日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

「お題」からの連想で...

*十年前にシナリオの勉強をしたことがあります。
そこでの教室では、決めてある「お題(課題)」を200字詰めの原稿用紙20枚の作品に仕上げ、毎週発表して生徒間で批評し合い最後に先生の意見を聞くというものです。

初級の「お題」は小道具のようなものが多く、ハンカチ、花、雨、ブランコ・・・などのものを使って作品にしていく。これらの「お題」が50くらいあって、すべてを書き終えたら中級、上級のステップに移れるということです。

上のクラスでも「お題」の数が決められていて、具体的なものからだんだん抽象的なものになります。たとえばジャンル別に、悲劇 アクション、喜劇、恋愛、メロドラマ、ポルノ・・・などで分けたりと。

年輩の女性がポルノ作品を発表するときなどは、お顔を真っ赤にしながら声を上ずらせて、(わが作品を)朗読する姿がとてもおもしろかったです。聞いている我々には、単なる純愛ものにしか思えないのですが。

作品の構成では、「序・破・急」の3分割、「起・承・転・結」の4分割、「発端・葛藤・危機・クライマックス・結末」の5分割などがあることも知りました。

そして、作家の目や精神を養うには、独断と偏見を大いに持ちなさい。
その独断と偏見に説得力をもたせるとりっぱなテーマなりますから・・と。

あれからその道には進めていませんが、まったく異種の仕事に就いていても、シナリオから学んだことがとても活きていて助けられています。