日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

自然・動植物・宇宙

なんのために鳴くホトトギス

炊飯器で炊いたご飯の、抜きん出ておいしい部分は表面だという。表面をすくい取って口に運べば、甘みがとても深いらしい。 うまい米は上へ上へと集まる。しゃもじで混ぜるのは“おいしさを均等にするためだ。 人間の社会でも、おいしい部分は上に集中する。し…

不変ではなかった一日の時間

約45億年前、誕生したばかりの地球は自転のスピードが速く、1日は5時間ほどしかなかったそうだ。以前、新聞のコラム記事で知りおどろいた。 その回転にブレーキをかけているのが月の引力で、潮の満ち引きが起きて、大量の水と海底の間に摩擦が生まれ、自…

花見はざっくばらんが一番だ

端唄にうたわれた<梅は咲いたか桜はまだかいな>だが、今年は開花の順番もかなり曖昧なようだ。私のまわりでは早咲きの菜の花が1月の初旬、そのすぐあとには河津桜も早く咲いた。そして、ソメイヨシノはさぞかし早かろうと身構えていたところ、例年より一…

「時」とは魔法のようなもの

2006年のトリノ冬季五輪スピードスケート女子500メートルで、岡崎朋美選手は0.05秒の差でメダルに手が届かなかった。 それを伝える当時の新聞記事の形容が、とても印象深かった。 25億円分の1円玉を1枚ずつ積み上げていく。それが空の高みに立…

「見る」のではなく「観る」こと

2005年の世界陸上ヘルシンキ大会・四百メートル障害で、銅メダルを獲得した為末大さん。その速さの秘密は、世界最高と言われるハードルを跳ぶ技術であり、「サムライハードラー」と呼ばれるようになった。 為末さんはコーチにはつかず、一人で工夫を重ねな…

宇宙エレベーターのスタート

炭素繊維「カーボンナノチューブ(CNT)」は、(近年開発が進む)日本発の先端素材である。髪の毛の1万分の1の細さなのに、鋼鉄より丈夫で軽いという特徴がある。 炭素は、温度や光など条件のちがいで、電気の通りやすさが変化する“半導体”の性質を持つ。地球…

2週間の風景を綴る時速とは

今年もあと2週間。毎月、2週間はすぐに過ぎ去るが、今月の2週間はアッという間だ。 この時期に必ず思い浮かべるのは、昭和の作家・池波正太郎さんである。千枚近くの年賀状を初夏の頃から少しずつ書き進め、一人ひとりを思い浮かべ、その名を直筆で記した…

原人の登場は最後の2センチ

冬の噺(はなし)に、古典落語の名作が多いという。その代表格としては、『芝浜』や『富久』か。 財布を拾ったり、富くじに当たる。ほんの偶然から大金を手に入れるなど、ツイている人物が落語には登場する。 立川談春さんによると、「改心して、努力して、必死…

大晦日の夕方に人類が現れる

“驚くこと”を表現する慣用句がある。たとえば、“やぶから棒”、“寝耳に水”、“ひょうたんから駒”。 “やぶから棒”と“寝耳に水”が使われる場面では、対応にあたふたする姿が浮かぶ。“ひょうたんから駒”は、普通で起こりえないような意外性が加味される。 “青天の…

矛盾含みの今秋も過ぎ去った

いつのまにか、四季のうちで“秋の長さ"を気にするようになっている。たしか5、6年前に長い秋の年があり、その体感から(長い秋を堪能できると)得した気分になれることを知った。 秋の期間の断定は、「最後の真夏日(30度以上)から気温が一桁になった間」が基…

魚種交代は謎の中だろうか

地球の氷の9割は南極にあるという。 大陸を覆う氷床は厚さが平均2450メートルにもなるらしい。それは、富士山の6合目までが氷に埋まった状態なのだ。 極地研究家でもある神沼克伊さんの著書『地球環境を映す鏡 南極の科学』にあった。 もし全て解けた…

知らないことの多すぎる気が

こうしてなにかを書こうとするたび、知らないことが増えてくる。 人類最大の天敵は?米マイクロソフト創業者ビル・ゲイツさんいわく「蚊」だと言う。 <蚊は破局的な病をもたらす。最悪はマラリアで、毎年60万人以上が(蚊の)犠牲になる>のだと。 その他の動…

