日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

自然・動植物・宇宙

うまくいかない画像サイズに

たまの読書も、紙媒体ではなくなったせいなのか。 以前、よくあった製本の際の切り損ね。買った本を開いて、余分な紙を折り畳んだ不体裁なページを見つけたことが懐かしい。 裁断ミスのページは「福紙」または「恵比須紙」と呼ばれたらしい。それは、陰暦10月…

いつもと同じに去りゆくナツ

ツクツクボウシの鳴き声が、夕暮れ時の蝉時雨に引き立つ。そのメランコリックな調べに、ゆく夏を感じる。 だいぶ前から、道でひとつ、ふたつと、セミの亡骸を目にする。声を使い切り、地を這う力も尽きたように見える。 セミに比べると、テントウムシは長生…

なんのために鳴くホトトギス

炊飯器で炊いたご飯の、抜きん出ておいしい部分は表面だという。表面をすくい取って口に運べば、甘みがとても深いらしい。 うまい米は上へ上へと集まる。しゃもじで混ぜるのは“おいしさを均等にするためだ。 人間の社会でも、おいしい部分は上に集中する。し…

不変ではなかった一日の時間

約45億年前、誕生したばかりの地球は自転のスピードが速く、1日は5時間ほどしかなかったそうだ。以前、新聞のコラム記事で知りおどろいた。 その回転にブレーキをかけているのが月の引力で、潮の満ち引きが起きて、大量の水と海底の間に摩擦が生まれ、自…

花見はざっくばらんが一番だ

端唄にうたわれた<梅は咲いたか桜はまだかいな>だが、今年は開花の順番もかなり曖昧なようだ。私のまわりでは早咲きの菜の花が1月の初旬、そのすぐあとには河津桜も早く咲いた。そして、ソメイヨシノはさぞかし早かろうと身構えていたところ、例年より一…

「時」とは魔法のようなもの

2006年のトリノ冬季五輪スピードスケート女子500メートルで、岡崎朋美選手は0.05秒の差でメダルに手が届かなかった。 それを伝える当時の新聞記事の形容が、とても印象深かった。 25億円分の1円玉を1枚ずつ積み上げていく。それが空の高みに立…

「見る」のではなく「観る」こと

2005年の世界陸上ヘルシンキ大会・四百メートル障害で、銅メダルを獲得した為末大さん。その速さの秘密は、世界最高と言われるハードルを跳ぶ技術であり、「サムライハードラー」と呼ばれるようになった。 為末さんはコーチにはつかず、一人で工夫を重ねな…

宇宙エレベーターのスタート

炭素繊維「カーボンナノチューブ(CNT)」は、(近年開発が進む)日本発の先端素材である。髪の毛の1万分の1の細さなのに、鋼鉄より丈夫で軽いという特徴がある。 炭素は、温度や光など条件のちがいで、電気の通りやすさが変化する“半導体”の性質を持つ。地球…

2週間の風景を綴る時速とは

今年もあと2週間。毎月、2週間はすぐに過ぎ去るが、今月の2週間はアッという間だ。 この時期に必ず思い浮かべるのは、昭和の作家・池波正太郎さんである。千枚近くの年賀状を初夏の頃から少しずつ書き進め、一人ひとりを思い浮かべ、その名を直筆で記した…

原人の登場は最後の2センチ

冬の噺(はなし)に、古典落語の名作が多いという。その代表格としては、『芝浜』や『富久』か。 財布を拾ったり、富くじに当たる。ほんの偶然から大金を手に入れるなど、ツイている人物が落語には登場する。 立川談春さんによると、「改心して、努力して、必死…

大晦日の夕方に人類が現れる

“驚くこと”を表現する慣用句がある。たとえば、“やぶから棒”、“寝耳に水”、“ひょうたんから駒”。 “やぶから棒”と“寝耳に水”が使われる場面では、対応にあたふたする姿が浮かぶ。“ひょうたんから駒”は、普通で起こりえないような意外性が加味される。 “青天の…

矛盾含みの今秋も過ぎ去った

いつのまにか、四季のうちで“秋の長さ"を気にするようになっている。たしか5、6年前に長い秋の年があり、その体感から(長い秋を堪能できると)得した気分になれることを知った。 秋の期間の断定は、「最後の真夏日(30度以上)から気温が一桁になった間」が基…

魚種交代は謎の中だろうか

地球の氷の9割は南極にあるという。 大陸を覆う氷床は厚さが平均2450メートルにもなるらしい。それは、富士山の6合目までが氷に埋まった状態なのだ。 極地研究家でもある神沼克伊さんの著書『地球環境を映す鏡 南極の科学』にあった。 もし全て解けた…

知らないことの多すぎる気が

こうしてなにかを書こうとするたび、知らないことが増えてくる。 人類最大の天敵は?米マイクロソフト創業者ビル・ゲイツさんいわく「蚊」だと言う。 <蚊は破局的な病をもたらす。最悪はマラリアで、毎年60万人以上が(蚊の)犠牲になる>のだと。 その他の動…

牧水さん酒話と今の天気予報

1885年8月24日、宮崎県に生まれた歌人・若山牧水さんは、旅と酒をこよなく愛した。その酒量は並大抵のものでないという。 大正の末、九州へ51日間の長旅をした。その紀行文に記録されている。 朝の4合から始まり、<一日平均2升5合に見つもり、…

