日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

「俺たちシリーズ」をご存知か

松田優作さんと中村雅俊さんは刑事ドラマ『俺たちの勲章』(1975年4月~1975年9月)で共演している。この作品は、出目昌信さん、降旗康男さん、斎藤光正さんらの錚々たる監督たちが各話を担当し、鎌田敏夫さんが脚本を書いた。 雅俊さんによれば、優…

薄幸系とラブコメの軍配は?

かつて、恋愛ドラマの“王道”といえば、薄幸系であった。不治の病にかかったヒロインとそれを支える恋人などの図式は、映画でもよく使われた。 『赤い疑惑』や『赤い運命』などの“赤シリーズ”は、1974~80年にかけて放送されたTBS系作品で、山口百恵…

身をさらすか隠すかのゲーム

NHKの朝ドラや数々のドラマの主題歌を作り歌い、自身もドラマ・映画に出演。あの『逃げ恥』ではドラマと主題歌『恋』が大ヒットを記録した。“自由な遊び心”を持つ星野源さんは、コメディアンとしての一面ものぞかせる。 テレビの草創期にも、音楽・演技・…

断られた時から始まるはずが

1964年に初版の『販売は断られた時から始まる』(E.G.レターマンさん)という書籍は、営業マンのバイブルといわれベスト&ロングセラーになった。私も熟読している。 飛び込み営業の経験がある。何度も何度も声をかけても断られる。その度に話しかけるタイ…

ネット漬けにアナログ癒やし

ポケットの中で熱くなったり、使わなくても電池が勝手に減っていく。私のスマートフォンのことである。スマホとの付き合いは、(iPhone発売後の)アンドロイド初代機からなのであるが、いまだに馴染めないでいる。 できればスマホよりタブレット、それよ…

短夜の如く移りゆくモノたち

明けやすい夏の夜を「短夜(みじかよ)」という。今も、夏はひえひえの麦酒が一番なのか。<昨日は今日の古(いにし)へ 今日は明日の昔>。室町時代の歌謡集『閑吟集』の一編だ。時の歩みは速い。 <もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のこと…

やることはバンカラなNHK

下駄を鳴らして奴がくる 腰に手ぬぐいぶら下げて・・・♪ 43年前にかまやつひろしさんが歌ったヒット曲『我が良き友よ』である。作詞・作曲は吉田拓郎さん。歌詞の中にもあるが、往年のバンカラ学生を描いている。ただし、歌われた時代には、そういう学生を…

面白いのは人間のエピソード

知らない人たちがそばにいると、人間の本能は彼らに対して“友好的か、それとも敵対的に”振る舞うべきかを決めるため、その人たちを調べにかかるという。 そのように、人が人を見出すのも人類の歴史であるようだ。 噺(はなし)家の仲間どうしでは「きんちゃん」…

わかりやすい言葉と表現上手

<掃除の下手な大工は仕事もあかん>。数寄屋大工・中村外二(そとじ)さんの言葉だという。大阪万博の日本庭園をはじめ、生涯で120余りの茶室を手がけた。 駆け出しの職人は木の削り屑に肌で触れ、仕事の段取りや道具の使い方などを先輩大工から盗む。掃除…

老人年齢には認識の誤差あり

東京・国鉄蒲田駅の操車場で身元不明の他殺体が見つかった。殺害されたのは誰か。名作『砂の器』(松本清張さん)のオープニングシーンだ。 この作品は、1960年5月から1961年4月にかけて「読売新聞」夕刊の連載小説として人気を博した。昭和でいえば3…

人の振り見てわかる鏡の自分

避暑地といえども同じ暑さなのが近年の夏である。<軽井沢も暑いと聞いて満足す>(丸谷才一さん)。海や山にも遠い身なのでとりあえず、丸谷さんの一句を思い浮かべ湯上がりの冷酒やビールに満足する。 希少価値の高い食材も、無理して食べる必要はない。松茸…

AIに告白された時の反応は

人はだれでも、ほめられて悪い気はしないものだ。しかし、歳を重ねれば重ねるほどに、ほめられる機会が確実に減っていく。叱られてばかりでは自己肯定感もどんどん低くなる一方だろう。 ネット内では、ネガティブな言葉が飛び交うこともあるだろうし、現実の…

現代語かと錯覚している言葉

立った状態で作業ができるスタンディングデスクが注目されている。それまで、オフィス環境の改善は、座る姿勢やディスプレーの位置にばかり注意が向けられた。 座って作業すること自体、(必ずしも)健康に良くないことがわかってきたという。1日10時間以上…

無意識に支配される癖と動作

夜中も気温は下がらず、寝苦しい熱帯夜が続く。この時期はエアコンもフル回転だろう。電力不足や水不足も懸念される。人々の同時行動のエネルギーは凄まじい。 その昔、NHKの連続テレビ小説『おはなはん』(1966年)で朝の放送時間には主婦が水仕事をや…

着想・意識・疑問の深層心理

この時期の快適な履物といえば、ビーチサンダルである。通称“ビーサン”は、海辺だけではなく、街なかで自由に履きこなす人も多い。 このアイテムを世界に広めたのは日本のメーカーだという。内外ゴム(本社・兵庫県)が1955年に売り出した。1913年創業…

