日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2015-01-01から1年間の記事一覧

ひょうひょう人に強い憧憬が

自分のエントリで何度か書いているが、私は飄々(ひょうひょう)としている人に興味がある。飄々とした役をこなす役者さんや、バラエティの方たちも、知らないうちに見入ってしまうのである。 何度も観ていたくなるコントの名手といえば、アンジャッシュのおふ…

ネットの自己修正メカニズム

インターネットの歴史スタートは1950年代、コンピュータの発展と共に始まったという。時を経て、1993年での双方向電気通信でやり取りされた情報総量の中、インターネットによるものはわずかに1%。それが2000年になると51%に成長し、200…

こころの数字化で見えるモノ

最近よくストップウォッチを首にぶら下げて使っている。ふだんの生活の中のふつうのペースでの時間を具体的に数字化することで、時間の把握ができそうであるからだ。“だいたい”という感覚では、時間の無駄遣いが増えすぎる。その防止の意味もある。 <かみさ…

ログイン&ペイメントで繁盛?

“爆買い”でおなじみの中国人観光客は、スマートフォン片手に買い物をするという。人気ランキングや新商品に関する中国語のネット情報をチェックするらしい。それらの情報は頻繁に更新され、突然売れ筋が変わることもよくあるとか。 ネットの口コミ情報が消費…

江戸川乱歩さんに親近感あり

今から210年前のヨーロッパ大陸は、ナポレオン1世の時代だったという。フランス皇帝となった翌年1805年に、東へ向けて進撃を始めた軍は、1812年にはモスクワまで攻め入る。しかし、その後は転落の道をたどることになる。 ナポレオンの死因につい…

読みたいモノを書くのが理想

ブログというひとつの形式にこだわらず、いろいろな記事全般を“エントリ”と称してみると、定義など気にせず<読みたいモノを書くということ>へのこだわりが出てくる。 みんなが知らない情報の断片を集めることができればおもしろいが、なかなかそうはいか…

自宅LANのただ乗り要注意

消費税3%が導入された1989年に銀行では“1円玉両替機”が置かれていた。100円玉を入れると、50枚包んだ1円玉の筒が2本出てくる。私もお世話になった記憶がある。 釣り銭不足のため、商店主らが銀行に列をなした。昨春には5%から8%へと消費増…

データを支える紙とテープ達

かつて読んだ筒井康隆さんのショート作品『おれに関する噂』がおもしろくて忘れられない。 まったく無名のサラリーマンがある日、突然有名になり、マスコミに追いかけ回される。すべての情報が筒抜けになり、同僚の女子社員をデートに誘っただけでも、日本中…

ロボットが手軽なデバイスに

かつて、渥美清さんが<食べている姿を人に見られたくない>と書かれた記事を読んだことがある。また、小沢昭一さんも<ひとりで食べる飯がいちばんうまい>と語っていた。交友の幅も広く、会話名手な方たちだから意外に感じた。 そういえば私も、人と盛り上…

雨が降れば案の定ぬれて遺憾

先日、所用で出かけようとしたらあいにくの雨。一泊のため荷物もある。目的地は雨の予報ではなかったため、最寄り駅まで傘をさし“置き傘箱”へ寄付して電車に乗った。家に古いビニール傘があったのでちょうどよかった。 各地の梅雨入り情報が多くなってきた。…

マイナンバーは曖昧模糊なり

<海の青が薄くなると、それだけ、空の青が濃くなってゆく>。井上靖さんの『六月』という詩の一節である。 早いものである。この勢いで10月もすぐ近くのような気がする。国民一人ひとりに番号を割り振る、共通番号(マイナンバー)制度の開始を、来年1月に…

季語にならぬは「人の恋」である

おもしろい話を訊いた。「猫の恋」は春の季語なのだが、「人の恋」には特定の季節はないという。 そのわりには、恋愛を軸としたテレビドラマが減っているような気がしてならない。4月から始まった各連続ドラマも、終焉に向かいつつある。視聴率についても先が見…

境界のないダンディズムとは

「躾(しつけ)」という字は日本で生まれたのだという。どなたの創案なのかは不明であるが、“美しい身”と書く以上<しつけはおしゃれにも通ずる>ものなのかもしれない。男のおしゃれや伊達(だて)に徹する態度のことを、「ダンディズム(dandyism)」といわ…

網目のようについた溝の深さ

気温25度を上回る日が続いている。しかし、真夏の25度の暑さとはなにかちがう。湿度のちがいなのか蒸し暑さはなく、夜も更けると気温よりもひんやり感がある。 もうすぐ梅雨であるが、この4月が梅雨以上に雨が多かったため、どうもピントこない。 日本…

ウェアラブル端末で温故知新

かつて、一億総白痴化と言ったのは、評論家・大宅壮一さんである。「テレビというメディアは低俗であり、テレビばかり見ていると、想像力や思考力を低下させてしまう」との意味合いである。 また、「かぶりつきの女の子は馬鹿づらばかり・・・」とロカビリー音…

