日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

スマホの次に来るモノは何?

 

業績を支えてきたスマートフォンの世界市場も、成長が鈍化するとの予想だ。

東日本大震災などの打撃を受けた電子部品メーカーも、世界的なスマホ需要で救われた。TDKは、ICチップの周りの電気の流れを整える「コイル」などの部品で、一昨年に初めて1兆円を超える売上高だったという。

しかし、米調査会社IDCの見解では、スマホの普及が進んだ結果、2020年までの世界出荷台数は毎年1ケタ台の伸びにとどまるとの予測。

電子部品の世界市場は、日系企業が4割ものシェアである。これからはスマホ依存の経営から脱することが課題となっている。各社はIoTの分野や、自動車向けを新たな収益源として重視し始めている。

高精細な液晶パネルの大手ジャパンディスプレイは昨年の発表で、車載や仮想現実(VR)端末など、スマホ以外が売上高に占める割合を、現在の15%から21年度に5割へ引き上げる目標を示した。

 

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今は、<自社の部品の新たな用途を積極的に提案し、いかに付加価値を生み出せるかが重要>になっている。

この時期、“スマホの次”と期待される製品として、「AIスピーカー」が脚光を浴びてきた。
AIスピーカーは主に家庭での利用を想定されている。何か知りたいことを調べるとき、スマホやパソコンを使っていたが、AIスピーカーに話しかけるとAIが言葉を理解して対応するという。

「グーグル」や「LINE」といった企業が、日本語に対応した商品を1万円台で発売した。リモコンやスマホのように、手での操作に慣れた生活が変わるかもしれない。

人工知能(AI)を搭載し、机の上に置かれたスピーカーに話しかけるだけで、最新の情報やおすすめの情報を答えてくれるのだ。“スマートスピーカー”は、音楽再生用のスピーカーと違い、人が話しかけるとその内容に応じて、さまざまな情報を答えたり、音楽を再生したりする賢いスピーカーである。

 

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AIスピーカーは、音楽プレーヤーやスマホを接続せずに音楽を再生する。
「ジャズを再生して」と言うだけで、対応するネットの音楽配信サービスからジャズの再生リストを自動的に選び、好きな音楽をBGMとして楽しめる。音量の調整も「音量を上げて」、「音量は4」と話しかけるだけ。

対応の映像配信サービスなどで、家庭用テレビと連携して映画やドラマのタイトル名を言うだけで、再生することもできる。AIスピーカーと接続機能のあるテレビや照明ならスイッチのオン・オフも言葉ひとつで操作できる。(インターネットと家電をつなぐ)IoTの橋渡し役のような活躍ぶりである。

2014年、米国でこの市場の先陣を切ったのは、「エコー」を発売したアマゾンだといわれる。ネット通販だけでなく、タクシーの配車、ピザの宅配など2万5000以上のサービスを利用できるそうだ。

もし、AIスピーカーが私の手元にあるのなら“すべておまかせ”で、ますます横着になってしまいそうだ。