日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

3時間半の制限時間

震災や電力不足の影響で遅れたプロ野球の開幕が、3時間半ルールというものを引っさげて、両リーグで同時スタートした。

昨季、両リーグで16試合だった引き分けが、今季は開幕1週間弱で早くも4試合。
セリーグだけですでに3試合の引き分けである。

かつて引き分けの多いシーズンがあり、勝ち数を競うよりも引き分けの多いチームが優勝へ有利だったことがあった。引き分けによる数字のトリックが生きてくるからである。

たとえば、シーズン144試合のうち、1勝143引き分けのチームは勝率が1.000で、
143勝1敗のチーム(勝率0.993)の勝率を制して優勝となる計算である。

こんな極端なことはないはずだが、昨季の両リーグ終盤で もつれにもつれた優勝争いでも、引き分けが多くて負け数の少ないチームがすごく有利だったのは記憶に新しい。
今季はこれからどれだけ増えるかわからない引き分けの数である。

勝ち星にこだわるよりも、負けないことをテーマにできるだけ多く引き分けへ持ち込めるチームが有利なのは今から目に見えている。勝負事としてみるとこれほどつまらないことはないが、白黒をハッキリさせない勝負がボディブローのようにあとからどんどん効いてくるはずである。