日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

1年のうちで今が浮かれどき

 

欧米ではホワイトクリスマスに関しての定義があるそうな。アメリカなら海洋大気庁がチェック。<12月25日朝に、積雪が1インチ(2.54センチ)以上あること>なのだと。それは、数日前に降った雪が残っていても認められるという。

東京は明治以降、12月24日や25日に多少の雪が舞うことがあっても、まともに積もったことなどほとんどないらしい。10年くらい前、大晦日の大雪の中で仕事をしていたことはあるが、ホワイトクリスマスを過ごした記憶はない。

クリスマスとは、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝うミサであり、当時は日没が一日の境目で、クリスマス・イヴの12月24日の夕刻から朝までが、教会暦上でクリスマスと同じ日に数えられるという。

 

 

とはいえ、クリスマスにどんちゃん騒ぎをして、その1週間後は神社仏閣にて、すまし顔で初詣をしているわが国もおもしろい。

1823年12月、アメリカの新聞に1編の詩が掲載された。<クリスマスの前の晩に、丸々と太った陽気なおじいさんは、8頭のトナカイが引くソリに乗り、各家に煙突から入ってきてプレゼントを配る>。神学者クレメント・ムーアの『聖ニコラスの訪問』であった。この詩により、サンタクロースのイメージが作られ、世界に広まったとか。

真っ赤な衣装で太った体。柔和な笑顔のイメージで陽気なサンタ像の仕掛け人はコカ・コーラ社らしい。1931年から始めた広告に受け継がれ、現在のサンタ像が定着した。

私は今からクリスマスを感じてなんだかウキウキするのが常であった。イブの夜をどう過ごすのか、などと考えて。しかし、その日は年がら年中飲み歩いている友も早帰り。まったく平凡な一日で終わることがほとんど。それでも、クリスマス気分だけはたっぷりと堪能していた。

 

 

クリスマスソングの定番というと、山下達郎さんの『クリスマス・イブ』だろうが、ある年には『クリスマスキャロルの頃には』(稲垣潤一さん)で大いに盛上った。B'zの『いつかのメリークリスマス』もよく聴いていて、とても懐かしい。

なにげなく聴こえてうれしくなるのは、『恋人がサンタクロース』(松任谷由実さん)やビング・クロスビーさんの『ホワイト・クリスマス』である。

これぞクリスマスと浮かれてしまうのが、『Santa Claus Is Comin' To Town(サンタが町にやって来る)』だろうか。

クリスマスまでは、仕事が忙しくても浮かれ気分でいられる。クリスマスを迎えてから大晦日に至るまでは、年内の残された用事が凝縮されて、あとわずかのあせりが強くなる。大晦日になると、残りわずかな年内を思いセンチな気分にもなる。

この先の半月あまりは、感情がコロコロ変わり、ふだんでは味わえない時を過ごすことになる。