牧水さん酒話と今の天気予報

1885年8月24日、宮崎県に生まれた歌人・若山牧水さんは、旅と酒をこよなく愛した。その酒量は並大抵のものでないという。 大正の末、九州へ51日間の長旅をした。その紀行文に記録されている。 朝の4合から始まり、<一日平均2升5合に見つもり、…

宇宙を舞う妖しきデブリたち

太陽系の主構成は<水金地火木土天海冥>といわれる。その中の冥王星は、太陽からの距離が地球の約40倍、肉眼では見えない。1年前、米航空宇宙局(NASA)のニュー・ホライズンズは、この星に最接近した。2006年1月から飛行を続けてきたのである。 …

夕暮れ時は寂し嬉しの雑感

<夕暮時というのが嫌いだった。昼間の虚勢と夜の居直りのちょうどまん中で、妙に人を弱気にさせる>。向田邦子さんのシナリオ作品『冬の運動会』にて、主人公である青年の独白が印象深い。 夕暮れ時は、“どうにかする”の虚勢が“どうにでもなれ”の居直りに転…

温暖化だけと思えば大間違い

二酸化炭素が増え、地表の熱が宇宙へ逃げにくく、地球の平均気温が上がってしまう現象が“地球温暖化”である。暑い夏が増え、台風が強くなる。他にもいろいろな現象が起きている。 増えた二酸化炭素は海にもたくさん溶けて、海洋の酸性化が進むといわれる。ウ…

星空から見るこの星への想い

寒くも暑くもない穏やかな季節になった。過ぎし昔をふと思いながらの星空も、なかなか粋なものである。 おおぐま座の一部である北斗七星は、北の空を沈むことなくまわりつづける。ギリシャ神話では、主神ゼウスの寵愛を受けた妖精に、激怒したお后のヘラが妖…

古今いろいろ ほめ方と信じ方

平安時代初期の貴族・歌人である在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだ歌である。<世(の)中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし>。 「この世に桜がまったくなければ、春も穏やかな気持ちでいられるのに」とのことらしい。今か今かと咲くのを待つが…

地球という名の池に春が来る

1年を4等分して“春夏秋冬”を当てはめる方式を定めるのは、気象庁の「気象観測統計指針」なのだという。天気予報で“春の気温”という場合、日本中のどこでも3~5月をさすそうだ。 便宜上の季節区分ではあるが、(気分的に)2月から3月への変わり目は安らぐ。…

ネコやトンボ、ヒト等の雑談

イヌ派、ネコ派とよくいわれるが、私はどちらも好きである。ただ、ネコとの同居体験はあるが、イヌと暮らした経験はない。 ネコもヒトと同じような仕組みでアルツハイマー病になるらしい。東京大などの研究グループがその事例を発見した、という。ネコの病変…

仮想水という発想で教わる事

仮想水(バーチャルウォーター)と呼ばれるものがある。食料を輸入している国(消費国)が、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したものであるという。それは、ロンドン大学・名誉教授のアンソニー・アランさんがはじめて紹介した…

秋といえば味・本・眠・球・空の話

<干物では秋刀魚(さんま)は鰺(あじ)にかなわない>。古今亭志ん生さんの川柳だという。味の好みは人それぞれで異なるだろうが、なるほどと納得。 干物はアジであっても、塩焼きではサンマが魚の王様といえそうだ。長雨が秋を早く運び、日の暮れが日に日に早…

今 晩夏、それで晩春はいつ?

今年の“処暑”は8月23日。つまり、本日なのである。二十四節気の処暑は、暑気が退散する頃。暑かった季節もようやく峠を越えておさまる時期とされるが、“処”という文字から<暑さが残る>との意味もあるようだ。それでも、“止まる”や“おさまる”の解釈もできる…

プラスチックのたどり着く先

曜日別の家庭ごみを見て思うのは、プラスチックごみの容量がどんどん増えているようだ、ということ。家族が多いときは生ごみもよく出たが、今はごみの大半がプラスチックなのではないかと思えるほどだ。 プラスチックの主成分は、高分子(ポリマー)と呼ばれ、…

夏バテ三大食べ物VS熱中症

本日は「米(こめ)騒動の日」なのだそうだ。1918年(大正7年)富山県魚津町の漁家の主婦たちが、米の県外移出を阻止する集団行動を起こし、これが全国に拡大し9月まで続き、軍隊までが鎮圧に投入され、寺内内閣が倒れることとなる。 <昨今の米高が如何に細…

