日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

スマホってそんなにたいへんなの?

テレビやネット記事で、母親が息子に教える「iPhoneの18の約束」なるものが取り上げられている。その内容に絶賛の声があるようですが、スマホを持つことでなんでこんなに大騒ぎをしなければならないのかふしぎである。

(1) このiPhoneは私が買った。あなた(息子)に貸している。
(2) パスワードは私が管理する。
(3) これは電話。鳴ったら出ること。
から始まり、(私から見ればですが)小うるさいことが連ねられている。

そしてそれは、「落とし穴が多いスマホの世界に入る息子への母からの愛情いっぱいのメッセージ」なのだそうだ。
おもしろいのは、テレビで知識人のコメンターたちが「とてもためになるよいことだ」と力説しているのに、スマホを使っていない方たちがほとんどなのである。

自分たちで使ったことがないのに、落とし穴が多いスマホの世界?について、真剣に語っていること自体が笑える。なにも、スマホなどに限定しなくても、スマホ以前の携帯と基本的な変わりがあるわけでもない。それなのになんでスマホの世界だけがそんなに危険なのであろうか。

上記で18もの約束の遵守を強要された息子さんというのは13歳である。
私自身がその年齢のときは、内面がかなり大人寄りであった。酸いも甘いもはわからないかもしれないが、それなりの外へ対する防御策もあったであろう。
その子は特別に無垢なのかはしらないが、まるで無菌状態の幼児に危険物を与えるような、親から目線なのである。

インターネット=犯罪。知識を得る能力の低下。
こんなふうにしか結び付けられない大人たちがいるのなら、逆に子どもたちが「18の約束」でも作って、スマホでもネットの世界でも案内してあげた方がいいのではないか。