上から目線でヨコハマを
高いところが苦手なせいか、スカイツリーの真下に行っても、東京タワーを見に行っても、ここからすぐ近くのマリンタワーでも、上に登ろうという気持ちにならない。
横浜といえばこの風景というくらいなのであるが、向かって左の横浜ランドマークタワーや右のスイカを切ったようなヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルも、そして観覧車だって新しい建物ばかりである。ここに訪れるたびに、古くて新しいふしぎな空間の感覚がおもしろくてたまらない。
ここからは横浜ランドマークタワーの展望フロアからの目線である。みなとみらいの遊園地がおもちゃのようである。
吉田拓郎さんの初期の楽曲で『おろかなるひとり言』という作品がある。「♪♪ 丘をのぼって下界をみると 小さな世界がそこにある・・」と、思わず口ずさんでしまう。
「♪♪ ひとはあくせくどこへ行く ひとは疲れた足どりで・・」。やはり、おもちゃのように見える建物や車。その中には人がひしめいているのだろうか。
このあたりは、中華街や元町、そして私の好きな馬車道もある。お盆休みには多くの人たちでにぎわったことだろう。連休明けの昨日からは「♪♪ しかもひとはいそいでいた」なのだろうか。