日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

夏バテ三大食べ物VS熱中症

 

本日は「米(こめ)騒動の日」なのだそうだ。1918年(大正7年)富山県魚津町の漁家の主婦たちが、米の県外移出を阻止する集団行動を起こし、これが全国に拡大し9月まで続き、軍隊までが鎮圧に投入され、寺内内閣が倒れることとなる。

<昨今の米高が如何に細民をして生活難に陥らしめているが窺われる>と、その年の7月23日『北陸政報』の記事に記されている。ものすごい主婦のパワーである。現在の悪政に対抗できるのも、やはりパワフルな主婦しかいないのではないだろうか。

 

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そして今日は、「天ぷらの日」でもあるらしい。夏の暑さからバテないためにと、大暑の日に天ぷらを食べて元気に過ごそうというもの。
それは、土用の丑のウナギや、8月29日の焼肉とともに、「夏バテ防止三大食べ物記念日」となっている。二十四節気大暑の入りに合わせ、定められたようだ。

日本でドライヤーといえば、髪を乾かす器具を連想するが、国によってはヘアドライヤーと言わないと、わかってもらえないとか。ドライヤーだけだと“乾かし屋”と、妙な意味に受け取られかねないのだ。

そんな商売はないだろうが、空の上にはありそうだ。低気圧が上昇気流、対して高気圧は下降気流などの場合、空にある巨大なドライヤーに例えられるくらいに、乾いた熱風を吹き出すという。その状態で警戒すべきはまさに熱中症であろう。

 

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2013年までの10年間、熱中症による死者は7344人に上り、その前の10年の3倍近くにも膨らんでいる。今年も猛暑の被害が続いており、こまめな水分補給は欠かせない。

熱中症の搬送患者が増えるのは、梅雨明けの今の時期だという。私なども青空が広がると、ついうれしくなって気を許してしまう。

環境省の資料では、1993年以前の熱中症の年間平均死者数は67人だったという。
それが、1994年以降は492人に増大して、猛暑続きだった2010年は1745人へと拡大している。93年以前の年平均に比べて26倍にも急増しているのだ。

 

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死亡者のうち65歳以上の割合では、1995年は54%だったのが、2010年に79%へと増え、高齢者が大半を占めるようにもなっている。

<年齢別にどの場所で熱中症になっているか?>とのデータも国立環境研究所から発表されている。それによると、65歳以上の高齢者は、55.4%が自宅などで発症している。

高齢者は暑さへの感度が鈍く、発汗もしづらいことで、エアコンをかけずに家の中へこもり、知らぬ間に熱中症にかかってしまう場合が多いのだそうだ。

 

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7~18歳の子どもに関しては、最も多いのが運動中が47.4%。
働く世代の男性は仕事中が多いという。19~39歳で39.3%、40~64歳では35.2%が<作業中>に熱中症を発症している。

熱中症は、それまで元気な自分が、まさか発症するなどとは思わないまま、急になるケースもあるだろう。昨今のニュースでも、亡くなる方がとても多い。くれぐれも油断禁物で、暑さには気を配りたい。「夏バテ三大食べ物」を摂るだけでなく、こまめな水分補給を忘れないようにしていきたい。

 

 

今週のお題「ゾクッとする話」