日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

視覚もさることながら聴覚も

 

視覚から得られる情報量の割合は約87%だという説がある。次は聴覚が7%、触覚3%、嗅覚2%、味覚1%の順らしい。とはいえ、音の記憶も侮れない。

私は長時間のパソコン作業中、同時にテレビドラマや映画をたくさん視聴している。テレビ画面への視覚が疎かになる分、聴覚がとても大事になってくる。洋画も日本語の吹き替えが断然有利になる。

作曲家・曽根幸明さんの代表作『夢は夜ひらく』が誕生したのは、1951年だという。戦後のどさくさで愚連隊になった曽根さん。数か月収容された少年鑑別所の中でその原曲が生まれた。

<いやな看守ににらまれて 朝も早よからふきそうじ 作業終わって夜がくりゃ 夢は夜ひらく>。

 

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後に歌手を何度も替え、名曲は歌い継がれた。<赤く咲くのはケシの花 白く咲くのは百合の花>。こういう歌い出しだったろうか、とてもわかりやすいメロディで「夢は夜ひらく」のフレーズが耳の記憶として強く残っている。

すっかりヒット曲と思い込んでいたが、この曲が日の目を見たのは、藤圭子さんによる『圭子の夢は夜ひらく』(1970年)のことだったという。世に知られるまでに19年もの歳月を要したことになる。<十五、十六、十七と>で始まるこの歌詞は、今でも“新バージョン”だという気がしてならない。

第一印象の場合、見た目の身振り手振りが55%で、話し方は38%。話の内容に関してはたったの7%しか伝わらないらしい。まず、受け手側は「好き嫌い」、「友達になるかならないか」などの、視覚判断につられる。

しかし、昨今の政治家相手では、情報判断の順番がちがってくるようだ。ちょうど一年前に今村雅弘復興相(当時)が更迭され辞任した。東日本大震災について「まだ東北で、あっちの方だったから良かった」と語り、多くの非難や怒りを受けた。

 

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今村氏の失言から、テレビなど映像で身振り手振りを見た人の悪感情は、ますます拡大されたはずだ。

そのすぐあとにも稲田防衛省(当時)が(安倍氏2度目の首相に就いて)6人目の引責辞任へと続く、そのつど「任命責任内閣総理大臣たる私にある」と述べ、国民へのおわびは口にしても、具体的な行動には出ようとしない。この先、いったい何人の引責辞任者が現れるのだろうか。

食品科学では5つの“基本味”があるという。甘味、塩味、苦味、酸味、旨味だ。酸いも苦いもある世の中で、現政権は身内に甘い体質をさらして、甘さばかりが目立つ。

そういえば、“おんぶ”と“長靴”で辞めた政務官、女性問題で辞めた政務官もいた。この先もまだまだ継続中であるのなら、人材不足も末期的で国政をなめているとしか思えない。

 

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