老いも若きも赤ん坊も共生中

「スマホに子守をさせないで!」というポスターがある。日本小児科医会がそれを配り、注意を促しているとか。スマホがロボットのように子守でもするのか、と思ったがそうではないようだ。 今スマートフォンが子育てに使われるという。パズル、ゲーム、絵本など…

ずっと読みたい松本清張さん

推理小説を読むスタートは江戸川乱歩さんである。夢中で読み漁った。すでに他界されていたので、作品には限りがあった。何作も読み進むうち、作品が尽きてしまうことが心配になった。古本屋や図書館にも通い、乱歩さんの世界を長く楽しみたかった。しかし、…

便利機器にはロボット機能を

『ウルトラマン』がテレビ放映されて来年で半世紀になる。本放送の平均視聴率が36.8%、最高視聴率は42.8%なのだ。登場した「ガヴァドン」という怪獣は今でも憶えている。 塀に落書きした子どもの絵が、宇宙線の異常で3次元に変化して誕生した怪獣であ…

ものは考えようという思考法

職場の建物にある巣にツバメの姿を発見。寒い時期は空き家だったが、はるか彼方から自力でピタリとその場にたどり着く。あの正確さは人工衛星を利用するナビを上回るかもしれない。 愛鳥週間は5月10日から16日まで。野生鳥類の保護を国民に訴えるために…

ラジオとはホットなメディア

『壊れかけのRADIO』は徳永英明さんの楽曲で、忌野清志郎さんは『トランジスタ・ラジオ』を歌っていた。もしも、タイトルや歌詞で“ラジオ”の部分が“テレビ”に置換えられていたら、楽曲のイメージがガラッと変わってしまうことであろう。 物想いに耽るに…

「よけい」を排除ということは

ふだんの物忘れはよくある。冷蔵庫へ向かい扉をあける。はてさて、私はいったいなんでここに立っているのか。わからないので、リビングの元位置へ座りなおして気がつく。<缶ビールを取りに行ったのであった>と。 周囲の人が驚くほどだったのが、詩人・西…

四角四面にならない視覚情報

よくあることであるが、人と話していておたがいに、頭の中で描いている人物像は、完全に一致しているのに、名前がまったく出てこない。なにかのきっかけで思い出せるのであるが、それを待つ時間がもったいないので、名前抜きで話がどんどん進行していく。 あ…

GWを前にGSを想起すれば

物心ついてから、GW(ゴールデンウィーク)のスタートは4月29日と相場が決まっていた。昭和の「天皇誕生日」という祝日なのである。平成元年(1989年)から「みどりの日」に改まり、この祝日は継続された。そこまでは記憶もハッキリしているが、いつのまに…

此の際と知らずに漏れる情報

今もふつうに使われる「此(こ)の際」という言葉は、(水上瀧太郎さん著『遺産』によると)大正12年の関東大震災の直後に流行ったものだという。「何しろ此の際の事ですから……」という具合に、特別な状況だから、みんなで足並みそろえて行動しようという空気が醸…

堅実な中にも新語とパロディ

黒澤明監督の『生きる』で、乳飲み子や幼児を連れた母親たちが、空き地に公園を作ってほしいと何度も役所へ足を運ぶ。しかし、住民たちの陳情は市役所や市議会の中でたらい回しにされる。 映画やドラマで、時間経過を表現する技法として使われるワイプやフェ…

いい加減を良い加減と解釈し

明治の時代、背広を“窮屈袋(きゅうくつぶくろ)”と呼んだことがあったとか。といっても、洋服の仕立屋仲間による隠語らしいが。どうやら、江戸時代に武士の袴(はかま)をそう表現したのが語源のようだ。 “窮屈袋”の初代は袴で、二代目が背広ということになる。…

寿命より先に逝って困るモノ

単身赴任の長い長男とは、たまにLINEのやりとりのみで6年も会っていない。先日電話があり、赴任先が名古屋に変わるとのこと。転居先の書類提出で、私の印鑑証明が必要なのだという。 なんだか声がちがうように感じた。二男とはよく会っているが、もし…

未来の未来は今にあるはずが

ジャンルを問わず、海外ロケのテレビ番組を観るのは楽しい。ロケの際、スタッフは仮払金をもらい出かけるという。そして、帰国後のアシスタント・ディレクター(AD)には、精算という大仕事が待っている。 かつて、ツワ者ADさんは、何百枚もの領収書が必要…

世間のルールは肌で感じよう

<歯を食いしばれ! グーがいいか? パーがいいか? それともチョキがいいか?> うっわぁ~!! これって軍隊じゃん、と思いきや、今は日常に交わされる家庭内の会話らしい。腕白小僧を持つママたちが、いたずらした子どもを直立不動にさせて、こう叫ぶとか…

ネット情報の肥満&ダイエット

昨年の今頃、15年半も続けてきたメーリングリスト(ML)を閉鎖した。多くの人と出会い、ネット以外にも飲んで騒いで遊んだ。 メンバーが長い付き合いになれば書くことも減りがちで、今は携帯メールやLINEで連絡をとり、一緒に飲んだ方が話は早い。 サ…