日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

上の上にある大きな上

標高という言葉をネット検索してみると...
地理での高さは標高(ひょうこう)と呼ばれることが多い。平均海水面の高さを基準とした標高を海抜(かいばつ)という。任意の2地点をとった場合、両地点の標高の差を比高(ひこう)という・・・。とか。

さて、今建設中で2012年5月22日に開業予定の東京スカイツリーは、全高(尖塔高)634mとなり、自立式電波塔として世界一になるのだそうだ。
東京のシンボル・観光名所として長年君臨していた東京タワーの高さは、すっかりおなじみの333m(より正確には332.6m、海抜351mとか?)であるから、それより301mも高いということになる。

それとはまったくちがう視点で、なにげなく箱根の芦ノ湖についての著述をながめておどろいた。芦ノ湖は約三千年前に、火山の山体崩壊の結果生じた箱根山のカルデラ湖で、水面の標高が723m、最深部が43mで早川水系に属している、とのこと。

生まれも育ちも神奈川の私は、車で(立ち寄らず前を通行することも含めると)数十回は芦ノ湖に訪れている。湖に出る前には、それまでの上り坂があるにしても下っていくため、ある程度の標高はあっても平地に近いものだと、ずっと思い込んでいたのである。
それが、(東京スカイツリーの634mよりも高い)723mものところにあの大きさの湖が浮かんでいると知るとびっくりである。

それからの連想で、(芦ノ湖よりも多くはないが)やはりよく訪れる富士五湖(富士山の周りにある五つの湖)はどうだろう、と思って調べてみると、山中湖が標高982m、本栖湖精進湖、西湖は902m、そして河口湖が831mとなっている。すべての湖も、ずっと平地に近い標高だと信じ切っていた自分にあきれかえる。