雨が降れば案の定ぬれて遺憾

先日、所用で出かけようとしたらあいにくの雨。一泊のため荷物もある。目的地は雨の予報ではなかったため、最寄り駅まで傘をさし“置き傘箱”へ寄付して電車に乗った。家に古いビニール傘があったのでちょうどよかった。 各地の梅雨入り情報が多くなってきた。…

花見は直球ど真ん中の絶好球

この土日は仕事だった。そのおかげで、昨日と本日の2日間はゆっくりとお花見を楽しむことができた。(最近、友人から作り方をご伝授いただいた)自作の“おにぎらず”と缶ビールを持ち込み、ソメイヨシノにたっぷりと酔いしれた。 天気の週予報では、この2日間…

砂浜と野生動物の運命いかに

今世紀末には海面が60センチ上昇し、日本の砂浜は最大85%が消失するという。国立環境研究所などの研究機関が発表している。昨年、政府は温暖化の被害を軽減する「適応計画」をつくる予定だとのことであったが、その後の対策は進んでいるのだろうか。 『い…

"逃げる2月"後は"去る3月"

江戸っ子かたぎは、せっかちでケンカっ早いとか。東京都中央区の築地市場で、(ケンカを抜きにしても)せっかちは見ることができる。 飲食店の立ち並ぶ場内では、客が「のせ!」と言うだけでカツカレーが出てくる店があるそうだ。<カツをごはんの上にのせたカレ…

月と深層海流の間で保たれる大切なものとは

米国のアポロ11号で人類が初めて月に降り立ち、月面からの中継映像を見ることができたのは1969年の7月。45年も前のことである。コンピュータが故障した時のためにと、Pickett社の“計算尺”を司令船に搭載したそうである。 世界初のポータブル関…

ソメイヨシノが満開になると集客力がアップする

ふだんはほとんど訪れないが、数年ぶりに通りかかった近所の桜並木商店街のソメイヨシノがなくなっていた。訊いてみると、老朽化のため伐採したという。あれほどきれいに咲いていたのにふしぎである。どうやら、人が手をかけないと弱ってしまい、60年経っ…

満開の桜と菜の花の2ショットが現れるとだれもが笑顔にさせられる

昔、桜は陰性と訊いて、ずっとそう思い込んでいた。陰性の桜は人を集めて陽気に振る舞われるのを好む。梅は陽性で、人が静かに佇んで観ることが多い。そういえば、梅の花見を大人数でやったことがある。しかし、梅の時期の寒さのため、日本酒をいくら飲んで…

大雪の中に熱海駅で乗ったタクシーの運転手さんは反骨精神あふれる勇者であった

大雪の土曜日、私は熱海にいた。車で来るつもりだったが、朝から雪が降り積もり始め、車をあきらめた。電車はまだ動いていたので、とにかく熱海へ向かった。小田急とJRを(小田原経由で)乗り継ぎ、熱海まで少しの遅れだけで無事に着いた。昼前だったので、…

無意識を意識してみるともうひとりの自分が見えてくる

最近は行かないが、かつて古書店・ブック○フへよく通っていた。そして、そこの百円コーナーでセレブ買いをしていた。まったく意識していなかったが、たくさん買い込んだ中から、大リーガーの「イチロー選手」と「脳」の本がどんどんたまっていた。イチロー選…

ほんのわずかな差の奥にある大きな差

白鵬という人間にずっと興味がある。たしか、大関から横綱になる頃からであったろうか。無敵だった朝青龍に勝てる男が現れた、という感じで注目をした。 白鵬の、(主な力士との)幕内対戦成績をみれば、朝青龍と13勝12敗である。逆に、朝青龍は白鵬だけに…

些細なことほど大げさに考えてしまう哀しき本能

英国の歴史学者及び政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソン(1903~93年)が56年前に唱えた法則は、現在にもよく当てはまるようである。 1958年の著書『パーキンソンの法則・進歩の追求』にて提唱されたものである。 その第1法則が「仕…

