日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

皆様よいお年をお迎え下さい

 

地球誕生から現在までの46億年の歴史を、1年365日に換算した地球カレンダーによれば、(ホモ・エレクトスの一部がアフリカで進化した)現生人類(新人=ホモ・サピエンス)の誕生は12月31日の午後11時37分らしい。

人類が初めて宇宙から地球の全体を見たのは1960年代後半のアポロ計画の時。「地球は独りぼっち」で「国境はない」との感想が漏れた。計画は70年代に終わり40年超、全体像を見た人はいない。

人間は太陽系の惑星のごく表層に生きる小さな小さな存在だという。直径10センチのりんごを地球にたとえ、地球上で人が到達できる範囲を、最も高い所でエベレストと考え0~9千メートルとする。りんごの皮の厚さにしてみるとわずか0.07ミリメートル。薄すぎて、皮をむくどころではない。

 

 

<上からは明治だなどといふけれど「治まるめい(明)」と下からはよむ>。明治改元を皮肉った落首である。今年は明治維新から150年。

「少しくたたけば少しく響き、大きくたたけば大きく響く」。坂本龍馬は、西郷隆盛の器量を鳴り物にたとえて評した。「惜しむらくはこれをつく撞木(しゅもく)が小さかった」。龍馬はこう続けた。

幕末の煮え立つ時勢の中で、偉材どうしが天下国家のあり方を論じ合う。西郷という巨大な鐘を、龍馬が緩急織り交ぜながら撞く絵柄なのか。

いつの世も、強く、感情に走らず・・・と、鐘のたたき方が問われる年の移り変わりだ。

ゴーンと鳴り響く鐘の音で、「今年も終わった」と感じる人も少なくない。しかし、大晦日の伝統的な行事の一つ「除夜の鐘」も、近所からの苦情で自粛する寺もあるという。

 

 

「除夜の鐘」は、大晦日から元旦にかけての夜間におこなうため、閑静な住宅街では、住民の中で不快に感じる人もいるようだ。ある寺院では、「除夕(じょせき)の鐘」を昼間につくことにしたそうだ。

「生活改善 お互に年賀状はよしませう」。政府がポスターで自粛を呼びかけたのは、物資不足の太平洋戦争中だった。当たり前のように毎年届く年賀状にも、暗い歴史があったという。

スマートフォンの時代で、年々減少している年賀状。それでも今度の正月用には24億21万枚超が用意された。その一方、運送や郵便は人手不足が過去にないほどの深刻さだ。

少し前のTVニュースでは、宅配のおせちが元日に間に合わないところもある、と報じていた。現場の方々の負担を案じずにはいられない。

本年もたくさんお世話になりました。よいお年をお迎え下さい。<(_ _)>"ハハーッ