日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

桜のない桜祭り

先週の土日、近所の桜並木の通りを車で通過したら桜祭りが開催されていた。おそらく、他の地域でも同じように開催されていると思われる。
毎年のように屋台が並んで、客を呼び込もうとしている。

そこまではいつもと変わらないのだが、立ち並ぶ桜の木には花びらがまったく見当たらない。開花までは一週間くらい早いからなのだろうが、桜祭りの予定は昨年あたりから組んでいるところが多いとか。主役である桜が不在のお祭りは冴えないものである。

たしか、10年前くらいだっただろうか。
やはり桜祭りの時期に桜がまったくなかったことを思い出す。

その年は、開花し始めて満開になる前の時期に、激しい風雨ですべてが吹き飛ばされてしまった。もう、桜の花見ができる状態ではないのに、丸裸の桜の木の下で雨の中 実施されていた光景を思い出す。だれしもが中止をしたかっただろうに、それができないつらさ。
客もまったくないまま、実行員の方々がうなだれていた。

今年は梅の開花も遅くて、冗談で桜と同時の花見になるのでは、と話していたことが現実になりそうな状態である。それでも、順調にいけばこれからが桜の開花ということなので、桜のある桜祭りを心待ちにしている方も多いであろう。
まだ、散る前の時期であることに感謝をせねばならないのかも。