日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

音楽・アーティスト

音楽の対価が与える衝撃とは

外国映画上映時に配給会社から徴収している(劇中)音楽の使用料は1作品一律18万円であった。日本音楽著作権協会(JASRAC)が興行収入に連動させる形に変更する意向で、この11月から、上映されるスクリーン数に応じて6種類の使用料額を設定した。 例…

拝啓 僕はとても残念でした♪

加川良さんと最初の出会いはこの歌詞であった。<拝啓 僕はとても残念でした あの日 君がホワイトジーンでなかった事が・・・>。男子が女子へ書いた微笑ましい手紙が、おもしろいほどに歌となっていた。 吉田拓郎さんのオリジナル・アルバム『元気です』(197…

岡林信康さんの原点は賛美歌

岡林信康さんというアーティストにカリスマ性を強く感じた時期がある。岡林信康さんの実家は教会で、牧師を目指していた。同志社大学神学部のときにはボクシングを経験。数試合の勝ち負けで、すべてがKOだという。 社会の不合理や社会主義運動に身を投じ、…

伝説の「阿鼻叫喚」コンサート

観客は阿鼻叫喚(あびきょうかん)で、音楽がほとんど聴こえないほどだった。舞台も客席も、狂気に満ちていた。音楽評論家・安倍寧さんはその客席にいた。 1958年、伝説となった第1回日劇ウエスタン・カーニバル。舞台上にいたのは「ロカビリー3人男」と呼…

歌にまつわるいくつもの想い

かつて、永六輔さんが用事で京都を訪ね、タクシーは三千院の前を通った。「昔はいい所でしたがね」と、運転手さんがつぶやいた。続けて「くだらない歌のせいで混雑して困ったものです」とも。 <♪ 京都大原三千院 恋に疲れた女がひとり・・・>。『女ひとり』の…

横浜ホンキートンクブルース

昨日、宇崎竜童さんの“弾き語りライブ”に行った。『港のヨーコ・・・』で始まり、アンコール曲『さよならの向う側』まで、ご自身のヒット作で大いに盛り上がった。 自作以外の歌を2曲披露してくれた。ひばりさんの『リンゴ追分』であり、もう1曲がこの名曲…

物欲のない若者が欲しいモノ

人それぞれで違うはずだが、若者はあまり買い物をしなくなったらしい。“物欲なき世代”とも言われる。可処分所得(収入のうち自由に使える額を示す)の伸び悩みが原因なのか。 スマホの普及で月々の支払いがかさみ、(健康保険など)社会保険料の負担も大きく、他…

念願のコンサートは感動の渦

一昨日、長年の夢であったコンサートに行くことが叶った。 夏になると聴きたくなる音楽であり、本能的に聴いてしまう音楽でもある。それはベンチャーズ。 クロマチック・ランこと“テケテケ”サウンド。あの奏法が、たまらない涼しさを運んでくれる。会場は往…

テレビ新時代幕開けのはずが

<闇市ぐらい撮影に金がかかるものはない>と言ったのは、演出家・鴨下信一さんだという。明治の鹿鳴館や江戸の大奥でもなく、闇市が映画やドラマのセットで最も高くつくそうだ。 たばこ巻き器、魚の皮の革靴、鉄兜をつぶした鍋などを撮影用につくればとても…

サルトル・マルクス・讃美歌

先日、何気なく観たテレビの歌番組で、ミュージシャン・俳優の竹原ピストルさんが耳馴染みの曲を熱く歌い上げていた。それは、昨冬のライブから竹原さんが歌い続けている楽曲なのだという。 18世紀後半に作られ、世界中で慕われ愛唱されている讃美歌『アメ…

5人目のビートルズはふたり

どんな才能も埋もれていたらどこにも届かない。それを伝えるための“手立て(行動力)”と、才能を輝かせる“センス”があればこそ、感動が伝わる。 ビートルズは初期のシンプルなサウンドから、サイケデリック、インド風など次々と新しいスタイルを取り入れて、そ…

美輪明宏さんの妖艶な交友録

美輪(丸山)明宏さんの生まれ育った繁華街は、長崎・丸山花街の入り口にあり、隣が劇場の「南座」、2軒隣は美術骨董屋さんだという。前の楽器屋さんの蓄音機からは、一日中クラシックから流行歌までが鳴っていた。 その楽器屋さんで、フランス語の勉強のつもり…

岡林さん弾き語りは爆笑の渦

岡林信康さん。若い頃、カリスマ性を強く感じたアーティストである。 1960年代後半に、多くの学生や若者たちによる“フォークゲリラ”と称された反戦集会が行われた。駅前などで反戦的なフォークソングなどを歌った。そのときの定番曲が岡林さんの『友よ』…

拓郎節で若者と化す熟年たち

一昨日、吉田拓郎さんの首都圏ツアーがパシフィコ横浜・国立大ホールで行われた。 今回は、市川市、東京、大宮、東京、横浜。2ヶ月リハーサルして数少ない公演だと、ご本人が笑いながら言っていた。「北は埼玉から南は横浜まで」が今の活動範囲だという。ライ…

無礼傲慢な××賞の選考委員

今月の初めは若手プレイヤーによるイカしたジャズセッションを聴き、今週は吉田拓郎さんのコンサートへ行く。そして、12月には岡林信康さんの弾き語りライブのチケットもゲットした。拓郎さんは初めてだが、岡林さんとは数十年ぶりの再会になる。 思えばシ…

