってよ。(学校…

好き・器用・継続で織り成す蔭技

好きであれ、器用であれ、そして続けること。 なにかを極めるとき、この3つは切っても切れない。リンクしているからだ。そして、それぞれに密度の違いがあり、3つのバランスがうまくとれているかどうかがポイントである。 飽きっぽい性格の私も、好きなこ…

そのしぐさの裏には企みが

どんなにいいお話をしようとしても、相手の人は話そのものよりも話し手の表情やしぐさ、そして服装などへ9割以上の関心が向くということなのである。 <家族が言葉を交わさなくても、いま誰が幸せで、誰が傷ついているか全部わかった>と言ったのは、映画監…

飽きっぽいことは良いことだ

“三日坊主”という言葉がある。飽きっぽくて長続きがしないことで、そのような人のことをいうらしい。私もこのタイプである。これを短所としてとらえると、治そうとする努力はたいへんなものである。ああしよう、こうしようと決めたことが3日しか持続できな…

ナウいヤングはダサいだろうか

“ナウい”と“ヤング”の組み合わせは、なんだかすごい。どちらも、リアルタイムで知っているが、今では言葉に出すことがない。うっかり口にしたら、まわりからどんな目で見られるのであろうか。 それでも、“ヤング”という言葉は思わぬところで使われている。卓…

一生懸命の中にあるユーモア

義務教育を終え、最初に得た仕事は牛乳配達であった。その後、イギリス海軍に従軍するが健康上の理由で除隊し、トラック運転手、労働者などいくつもの仕事をしながらボディビルジムに通う。 1953年、ミスター・ユニバース・コンテストの重量上げ部門で3…

アプレ新人類オタクへの中継

アプレゲールとは、第一次世界大戦後のフランスにて、既成の道徳や規範に囚われない文学・芸術運動が勃興したことをさした。 第二次世界大戦後、日本ではその省略形で“アプレ”という言葉が流行した。戦前の価値観と権威が完全に崩壊し、既存の道徳観を欠いた…

人間はどこまで耐えて笑うか

『人間はどこまで耐えられるのか』(フランセス・アッシュクロフトさん著)という本はおもしろい。18世紀末、イギリスで行われた人体実験で、被験者の男性が、卵と生肉とともに気温105度の部屋へ入った。15分後その男性は元気に出てきた。卵は固ゆで、…

死語のアベックにも歴史あり

“カップル(英語: couple)”の意味を調べたら、<一対の存在のこと。人や物の中で、同種だと見なされ、一緒になっていると見なされているもの。特に、夫婦関係や恋愛関係の二人のこと>と出た。 “アベック(フランス語: avec)”では、<「…とともに、…

独断と偏見そして天邪鬼な人

<なにかいいことない?>。そんな気持ちで人と話したり、本を読んだり、メディアを通じて情報を得ている。かつて、どういう形からも得られることは多かったが、今はわかりきった会話が空回りしているようだ。 どれもこれも、“Yahoo!やGunosyの…

こころとからだで意外な反応

人が以前ほど泣かなくなったのは江戸から明治に時代が移る頃だという。教育の普及により、人々が言葉で感情を伝える技術を磨き、身体言語ともいえる「涙」の出番が減ったのだそうだ。(柳田国男さん著『涕泣(ていきゅう)史談』)。 我々よりはるかに能弁であろう…

ひょうひょう人に強い憧憬が

自分のエントリで何度か書いているが、私は飄々(ひょうひょう)としている人に興味がある。飄々とした役をこなす役者さんや、バラエティの方たちも、知らないうちに見入ってしまうのである。 何度も観ていたくなるコントの名手といえば、アンジャッシュのおふ…

こころの数字化で見えるモノ

最近よくストップウォッチを首にぶら下げて使っている。ふだんの生活の中のふつうのペースでの時間を具体的に数字化することで、時間の把握ができそうであるからだ。“だいたい”という感覚では、時間の無駄遣いが増えすぎる。その防止の意味もある。 <かみさ…

境界のないダンディズムとは

「躾(しつけ)」という字は日本で生まれたのだという。どなたの創案なのかは不明であるが、“美しい身”と書く以上<しつけはおしゃれにも通ずる>ものなのかもしれない。男のおしゃれや伊達(だて)に徹する態度のことを、「ダンディズム(dandyism)」といわ…

老いも若きも赤ん坊も共生中

「スマホに子守をさせないで!」というポスターがある。日本小児科医会がそれを配り、注意を促しているとか。スマホがロボットのように子守でもするのか、と思ったがそうではないようだ。 今スマートフォンが子育てに使われるという。パズル、ゲーム、絵本など…

いい加減を良い加減と解釈し

明治の時代、背広を“窮屈袋(きゅうくつぶくろ)”と呼んだことがあったとか。といっても、洋服の仕立屋仲間による隠語らしいが。どうやら、江戸時代に武士の袴(はかま)をそう表現したのが語源のようだ。 “窮屈袋”の初代は袴で、二代目が背広ということになる。…

寿命より先に逝って困るモノ

単身赴任の長い長男とは、たまにLINEのやりとりのみで6年も会っていない。先日電話があり、赴任先が名古屋に変わるとのこと。転居先の書類提出で、私の印鑑証明が必要なのだという。 なんだか声がちがうように感じた。二男とはよく会っているが、もし…