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日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

言葉のニュアンスいろいろと

生活・娯楽

 

「この魚、先週に私が買ったのと比べると活きが悪いわよ」
「そんなことありませんよ。同じですよ。だって同時に仕入れたんですから」。

こういう話が大好きである。魚屋と客の会話である。(相原茂さん著『笑う中国人』より)

本屋さんでの立ち読みは合法かそれとも?
中身を選び買う権利は客にはあるため、書店が禁止しないかぎり違法ではないらしい。

書店が禁止すれば、訴えることはできるのだろうが、今どきそれをやったら客離れを覚悟しないといけない。体験上、本屋さんに行くと、買うつもりのない本をつい買ってしまう。それが素晴らしい出会いであれば、感謝感激である。

デジタルの限界は<欲しいものしか探せない>ということで、とても便利で助けられるが、検索キーワードの達人でないかぎり、本探しの楽しみや遊び心が失われそうだ。

 

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<交費給社保完昇賞有>。かつての求人広告で見られた漢字の羅列であるが、お見事である。“交通費を支給し、社会保険が完備、昇給や賞与もありますよ”と、たった9文字で伝えられるのだから漢字というのはすごい。

もう何年も使っていない言葉に「おみおつけ」がある。説明するまでもないが“味噌汁”のことだ。さて、おみおつけを漢字にするとどうなるのか。ふと疑問に思った。
耳なじみの言葉にどういう字をあてるべきか悩むのも、また漢字の国ならではなのだろう。

どうやら“おみおつけ”は「御味御付」となるらしい。
おみおつけに関する話で、昔の女房ことばで味噌のことを“おみい”と言い、おみいの“おつけ(汁)”なので、おみおつけになった、とのことだ。

 

1656

 

“にぎり”と“おにぎり”は別物であるし、“ひや”を頼めば酒がきて“おひや”を頼めば水がくる。「お」の有無でこれだけ変わるのだから日本語は奥が深い。

<『おビール』と言うのが気に入らない。外来語に『お』をつけるな>。
ケチをつけたのは作家・阿川弘之さんである。

文化庁による「国語に関する世論調査」というのがある
4人に3人が“お菓子”と言い、2人に1人が“お酒”と呼ぶらしい。

少数派として登場する“おビール”は1.6%で、“おくつした”(0.9%)などというのもある。さんざん飲み歩いたわが身として、“おビール”は頻繁に耳にしていたが、“おくつした”は訊いた記憶がない。

同調査では“怒り心頭に達する”(正しくは、発する)と使う人が7割超のようだ。
言葉は時代とともに変化していくもののため、「お」のつけすぎ、慣用句の誤用に限らず
ケチをつけることも大事なのだろう。

それにしても、怒り心頭に発する事件が後を絶たない。

 

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