宇宙を舞う妖しきデブリたち

太陽系の主構成は<水金地火木土天海冥>といわれる。その中の冥王星は、太陽からの距離が地球の約40倍、肉眼では見えない。1年前、米航空宇宙局(NASA)のニュー・ホライズンズは、この星に最接近した。2006年1月から飛行を続けてきたのである。 …

夕暮れ時は寂し嬉しの雑感

<夕暮時というのが嫌いだった。昼間の虚勢と夜の居直りのちょうどまん中で、妙に人を弱気にさせる>。向田邦子さんのシナリオ作品『冬の運動会』にて、主人公である青年の独白が印象深い。 夕暮れ時は、“どうにかする”の虚勢が“どうにでもなれ”の居直りに転…

温暖化だけと思えば大間違い

二酸化炭素が増え、地表の熱が宇宙へ逃げにくく、地球の平均気温が上がってしまう現象が“地球温暖化”である。暑い夏が増え、台風が強くなる。他にもいろいろな現象が起きている。 増えた二酸化炭素は海にもたくさん溶けて、海洋の酸性化が進むといわれる。ウ…

星空から見るこの星への想い

寒くも暑くもない穏やかな季節になった。過ぎし昔をふと思いながらの星空も、なかなか粋なものである。 おおぐま座の一部である北斗七星は、北の空を沈むことなくまわりつづける。ギリシャ神話では、主神ゼウスの寵愛を受けた妖精に、激怒したお后のヘラが妖…

古今いろいろ ほめ方と信じ方

平安時代初期の貴族・歌人である在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだ歌である。<世(の)中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし>。 「この世に桜がまったくなければ、春も穏やかな気持ちでいられるのに」とのことらしい。今か今かと咲くのを待つが…

地球という名の池に春が来る

1年を4等分して“春夏秋冬”を当てはめる方式を定めるのは、気象庁の「気象観測統計指針」なのだという。天気予報で“春の気温”という場合、日本中のどこでも3~5月をさすそうだ。 便宜上の季節区分ではあるが、(気分的に)2月から3月への変わり目は安らぐ。…

ネコやトンボ、ヒト等の雑談

イヌ派、ネコ派とよくいわれるが、私はどちらも好きである。ただ、ネコとの同居体験はあるが、イヌと暮らした経験はない。 ネコもヒトと同じような仕組みでアルツハイマー病になるらしい。東京大などの研究グループがその事例を発見した、という。ネコの病変…

仮想水という発想で教わる事

仮想水(バーチャルウォーター)と呼ばれるものがある。食料を輸入している国(消費国)が、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したものであるという。それは、ロンドン大学・名誉教授のアンソニー・アランさんがはじめて紹介した…

秋といえば味・本・眠・球・空の話

<干物では秋刀魚(さんま)は鰺(あじ)にかなわない>。古今亭志ん生さんの川柳だという。味の好みは人それぞれで異なるだろうが、なるほどと納得。 干物はアジであっても、塩焼きではサンマが魚の王様といえそうだ。長雨が秋を早く運び、日の暮れが日に日に早…

今 晩夏、それで晩春はいつ?

今年の“処暑”は8月23日。つまり、本日なのである。二十四節気の処暑は、暑気が退散する頃。暑かった季節もようやく峠を越えておさまる時期とされるが、“処”という文字から<暑さが残る>との意味もあるようだ。それでも、“止まる”や“おさまる”の解釈もできる…

プラスチックのたどり着く先

曜日別の家庭ごみを見て思うのは、プラスチックごみの容量がどんどん増えているようだ、ということ。家族が多いときは生ごみもよく出たが、今はごみの大半がプラスチックなのではないかと思えるほどだ。 プラスチックの主成分は、高分子(ポリマー)と呼ばれ、…

夏バテ三大食べ物VS熱中症

本日は「米(こめ)騒動の日」なのだそうだ。1918年(大正7年)富山県魚津町の漁家の主婦たちが、米の県外移出を阻止する集団行動を起こし、これが全国に拡大し9月まで続き、軍隊までが鎮圧に投入され、寺内内閣が倒れることとなる。 <昨今の米高が如何に細…

雨が降れば案の定ぬれて遺憾

先日、所用で出かけようとしたらあいにくの雨。一泊のため荷物もある。目的地は雨の予報ではなかったため、最寄り駅まで傘をさし“置き傘箱”へ寄付して電車に乗った。家に古いビニール傘があったのでちょうどよかった。 各地の梅雨入り情報が多くなってきた。…

花見は直球ど真ん中の絶好球

この土日は仕事だった。そのおかげで、昨日と本日の2日間はゆっくりとお花見を楽しむことができた。(最近、友人から作り方をご伝授いただいた)自作の“おにぎらず”と缶ビールを持ち込み、ソメイヨシノにたっぷりと酔いしれた。 天気の週予報では、この2日間…

砂浜と野生動物の運命いかに

今世紀末には海面が60センチ上昇し、日本の砂浜は最大85%が消失するという。国立環境研究所などの研究機関が発表している。昨年、政府は温暖化の被害を軽減する「適応計画」をつくる予定だとのことであったが、その後の対策は進んでいるのだろうか。 『い…