素朴な疑問で知らぬことを知り
一昨日(10月2日)は、語呂合わせで「豆腐の日」だったらしい。
スーパーマーケットの見切り販売のワゴンで、豆腐や油揚げ、納豆など、大豆製品が入っていることがよくある。割引シールを貼っても、売れ残ってしまうことも多いとか。
群馬県前橋市の相模屋食料という会社は、日本気象協会とタッグを組み豆腐の廃棄を減らすように工夫しているらしい。
大豆を水に浸けてから豆腐が出来上がるまでは2日間かかり、豆腐の売上は天候に左右されるのだ。気象データを活用することにより、年間ロスを30%削減したとのこと。
夏なら、前日との気温差が大きいほど体感温度で“暑くなった”と感じやすく、寄せ豆腐が売れやすい。研究を重ねることで、夏は「寄せ豆腐指数」、冬は「焼き豆腐指数」といったオリジナルの指標を設定して、年間のロスを削減させることに成功したという。
一昨日、熱海で一泊した。名の知れた大きなホテルと軒を並べた海辺のホテルだ。昭和レトロの建物で、部屋や風呂はかなりの老朽化。高さも高層ホテルの半分だ。しかし、部屋食での夕飯と朝飯がとてもうまい。この一点豪華主義により、大手ホテルの間で生き延びている感じだった。
うまい料理でつい飲み過ぎて爆睡したら、夜中に起きて目が冴えてしまった。窓を開けて空を眺めた。外気が心地よい。
<海は広いな 大きいな 月がのぼるし 日が沈む>。海を眺めると思わず童謡が浮かぶ。<海にお舟を浮かばして 行ってみたいな よその国>。このわかりやすい言葉だけで、海が見事に表現されている。
普段、夜空を見上げることなどほとんどない。月があんなに明るいとは・・・おどろいた。星はなんで光るのか。夜中に飛行機やヘリのような飛行物体も飛んでいる。
なにかの拍子に素朴な疑問がどんどん湧いてくる。家に戻ってからゆっくりとネット検索をしてみたが。
パソコンやタブレットで、ウィキペディア(Wikipedia)にお世話になることもある。なぜか、ある時期に集中して寄付を呼びかけるメッセージが出ることがある。なぜ、あんなに寄付にこだわるのか。それなりの理由があるという。
財団によると、<私たちは独立性を守るため、一切の広告を掲載いたしません。平均で約1500円の寄付をいただくが、運営援助をしてくださる読者はほんの少数。300円を寄付してくだされば、ウィキペディアはこの先何年も発展することができる>とのことらしい。
そのお願いが年に一度で、2~3週間かけて実施される。<運営資金は主に個人からの寄付で賄っているからこそ、“真”のパブリックなものになります>との趣旨だ。
ウィキペディアへのアクセス数で、日本はアメリカに次ぐ第2位だが、日本からの寄付金額は決して多いとはいえない。日本はまだ寄付をそれほど認識していないらしい。