日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

情報の質を瞬時に判断する力

 

インターネットのサイトに「名字検索」のサイトがある。ためしに、自分の姓を入力してみると、[全国人数]およそ10万4千人で[全国順位]が212位と出た。さて、今度は"吉田さん"を入力してみよう。さすがに、私の名字より知名度が高く[全国人数]およそ86万5千人、[全国順位]は11位であった。

かろうじてベストテン入りはされなかったものの、<朝日新聞原発「吉田調書」と慰安婦「吉田証言」>の影響なのか、最近は"吉田さん"の姓を耳にすることが多くなっている。

全国の吉田さんは迷惑をしているのではないか? などと、勝手なことに気が回ってしまう。今、私の身近に吉田さんはいらっしゃらないが、好きなテレビ番組『酒場放浪記』でうれしそうにお酒を呑んでいる吉田類さんのお顔が、すぐに浮かんでくる。

 

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なにかのニュースでも、"本当のところはどうなんだ"という情報は意外と探しにくい。
インターネットで見てもなかなか出てこないし、新聞や雑誌でも上っ面だけで肝心なところにはふれていない。

また、新聞・テレビで報じられることのすべてが真実ではない、と考えさせられることもよくある。メディアによって一夜にして「善人」が「大悪人」にすり替わることも。
マスコミのいっていることを鵜呑みにするのはたやすいが、とても危険なことである。

数十年前に比べて、日本のマスコミ報道は一面的になりすぎているような気がしてならない。テレビのどのチャンネルでも同じニュース、新聞や三文ゴシップ雑誌にしても然りである。まるで軍事統制の中で情報操作されているような感覚にもなる。

国民の考え方が画一的になり、消費税が8%になろうが10%になろうが、「しかたがない」と思うように洗脳されているのだろうか。

 

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メディアの意図を見抜く冷静な目といえば大げさかもしれないが、マスコミ情報を常に疑い、視点を変えて考えることを意識することは必要だと思う。
いろいろな視点で物事を見たり、自分の頭で考えることが大事だ。

情報が氾濫する中で、本当に必要な情報だけを選び出すのは難しい。それだけに情報の質を瞬時に見抜ける能力が必要になるはず。

少数意見に耳を傾けたり、五感で物事を感じ取る。体験に裏づけられた言葉は、机上の論理とちがい説得力を増す。相手の心を揺り動かすだけの強烈な説得力にもつながる。

 

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情報の海で、すべての情報に目を通そうとしても無理がある。
自分に関係のない情報は初めから必要ないと考えないと、情報の海で溺れてしまう。
情報の整理に時間をかける必要もない。

労力を費やさずに、手に入れた情報をどうやって活用するかを考える。
イデアが閃いたら実行に移す。ふとした思いつきは誰にでもある。
私にとってのなによりの便利ツールボイスレコーダである。どんなことでも音声入力をして、その後に活用している。

 

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よい文章の条件とは、わかりやすいことだと思う。自分で何を言いたいのかがよくわかっていれば、難しい言葉を使う必要がなく、誰にでもわかる平易な文章が書けるだろう。
人は人、自分は自分。そう思えば、自分の人生観が明確になり、自分の頭で考えることができるはず。

普通の人は“今”しか見えないそうだ。前を見ているつもりでも、実際は「バックミラー」を通して見ているとか。そういえば、“今”や“過去”のことを知らないうちに引きずっていたりもする。

人の考えを全肯定する必要はないし、全否定する必要もない。
大切なのは、自分の考えに徹しつつ、共感できる人がいればその人生観を吸収しながら、自分の思考を豊かにすることであろう。