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日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

マリリン・モンローと『アナと雪の女王』を続けて観ると

 

今になってマリリン・モンローの良さに気が付いて、出演映画の作品を観漁(あさ)っている。“モンローだらけ”のレンタルDVDの中に『アナと雪の女王』を放り込んでみると、新旧の“ヒット作”の取り合わせが絶妙におもしろい。

“アナ雪”では「日本語吹き替え版」に興味があった。歌手としてもファンである松たか子さんの歌が楽しみである。この映画では、セリフの吹き替えのみならず、“ミュージカル楽曲”まで日本語で歌うというのだからすごいことである。

また、神田沙也加さんも、あんなに達者だったとは知らなかった。オリジナル版とも聴き比べたが、まったく劣らず素晴らしい出来栄えである。

 

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かつて邦画の新作が映画館にかかると、一般的な呼び名を「封切り」といって、2本立てで興行されるのが常であった。外国作品は「ロードショー」で、1本だけの上映という印象がある。

お目当ての作品だけでなく、“併映作品”にもマニアックな興味が出て、本命映画より脇役作品がよかったりすると、すてきなお得感でうれしくなったりする。たしか『釣りバカ日誌』も“寅さんシリーズ”と併映されていた時期があったと思う。昔の“レコード”でいう「両A面」みたいなものである。

そして、“モンロー映画”と“アナ雪”の調和がとてもおもしろかった。映画館ではぜったいに味わえない組合せといえる。おかしな喩(たと)えであるが、トーストを食べながら味噌汁を飲むような感覚なのである。初めての食感で、あまりにもよく合うのにおどろいた。パンに対して、すばらしい味噌スープの味わいはたまらない。

 

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モンロー映画の共演者や監督をみると、私の好きな方ばかりなのである。
ビリー・ワイルダー監督、若き日のトニー・カーチスやジャック・レモン。

お熱いのがお好き』などは楽しすぎて何度も笑い転げる。1959年の作品ということなので、その翌年にはジャック・レモン主演で、ビリー・ワイルダー監督の名作『アパートの鍵貸します』が生まれたことになる。この映画は大好きで、何度観ても飽きない。

ビリー・ワイルダーの監督作品へとリンクして、『昼下りの情事』も観た。
ゲイリー・クーパーオードリー・ヘプバーンの“かけ合い”がこれまたおもしろい。
ネット検索をしていたら、三谷幸喜さんの“作品の原点”は、ビリー・ワイルダーという記事があった。たしかに、三谷さんの作品にその流れを感じるものがある。

 

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早逝されたスターということで、和製ジェームス・ディーンと呼ばれた赤木圭一郎さんであったが、彼の愛称は「トニー」である。若き日のトニー・カーチスを見て、その由来がよくわかった。面影がよく似ているのである。とくに、口元が。

その赤木さんの生き写しとも言われ、デビューしたのが、やはり若き日の峰岸徹さんである。峰岸さんは映画『おくりびと』が遺作となり、65歳で他界された。

 

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ビリー・ワイルダー監督が活躍された時代の映画では、脚本の上手さと“カットバック”などによる巧みな演出法が際立つ。まだデジタル技術などない頃であるが、基本的な映画手法を職人のようなアナログ技(わざ)で表現している。白黒映画もまだ多かった時代である。

今は、往年の名作を好きなだけ観られる良き時代になっている。
スクリーンの中の俳優や、演出・効果に携わったスタッフの方々も、亡くなられている方がほとんどであろう。

それでも、今こうして数々の作品を鑑賞していると、どの映画の中にも制作と表現に関わった人たちは確実に生きている。

そこに生きている証(あかし)こそが、<映画という作品>といっても過言ではない。