日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

一年てのは「光陰矢のごとし」

 

名人・古今亭志ん朝さんが噺(はなし)の枕に用いたらしい。

<一年てのは早いです。昔っから“光陰矢の如し”なんて言葉がありますが、これはどういう意味かと言うと…。光陰というのは、ああ、矢のごとしだなあ、という意味なんだそうです>。

中原中也さんの(昭和初期の)詩だという。『秋の月曜』に“エヤ・サイン”という聞き慣れない言葉が出てくる。

<私の部屋の、窓越しに みえるのは、エヤ・サイン 軽くあがった 二つの気球 青い空は金色に澄み・・・>。

エヤ・サインとは、広告用のアドバルーンのこと。百貨店の屋上に浮かぶいくつかの気球だ。「歳末大売り出し」とのノボリがぶら下がっていた。

今はネット通販の影響が大きいのか、歳末ならではの風景が減っている。スマホをつっつくだけで、外出しなくても買い物を楽しめる。大売り出しのエヤ・サインが数を減らすのも当然のことなのか。

 

1981

 

温暖化の一因には離婚の増加があるそうな。10年前、米国ミシガン州立大学の研究者がまとめた分析結果にある。

<一人口は食えなくても二人口は食える>。“一人口”は独り者の生計、“二人口”は夫婦の生計を指すようだ。少人数家庭が増えて、資源の利用効率は悪くなる。二人口だと食えるのは、利用効率がいいからだ。

当時の離婚の影響で増えた米国内の電力消費は、1年間で原子力発電所6基分にあたるほどだった。温暖化をまったく心配しない現大統領は、このデータを知っていたのであろうか。

この時期、いろいろと落ち着かないが、昔はもっとドタバタしていたらしい。

<大晦日が近づくと父などはいつもきりきり舞いをしていた>。金を作らなければ年を越せない時代だった。作家・中野孝次さんが、子ども時分(昭和初期)を随筆に記した。

はたしてその名残なのか。師走になると詐欺犯の動きも慌ただしくなるそうな。「振り込め」などの特殊詐欺が、件数も被害額も12月が最も多いとのこと。

 

1982

 

テレビという夢家電の創生期は、持っている人の家へ近所の人が集まり、子どもたちも正座して観ていた。各家庭に浸透してくると、家族で同じ番組を楽しんでいた。今は、個人であらゆる形態での視聴に変わっている。

Amazonの「Fire TV Stick」が私にとって、本年最高の買い物である。今は、Amazon配信を主体にテレビ鑑賞をしているのだ。

以前、録り溜めたドラマや映画を流しながら、パソコンなどの作業をしていた。手当たり次第に借りた映画や、たまった録画ドラマ鑑賞がノルマになり、時間をかなり消耗していた。今は、レンタルの期限を気にせず、観たいものだけを自然体で観ることができる。

“もったいない”との感覚で最後まで観ることもなくなった。つまらなければ途中でやめて、観たいときに続きを観ればいい。“つまみ食い”みたいな感覚が楽しくてたまらない。そして、自分の好み以外のお宝作品との出会いもすばらしいのである。

 

 

今週のお題今年買ってよかったもの

 

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