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日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

目に見えない内蔵時計は正確

スポーツ

 

<言葉の肩をたたくことはできないし、言葉と握手することもできない。だが、言葉にも言いようのない、旧友のなつかしさがあるものである>と言ったのは寺山修司さん。

そして、「言葉を友人に持とう」とも・・・。

名言や有名人の言葉ばかりではなく、日常で出会った言葉にハッとさせられる。
<花は咲くときにはがんばらない。ゆるめるだけ>。

新聞の投稿欄で見た記憶がある。
中3の女子が、(担任からもらった)誕生日カードに書かれていた言葉を紹介していた。

 

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花や木には目に見えない時計が内蔵されているらしい。
植物学者・田中修さんの『つぼみたちの生涯』にあった。

針は暗黒の時間を刻み、それが一定の長さを超えたとき、つぼみをつけるそうだ。

キク科のオナモミは8時間30分の暗黒を経てつぼみをつけるという。8時間15分ではつけない。その内蔵時計はとても精巧なようだ。

孤独で暗闇のその先に、花の咲く日が用意されている。

大相撲にも一輪の冬菊がいる。
初場所で初の賜杯を手にした大関稀勢の里が、第72代横綱に昇進した。

 

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日本出身の横綱の誕生は、1998年に昇進した3代目若乃花以来で19年ぶりだ。

新入幕から73場所を要した。年6場所制となった1958年以降では最も遅い昇進だ。
それだけに、頂点を極めたその忍耐力を称えたい。

稀勢の里横綱昇進は、他の日本人力士の大きな励みになるのはまちがいない。

即効薬のように力をくれる言葉もあれば、浸みた雨が泉となり湧くように、時間をかけて心に届く言葉もある。

人との出会いにとてもよく似ている。

 

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