日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

便利機器にはロボット機能を

 

ウルトラマン』がテレビ放映されて来年で半世紀になる。本放送の平均視聴率が36.8%、最高視聴率は42.8%なのだ。登場した「ガヴァドン」という怪獣は今でも憶えている。

塀に落書きした子どもの絵が、宇宙線の異常で3次元に変化して誕生した怪獣である。
放送当時は、“平面がたちまち立体に変わる”という設定に違和感をおぼえた。
現代は印刷する手軽さで樹脂製の立体物が作られる3Dプリンターが実用化されている。

昨年、この機器で殺傷能力のある拳銃を作り、隠し持っていた大学職員が逮捕された。
<二つ良いことさて無いものよ 月が漏るなら雨が漏る>との都々逸がある。
夜に屋根のほころびから月光が差す。「風流だね」と喜んでいたら何のことはない。雨も漏る。

3Dプリンターには人工骨など医療分野や、モノ作り現場での期待が大きい。ウルトラマンならぬ鉄人28号のリモコンのように、<正義も悪もリモコン次第>とならぬことを願いたい。

 

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映画『ターミネーター』で人の姿をしたロボット兵器が、未来から現代にやってきたのは1984年の5月12日。SFファンにとって、今日は特別な日らしい。31年前の映画公開時とちがい、今ではロボット兵器の恐怖が現実の話になっている。

戦場へ無人爆撃機が投入されて人が操作しなくとも、自らの判断で敵を殺傷する“自律型ロボット”の開発も進むようだ。人が操ろうが自律型だろうが、兵器が人を傷つけるのに変わりはない。
<人を殺(あや)めることに痛痒を感じない>ロボットによる戦争へと、多くの国や企業がしのぎを削っている。

ターミネーター』で、未来からロボットを送り込んだのは、人間に反乱を起こした人工知能であった。英知を結集した科学技術に人類が裏切られるのは、SFの世界だけでないような気がしてならない。

 

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物騒なお話はさておき、<スマホ泥棒の隠し撮り>という機能に興味を持った。
技術的には前からある“自分撮り機能”の応用であるが、自分のスマホタブレット自体が窃盗を判別して、その犯人の手がかりを自分宛てに教えてくれるというのだ。

スマホの普及やソーシャルメディアの発達で急増した自分撮り写真のことを“セルフィー”という。その言葉の流れかどうかわからぬが“セフティー”なる造語が生まれた。この単語の語幹にあたるセフト(theft)は“窃盗”のことなので、何らかの犯罪と関係があるようだ。

 

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“セフティー”とは、タブレットスマホを盗んだ犯人を、これら電子端末の前面カメラが撮影した写真ということである。つまり窃盗犯の自分撮り写真なのであるが、他人のスマホを盗んだ犯人は進んで自分の写真を撮ったりはしない。身元が割れる手がかりになりかねないからである。

この場合の“自分撮り”とは、スマホが盗まれ、間違った暗証番号を何度も打ち込まれたりした場合に、<前面カメラが自動的に犯人の顔を隠し撮りする>ということなのである。スマホの窃盗防止や犯人発見のため、こうした隠し撮りの機能を提供する会社も出てきた。

アメリカのモバイル機器セキュリティー会社が売り出したアプリでは、窃盗犯が誤った暗証番号を入力するなど不審な操作があった場合、スマホの位置情報とともに、ひそかに撮影した犯人の写真を、メールで元の持ち主に知らせてくれるという。そのアプリは、欧米のメディアでかなり話題になった。

 

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スマホの窃盗は各国で大きな問題になっている。米国の場合、一昨年だけで約310万台が盗まれた。“セフティー”の効果は未知数であるが、多くのメディアが注目したのは、スマホ泥棒の被害が無視できない広がりを見せているからである。

“セフティー”とは別に、窃盗件数減少に効果をあげているのは、メーカー各社が最近になり次々に導入している“キルスイッチ”機能なのだそうだ。
2013年から2014年で、iPhoneの窃盗件数がサンフランシスコ45%、ニューヨークで25%減少しているという。ロンドンでは半数の減少だとか。

キルスイッチ”は、<盗まれた端末が初期化されてしまうことを遠隔操作で防止>する機能で、アップルやサムスン、グーグルが同社のスマートフォンに導入済みだという。

 

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