日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

とりとめのない話を寄せ集め

 

<ひどい妻 寝ている俺にファブリーズ>。

おもしろい話の断片につい反応してしまう。
おなじみのサラリーマン川柳にあった。

汗をかく季節の真っ最中である。
季節を問わず、“メタボ臭”、“加齢臭”なる言葉もある。

どうやら、においの原因は脂肪らしい。
肌の皮脂腺に脂質が増えすぎると腺が詰まって酸化。
いやなにおいを発する成分がつくられるのだという。

<新鮮なアユはスイカのような爽やかな香りがしますが、お父さんの加齢臭と同じ成分なんですよ>とは、さかなクンの談。

『地球がもし100cmの球だったら』(永井 智哉さん著)によると、海の平均水深は0.3ミリで、海水は全部でビール瓶1本ほどの量しかないそうだ。

世界の海へ年間に数百万トンも流れ込むプラスチックごみ。
波や紫外線で細かく砕け、<海がプラスチックのスープになっている>という。
ビール瓶1本への換算で、その汚染がリアルに思えてしまう。

 

1663

 

「逢魔が時」はいつ頃の時間帯かと検索。“薄暗いたそがれ時”だという。
妖怪や魔物が姿を現し、災いを起こす時刻でもあるようだ。

<妖怪とは、人間が人間との関係のなかから立ち現われてくる幻想であり、自分たちの否定的分身>だとの説がある。闇が想像力をかき立て、河童、天狗などの伝説が語り継がれた。

夜が照明で明るくなった現代も、人間関係が心に指す“陰”はある。
妖怪ならぬ、身近に棲息する生物も、人間に思いもよらぬパワーを秘める。

アリは、小さい生きものながら力持ちだ。自重の50倍ほどモノを運ぶ力持ちだという。60キロの人間なら3トンにも及ぶ。重量挙げの世界記録は300キロに満たないらしいから、その怪力ぶりがものすごい。

 

1664

 

リオのオリンピック。メダルラッシュの快進撃で、日本中が熱く盛り上がっている。
今から80年前(1936年)の今日、ベルリン五輪の水泳女子2百メートル平泳ぎで、
前畑秀子選手が、日本人女性として初めての金メダルにかがやいた。

その際、ラジオから流れたアナウンサーの名放送は、今も語り継がれる。
河西三省さんによる<前畑がんばれ!!>である。

その数は、“がんばれ”が36回。“前畑勝った、勝った”は15回に及んだ。

NHKの先輩アナウンサーから「勝った、勝った、そればかりでタイムを伝えることさえ忘れた」と苦言を呈されたこともあった。

実況中の河西さんは、興奮のあまり机の上に立ち、ストップウオッチを踏みつぶしていたため、伝えることができなかった。

1929年の早慶戦を実況した松内則三さんの名放送も有名だ。

神宮球場 どんよりした空/白雲、低く垂れた空夕闇迫る神宮球場 カラスが二羽、三羽、四羽戦雲 いよいよ急を告げております>。

80年前のベルリン五輪は日没前の美しい夕映えであったのか。
戦雲は急を告げ、日中戦争がはじまる。4年後に予定の東京五輪は幻で終わった。
そして、血なまぐさい闇が時代を覆っていくことになる。