日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

ライフスタイルによる動向は

 

最近、深夜の徘徊をしていないが、ファミレスなど外食チェーンの24時間営業中止が広がっているそうだ。ライフスタイルの変化による客の減少や、働き手の確保の難しさが背景にある。

全国に約220店舗の「ロイヤルホスト」は昨年2月から24時間営業の店がなくなった。それまで24時間営業だった店は午前2時閉店、午前2時閉店だった店も午前0時閉店になった。

「ガスト」、「バーミヤン」などのすかいらーくも深夜営業の見直しで、24時間営業など、午前2時以降も営業していた約1000店のうち、約650店を午前2時閉店にした。現在うちの近所のガストでは、3店中2店が午前2時閉店で1店が24時間営業である。

24時間営業の店舗は1980年代頃から、深夜の来客を見込んだ都市部などで展開されたが、2011年から見直しが進められ(深夜帯にも配置していた)店の責任者をランチタイムなどに配置させるようになった。

 

2031

 

一昨年の調査では、午前2~7時にファミレスへ来店した客の割合は、全時間帯の1%にも満たなかった。深夜帯の客の減少が大きく影響している。

かつて、深夜帯は若い人がグループで利用する場合が多かった。少子化で若者の数が減ったこともあるが、今はスマホやSNSの普及で顔を合わさずに交流できてしまう。
夜中にわざわざ出かける必要がないのである。

話は変わるが、“「全録」ビデオレコーダー”が出始めた頃、売れ行きが芳しくなく<なぜ流行らない?>とのネット記事をよく見かけた。

元々、“Blu-rayドライブ”を備えた機種が多く、“BDレコーダー”と呼ばたが、地上波/BS/CSデジタル放送をハードディスクに録画する機能は共通であった。

ハードディスクの大容量化で、録りためる使い方が一般的になり、気になる番組はとりあえず予約して、再生して見終わったら消すという使い方が主。

 

2032

 

その流れで登場したのが、特定のチャンネルを終日録画する“まる録り”と呼ばれる機能。指定チャンネルでの番組すべてを予約不要で録り逃しがない。まる録りの進化版にあたる機能が「全録」である。東京でいえば地上デジタル放送6局すべてを放送開始から終了まで録り続ける機能。

当初の「全録」は台数ベースで約5%程度と、話題になっていなかった。わが家の機種には、“新ドラマの丸録り”機能が付いているが、季節の変わり目のドラマスタート時は、必要以外に録画させない削除作業がたいへんだ。

私にとって「全録」も必要がない。地デジ化以降のテレビ番組がどんどんつまらなくなっているのに、必要のない番組すべてを録画しても無意味である。

今はネット配信の番組をテレビで観るのがおもしろくてたまらない。録画がたまったり、レンタル期限を気にするノルマ感もなく、自由気ままでお気楽に楽しめる。

夜中にファミレスへ出かける必要がないように、無駄を省くライフスタイルの変化が、テレビ視聴にも訪れているようだ。