ネットつながりで呑んだくれ
まだパソコンもネットも非力だった頃、多くのメーリングリスト(ML)が生まれ盛り上がった。そのMLの書き込みを18年楽しんだ。
ブログでいえば、MLは本文というよりもコメントに近いものだ。ブログ本文の行数は短いのに、コメントが長くつながって盛り上がる。そういうブログはとてもML的である。
メールソフトでやりとりする特定多数での“オープン・メール”で、ツッコミとボケ、チャチャなど、多くのメールが飛び交い、オフ会のときも大盛り上がり。メンバー同士の親密度も強くなりやすかった。
ネットはデジタルやバーチャルの世界、との意識が強かった時代であったが、お付き合いは超アナログでネットを通じた多くの人と、どんちゃん騒ぎした。
数多くのオフ会でさんざん飲み歩いた。
オフ会開始前からも準備のためのハシゴ酒が始まる。私たちの造語だったが、オフ会前に3軒飲み歩いていたら、マイナス3次会。
オフ会本番で3次会まで行ったとしたら、合計で6次会にも及んだ。
“インターネット創生期の産物”であるMLも今は、SNSやLINEの台頭でその役割を終えた感がある。
MLでは返信(レス)モードの短文が中心のため、短文に慣れ切って長文が書けないというトラウマにも陥った。少しでも長い文章を書くことに苦手意識を持ってしまう。
それは今でも引きずっている。『プロジェクトX』の語りのように、簡略化した言葉を淡々とするように心がけたり、長い作文に慣れるための“苦肉の方策”をあみ出したり。
たとえば、言葉や情報の断片を組み合わせてつなげるために、なくてはならないものはアイデアプロセッサ。
さて...クリスマスは細かい仕事がからんでゆっくり飲めなかったので、本日からがお楽しみモードになりそうである。