日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

数値化すると見えてくるもの


文章も数値化すると、余分な説明が省けて楽である。ネットの記事で日ハム・斎藤佑樹選手のことが端的に書かれていて感心した。

<5年連続年俸ダウン。直近5年で36試合4勝9敗防御率5.81。3500万→2800万→2500万→2300万→2000万→1830万>と。(ファンの方、ごめんなさい)

さて、この時期になると数値化されるものがある。厚生労働省の発表による“人口動態統計年間推計"だ。2017年生まれの子どもの数(出生数)が94万1000人になる見通しである。

それは1899年(明治32年)の統計開始後、最少を更新することが確実なのだという。明治32年よりも少ないという数字に驚く。

2017年中の死亡者数は前年より約3万6000人増の134万4000人と見込まれる。そして、出生数から死亡者数を引いた自然減は初めて40万人を超えるとのこと。

 

1993

 

出生数が100万人を割り込めば2年連続で、前年の97万6978人より約3万6000人少ない。2015年に政府は、若者が希望通りに結婚して、望む数の子どもを持てた場合の“希望出生率"を1.8人とする目標を掲げた。

しかし、(子育てにお金がかかりすぎると感じる、などの理由で)少子化の流れは変わっておらず、狙い通りにはいかない。婚姻件数も、前年より1万4000組減の60万7000組で、戦後最少を記録したという。

人口の自然減は11年連続で、減少幅は2010年に10万人、11年に20万人、16年に30万人をそれぞれ超え、本年の見通しでは40万3000人なのだ。

人口減がどんどん加速していることはまちがいない。

 

1994

 

<視力1.0未満 小中最悪…小学32% 中学56%>。昨日の読売新聞の見出しにあった。裸眼の視力が「1.0未満」の小中学生の割合が過去最高だという。やはりゲームやスマートフォンの長時間利用が影響しているのだろうか。

幼稚園児の「1.0未満」は24.48%(前年度比3.46ポイント減)、高校生が62.3%(同3.69ポイント減)と、いずれも改善しているとのこと。小中学生の数字に関してが、1979年度の調査開始以来で最悪なのである。

さて、年の暮れの時間はどんどん早まる気分である。2017年もいろいろなことがあった。

冬至は古来「一陽来復」と称されていたらしい。一日一日と短くなってきた昼であったが、これを境に延び始める。それは“陰が陽に転じるおめでたい日"との解釈もできる。

クリスマスや正月も、冬至を祝う風習が由来だともいわれる。湯にユズを浸したすぐあとは、ケーキに餅の準備をしなくてはならない。だから、よけいに忙しく感じられるのかもしれない。

洋の東西や民族を問わず、“太陽の淡い光に幸せを祈る時節"は自然にウキウキとさせられる。年の移ろいのそのときまで、“数値にしてあと7日"になってきている。