日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

楽しむ人たちと抜け目のない鳥たち

先月までの人口密度が薄れた江ノ島では、各々に散歩や海を楽しんでいた。海の間に現れた砂浜から見る風景もなかなか新鮮である。 

 

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真夏ではゆっくりと味わえない水遊びは、今だけのはしゃぎ時。眺めているだけでも和めてくる。

 

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人たちはおだやかで微笑ましいのであるが、4~5月の繁殖期に訪れたときには、その数も少なくておとなしめだった空も、トンビの活発な動きが目立っている。

 

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この看板はさんざん見慣れている。この区域は全国有数のトンビによる被害の多発地区といわれている。テレビでその被害を特集されたり、目の前でもその実態をなんども目撃している。

 

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それでも呑気なもので、その被害がまさか我が身に起こるとは、想像もしていなかった。いつも座るベンチでいつものように缶ビールを飲み始めた。そして、おもむろにハンバーガーを食べ始めた。もちろん、低空飛行のトンビの怪しい動きを牽制しながらである。

 

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その瞬間はアッという間であった。なにか大きなモノが背後から落ちて、サッと飛び去った。それがトンビであると気付くまでにかすかな時間がかかった。一瞬であるが、食べかけのハンバーガーをもつ手に、爪の感触と重さを感じた。さて、肝心のハンバーガーは?というと、無事だった。

食べかけてすぐに隠さなかった落ち度はあったものの、ビニールの袋に入れていたのが功を奏した。まわりで目撃した若い女の子たちは、恐ろしさのあまり騒然としていたが、私は冷静に残りのハンバーガーを食べていた。それにしても、あのトンビを追いかけてとっ捕まえて、延々とお説教をしてやりたくなった。 

  

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これらの写真には、(鳩を含めて)5組のカップルが写っている。江ノ島はロケーションがよくて、カップルが美しく映る。今もデートコースでここを訪れるカップルは多いであろう。それを見ながら、私はこころの中で密かな笑いを浮かべている。というのも、私たちが現役(なんの現役じゃい?)の頃からある伝説があるからだ。

江ノ島神社の神様は女性で、とっても嫉妬深いとのこと。そして、ここに訪れるカップルたちの恋は成就できずに別れる運命にあるそうだ。もちろん嘘か本当かわからない。でも、たくさんのカップルを見ながら信じてみたい、と思う自分が愛おしい。(イッヒッヒ)