つながることで得られるもの

モノとモノをつなぐと言われても、理解しにくいのがIoT(Internet of Things)である。パソコン、スマートフォン、タブレット端末がインターネットにつながるのはよくわかる。それがIoTでは、ネットにつなぐものが家電、自動車、センサーなど様々なもの…

AIは考える体をもたらすか

平均0.4秒。投手の投げた球が捕手のミットに収まるまでの時間らしい。その0.4秒間に、「このまま普通に打ってもヒットにはならないぞ」と悟れば、わざとバットのヘッドを遅らせて詰まらせる。そして、ボテボテの内野安打を狙う。 <頭ではなく体が判断>と…

昨日と違う自分を意識すると

本を読まなくなって久しい。原因はハッキリしている。パソコンとネットである。インターネット以前のパソコン通信で、活字中毒の自分が途絶えた。それでも、本は好きだ。今、最高に贅沢な時間は? と思えば、読書の時間かもしれない。 本は読む場所によって…

力が湧くのは悲しい歌らしい

新橋と横浜間に鉄道が開業したのは1872年(明治5年)だという。この時代、日本では二つの時刻制度が併存しており、鉄道は分単位で運行されたものの、人々はまだ、一時(いっとき)[2時間]とか半時(はんとき)という時間の数え方をしていた。 そこで一番短い…

「雑談なし」と「見よう見まね」

私の近所では回転寿司の受付を、ペッパーくんがやっている。今やロボットと接するのが珍しいことではない。 昨年6月には、店員の振る舞いを自動的に学び、見よう見まねで仕事をする接客ロボットが開発された。高さ1.1メートルの人型ロボットだ。店員の動…

自由時間は8万時間らしいが

体長10mのジンベエザメが神奈川県の小田原市沖3キロの海に現れた。本日のニュースで目撃情報が流れていた。 サメの体には浮袋がないため、泳ぎ続けないと海の底に沈む。深海ザメのオンデンザメは泳ぐのをなぜやめたのだろうか。一昨年、駿河湾で捕獲され…

ラストに強いあの作家の魅力

<人は、あてにならない、という発見は、青年の大人に移行する第一課である>。そして、<大人とは、裏切られた青年の姿である>。太宰治さんは『津軽』に書いた。 「子どもの頃から、疑問に思うことを親とか先生にぶつけると、“大人になったらわかる”とか“わ…

夢を運ぶ箱が映す時代の変貌

“光害”という言葉がある。夜もまぶしい人工光が動植物のリズムを乱す。星空を見えなくしていることの弊害もある。求愛メッセージを送り合う蛍は、明るい人工光のもとで、繁殖がうまくいかなくなる。 日照時間の変化を目安に花を咲かす植物も、成長のタイミン…

伝承されない能力と継続の力

かつて投手王国といわれた阪神タイガース。若きエース江夏豊投手の背番号は「28」。 映画『博士の愛した数式』で、博士に扮する寺尾聰さんのセリフにあったと思う。<江夏は完全数を背負った選手だった>と。 “完全数”とは、己の数を除き、割り切れる数をす…

懐かしくふしぎなこころ貯蓄

先日、織田作之助さんと自由軒の名物カレーのことを書いたら、ひょんなことでそのカレーを食べた。大阪に住む、うちの奥さんの友達が、自由軒のレトルトカレーをおみやげに下さったのだ。 レトルトといってもお湯で温めるものではなく、スープ状のカレーをマ…

痛がるからこそ「価値」がある

12年前の調査結果なので、今も当てはまるか定かではない。「夫婦の時間」というアンケートををシチズン時計が行った。 <1週間で最も心地よい時間は?>。全国の夫婦200組への問いで、回答の最上位は夫が「土曜の午後9時」、妻が「月曜の午前10時」となっ…

心温まる料理に街並み懐かし

北から南に向かって吹く風を“北風”と呼び、南から北へ流れる潮のことを“北流”というらしい。方向を示す言葉はややこしい。 松任谷由実さんの名曲のひとつに『冷たい雨』という曲がある。“冷たい雨”は、公式の気象用語なのだという。 熱帯で気温の高い地域で…

カレーライス・大阪・オダサク

レトルトカレーが世に出回る前、子どもたちは母親の作るカレーが大好きだった。その家庭の味は、専門店もかなわない。<朝食の献立・・・ゆうべのカレーの残り>。向田邦子さんはテレビドラマの台本に書いた。 “おかわり!”の記憶は、のちのちまで食欲を刺激…

身近の意外なモノにハマる今

先月から週に数回、早朝に短時間の用事ができた。朝食はどうするか。すぐに浮かんだのは納豆とごはん。妻に頼まずとも、このパターンでいける。 家では酔っている時間が長く、ごはんを食べることが少ない。こういうことがなければ好きな納豆を食べられない。…

砂時計を置きたい気分の時は

<部屋には時計でなく、砂時計を置きたい>。ドイツの作家ユンガーさんの『砂時計の書』にあった。静かで安らかな気持ちになれるから。機械時計にしばられない贅沢は、時計が生活に入り込んでいなかった遠い昔へのあこがれなのか。 1日が24時間なのは当た…