富士には月見草ならぬ、菜の花がよく似合う

1年ぶりの吾妻山(神奈川県二宮町)である。厳密にいうと、昨年より6日早く訪れた。 雲ひとつない快晴であった。家から見える丹沢連峰はよく見えた。その前日も天気はよかったが、山は見渡せなかった。出かける際、確認したら富士山側は靄っているのか? 心…

2対8は絶妙なバランス

私はいつも「にっぱちの法則」と呼んでいるが、「80対20の法則」や「パレートの法則」などと言われている。経済学者のパレートが発見した、仕事効率を考える時に役立つ黄金比率のことである。 2割の金持ちが全体の8割の資本を持つとか、2割の社員の売…

人生は螺旋階段

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 さて、「一年の計は元旦にあり」の意味を調べてみると、おもしろい発見があった。 明代の中国で編纂された『月令広義』という、年間行事や儀式等についての解説書の中の“四計”という項の…

江ノ島より富士山を眺む

快晴の江ノ島であった。なによりも富士山が見えてご機嫌。 江ノ島に昨年は8度、今年は5度ほど訪れているが、ずっと見ることができなかった。仕事など車の通りすがりで見ることはあり、スマホで写真を撮った記憶はあったが、やっとここからの富士山が撮れた…

春よ来い!

春を連想してみると、やはり花であろうか。 私はずっと桜の花だったのが、いつのまにか菜の花にすり替わっている。菜の花を見ると、春を感じてうずうずしてくる。 写真は神奈川県二宮町の吾妻山である。とくに、ここの菜の花が大好きなのである。撮影したの…

今日の「今」に秘められる「一期一会」

「一期一会」とは、「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものである。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」という、千利休の茶道の筆頭の心得である。その意味をもっと掘り下…

口は目ほどにモノを見る

人間が嘘をつく確率は10%であるとか。なにかの本で読んだ憶えがある。 そうなると、人の話を10人から聞いたら、1人は嘘をついていると思う必要があるかもしれない。振り込ませ詐欺も相変わらず横行しているようなので、すべて鵜呑みにすると、判断を…

酒癖が良すぎるのも考えものである

今年も忘年会シーズンに突入した。そのままクリスマス、新年会と続き、酒の席が多くなる時期である。ふだん飲み歩かない方も、お付き会いで酔っ払うことが重なりそうである。 好景気で浮かれている頃、終電近くの電車は酔っ払いだらけであった。駅のトイレに…

箱書きを活用してみる

小説やシナリオに使われる箱書きについて書いてみたい。私の場合、A4のコピー用紙(使用済みの裏紙でも可)をよく使っていた。まず、用紙の長辺を半分に折る。これを3回繰り返すと、折り目で8つの箱ができている。その箱を順番に「起承承承承承転結」と名…

神様を越えたカリスマ

カリスマ性とは、人の心を引きつける強い魅力があることや、多くの人から支持されることとか。私なりに付け加えると、型破りでお茶目な部分もそこに含まれるように思う。カリスマ性を感じるということは、人の好みによる要素が大きいので、人それぞれでバラ…

一番若い日は今日であり、残りの人生の最初の一日でもある。

「今日」の持つ意味をいろいろ考えてみるとおもしろい。はたして、今日という日は軽いのか重いのか。まず「今日」について興味のある言葉は「今日がいちばん若い日」である。これは重兼芳子さんが書かれた本のタイトルなのだそうである。私は2年前に、作家…

定番のクリスマスソング

ラジオのFEN(エフイーエヌ、Far East Network - 極東放送網)が、今はAFN(エイエフエヌ、American Forces Network-米軍放送網)に変わっているのであろうか。 名前が変わったのをなんとなく聞いていたように思うが、自分の中ではずっとFENのままであ…

ひがし・きょうと

かつて、アンノン族というのが大ブームになった。 その名の由来は、若い女性向きの雑誌『アンアン』と『ノンノ』で、これらのファッション雑誌やガイドブックを持った、多数の若い女性が特定の観光地に押しかけたのである。シンプルだけどファッショナブル。…

京都で秋を堪能

久しぶりの京都で、一杯ではなくいっぱいお酒を飲みながら、秋を楽しんできた。京都へは一昨年に訪れて、鴨川のほとりで、ほろ酔いの散歩を少しだけ楽しんだのであるが、こうしてゆっくりと景色を楽しんだのは十数年ぶりであろうか。 私の住む神奈川でも、港…