省かずスタンド・バイ・ミー

アメリカのソウル歌手ベン・E・キングさんは昨年、76歳で亡くなった。1961年にはソロで、名曲『スタンド・バイ・ミー』の大ヒットを放った。 1986年、少年の友情を描いた同名映画の主題歌となり、リバイバルヒットしたといわれている。実情では、…

真の一流が大衆に寄り添う時

昨日テレビに、指揮者・小澤征爾さんが出演されていて、懐かしい方のお名前を挙げられていた。山本直純さんである。 日本の作曲家で指揮者・山本直純さん(1932年12月16日~2002年6月18日)の、愛嬌たっぷりのヒゲ面が私の頭の中に浮かんでき…

さださんと桜井さんの共通点

10数年前、落語が子どもたちの間でちょっとしたブームになったという。 NHK教育テレビの番組内で、町のおじさんやおばさん、高校生などが“寿限無”を暗唱して競うコーナーがあり、見た子どもたちの人気となったそうだ。 「寿限無」は有名な古典落語で、縁…

素晴らしき哉 ベンチャーズ!

自然に聴いてしまう音楽がある。とくに、夏になると聴きたくなる。本能的に聴いてしまう音楽なのである。初めて聴いたエレキギターと数々の楽曲。今でもよく聴いてしまう。ビートルズも聴いたけど、好きで聴きたくなるのはやはりベンチャーズ。 クロマチック…

GWを前にGSを想起すれば

物心ついてから、GW(ゴールデンウィーク)のスタートは4月29日と相場が決まっていた。昭和の「天皇誕生日」という祝日なのである。平成元年(1989年)から「みどりの日」に改まり、この祝日は継続された。そこまでは記憶もハッキリしているが、いつのまに…

謎の楽器ストラディバリウス

バイオリンを弾いたことがない人でも、アントニオ・ストラディバリ(1644~1737年)の名前は聞いたことがあるだろう。ストラディバリはイタリア北部のクレモナで、93年という長い生涯のほとんどを、ひたすらバイオリンなど弦楽器の制作に費やした人で…

音楽の言葉使いに耳をすます

松任谷正隆さんに、ずっと前から興味があった。音楽プロデューサー、作曲家、編曲家、自動車評論家で、大学の客員教授でもあるらしい。ご本人いわく、「自分の好きなことだけしかやってこなかった」そうだ。徹底してしつこい性格だと付け加える。 音楽をやるようになった…

『会いたい』の意識こじれ物別れ

昔の話で恐縮だが、行きつけの居酒屋で大酒飲みの相棒とさしで飲んでいたとき、有線から流れる音楽を聴き、彼が急に言い出した。「この曲泣ける。サビのところの詞がたまらない」がっちりした体躯の彼のことを、みんなで"軍曹"と呼んでいた。鶴瓶さんに似た目を細めな…

フォーク・クルセダーズはやはりすごかったんだなぁと今になって思う

今よりもはるかにのどかな時代の京都駅。そのすぐ近くに、きたやまおさむ(北山修)さんが住む開業医の実家があった。 医科大学生であったきたやまさんはある日、妹の自転車に乗って自宅から15分の距離にある初めてのお宅を訪れた。ものすごく背の高い大学生…

俳優・岸部一徳さんはなんて恰好いいのだ論

岸部一徳さんという役者は名脇役だと思う。役者としての転身は、1975年の連続ドラマ『悪魔のようなあいつ』に出演したのがきっかけだとか。 このドラマの主演は、沢田研二さんである。グループ・サウンズ(GS)のザ・タイガースで、ふたりは4年間一緒に…

情報や情緒のことを考えていたら厚顔無恥と恥の上塗りで頭が混乱

多くのブログを拝読させていただき、いつも思うことであるが、情報量の多さではなく、その語り口により、とても楽しく感じて読み入ってしまう。たしかに、情報だけ詰め込むのなら無味乾燥であろう。行間から感じられる楽しさのようなものがある。 お料理がメ…

井上陽水さんがアカペラで都はるみさんの『涙の連絡船』を歌ってくれたそのときの音楽風景

井上陽水さんのコンサートを2度観てる。いずれも、陽水さんが20代の頃であった。初めて生で陽水さんを聴いたおどろきは忘れられない。相模原市の小さなホールで、モップス(The Mops)というバンドがメインのコンサートであった。その前座に登場し…

武田鉄矢さんにおける人生の節目を2度ほど生で目撃している

卒業の季節である。今の人気卒業ソングはよくわからないが、かつて『贈る言葉』が学校の卒業式の定番曲であったことは知っている。1979年11月、海援隊のポリドールレコード移籍6枚目のシングル曲である。武田鉄矢さんが主演したテレビドラマ『3年B…

秋元康さんがAKB48を結成する1年前の講演を1枚のA4メモから再現してみる

その講演は、2004年10月31日に行われた。場所は東京ビッグサイト・TFTホールに於いて、「JTいきいきフォーラム」からのものである。 一昨日、私の部屋を整理していたら、この講演のメモ(A4サイズ)の用紙がひょっこりと現れた。十年ちかく前、…

どういう訳か面白い人ばかりを好きになる

「私は嫌いな人に会ったことがない」と言ったのは、 映画評論家・淀川長治さんである。「人」ばかりか、淀川さんからは映画の悪口を聞いたことがない。 私は平凡な作品だと思っていた映画でも、淀川さんが誉めているのを聞くと、あらためて観なおしたりして…